仕事と生活に必要なIDとパスワードの数は自分の場合、40くらいになつている。 当然ながら、パスワードの使いまわしするなとか、パスワード強化や更新などはおろそかになりがちだ。 情報機器は複数あるし、その機器の切り替えもある。 何が起きるかというと特定の業者への過度な依存だ。ブラウザーにIDとパスワード管理をゆだねたり、シェアードサービスでクラウドに重要情報を保管したり、個人的な情報をそこにだけ保存しておくなんてことが常態化する。 困ったことに、そうしたサービスの便利さは人間側の油断や関心不足を招く。挙句の果ては、何をゆだねたか、ゆだねた内容をすっかり忘れてしまうことになるのだ。 それを「手元性」…