この前同僚とプロジェクトって言葉があまり好きじゃないね、みたいな会話をしており、自分的になぜそう思うのか考えてみる。 コンテキストとしては、主に事業会社におけるソフトウェア開発を前提にする。 一般的に事業会社では、ユーザーに価値を届け続けるために、日々多くの機能開発や改善を行っている。その中で、特定の目的を達成するためにチームが組成されることは珍しくない。 しかし、その集まりを安易に「プロジェクト」と呼ぶことには、いくつかの構造的な課題が潜んでいると考えている。 「プロジェクト」という言葉が内包する課題 そもそも「プロジェクト」とは何を指すのであろうか。プロジェクトマネジメントの知識体系である…