ラウドネス値(ラウドネス・レベル)は、メーターのような機械が判断する音量ではなく、人間の耳にどれくらいの大きさで聴こえるのかを表す指標です。元々は、放送局の音の大きさや番組/CMの音量差をそろえるための目安として使われはじめましたが、音楽業界でもストリーミング・サービスの台頭以降、注目されるようになりました。それは、多くのサービスでラウドネス値を基準とする音量調整がなされ、あらゆる曲が同程度の音量感で聴こえるようになっているから。マスタリングに深く関係することなので、その重要性をエンジニアのChester Beatty氏に教えていただきます。 解説:Chester Beatty 【Profil…