北海道に3軒、青森2軒、岩手7軒、宮城7軒、福島1軒。 そしてどうしてか埼玉と広島に1軒ずつ。 「どうしても川越に半田屋がほしい!」と思って我慢ができなかった、高い志を持った人がいたのだろう。 そうでなかったとしてもそういう物語にしておいてほしい。 どうせ真実がわからないのなら、物語はおもしろくて、美しいほうがいい。 店内のどこにも「豚汁うどん」の文字はないのに、頼んでみると当たり前のように出てくるから笑ってしまう。 他のお客さんたちも皆、セルフ方式の最後の締めに豚汁をオーダーしている。 めし(小)、豚汁、梅干しだけで済ませていた作業着の紳士が実に格好よかった。 粋とはこういうことなのかと思っ…