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HTML

(ウェブ)
えいちてぃーえむえる

ウェブ上の文章を記述するためのマークアップ言語。HyperText Markup Language(ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)の頭文字をとった略称。

概要

ウェブページを構成する言語であり、W3Cによって標準化されている。
W3Cは、XMLベースの規格であるXHTMLの勧告も行っている。また、HTML5と呼ばれる規格が2014年内の勧告を目指して現在策定中である。

W3Cによる定義

原文

To publish information for global distribution, one needs a universally understood language, a kind of publishing mother tongue that all computers may potentially understand. The publishing language used by the World Wide Web is HTML (from HyperText Markup Language).

日本語訳

地球規模での配信を目的に情報を公開するためには、全てのコンピュータが潜在的に理解可能であるような出版用母語の一種である、世界中で理解される言語が必要となる。World Wide Webで使われる出版言語は、HTML (HyperText Markup Languageの略)である。

歴史

  • 1991年、Tim Berners-LeeがWWWを開発した際に、最初のHTMLが誕生した。
  • 1994年10月、現在HTMLの標準化を主導しているW3C、The World Wide Web Consortiumが誕生。
  • 1995年11月、それまで使われていたHTMLの要素を集め、IETF HTML Working GroupによりHTML 2.0(RFC 1866)が公表。後に-フォーム、表、イメージマップなどの要素が登場。
  • 1997年1月、HTML 2.0との後方互換性を維持しつつ、破棄されたHTML 3.0やHTML+を参考に、HTML 3.2が勧告。W3C初のHTML勧告となった。この時点で、アクセシビリティや国際化、スタイルシートによるデザインを考えた次のバージョンのHTMLがすでに予告されている。これと時を同じくして、HTML2.0をベースにした、HTML 2.x(RFC 2070,HTML i18nとも呼ばれる)が発行。日本語が扱える最初のHTMLであった。この規格はRFC2854によって破棄されている。
  • 1997年12月、HTML 3.2で予告されていたことを含め、W3CがHTML 4.0を勧告。後の1998年4月に改訂版が出ている。
  • 1999年12月、HTML4.0に修正を加えたHTML 4.01が勧告。
  • 2007年3月、HTML Working Groupが再発足。W3CによるHTML5の着手がなされる。
  • 2014年第4四半期、HTML5仕様が勧告予定。

ISO-HTML

HTML 4.0 Strictのサブセットとして、通称ISO-HTMLがISO/IEC 15445:2000として規格化されている。JISからはJIS X 4156:2000 ハイパテキストマーク付け言語(HTML)が発行されており、ISO-HTMLと等価である。

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