『週刊朝日』という雑誌に「私の裏切り裏切られ史」という連載があった。80年代に書籍化されたエッセイで、著者は花登筺(はなと・こばこ)という喜劇の脚本家だった。 作家生活における色んな人間関係を描きつつ、ドロドロした内幕をサラサラと軽い筆致で明るく楽しく描写しているところが何とも面白く、毎週読みつつ本になったときには速攻で買った。 今回見たこの映画「ハウス・オブ・グッチ」(House of GUCCI)まあ何というかここまで名門ブランドの黒歴史を暴いちゃっていいのというぐらいグリグリとエグいところが描かれており。 昨今の映画にしては長尺の作品で、実をいうと頭の30分ぐらいが退屈でついウトウトして…