Leonard Cohen

www.youtube.com The Letters 君は受け取ることを嫌ったね 僕の送った手紙を でも今は大体わかったよね 僕の送った手紙の意味が君は再び読み返した 焼くことはなく 君は唇を押し当てる 不安に思う箇所にいずれ洪水が起き 跡には何も残らない 訪ねて来てほかった 住所は教えたよね物語はとても長く 筋書きは熾烈を極め 膨大な年月を要するだろう この難局を乗り越えるには傷ついた姿が現れる 失われた物とその全容が それは純真な優しさと 深い孤独いずれ洪水が起き 跡には何も残らない 訪ねて来てほしかった 住所は教えたよね 君は僕の部屋に入ってくる 僕の机で立ち止まり 手紙を書き始める …

www.youtube.com Lullaby ゆっくりお休み 明日はまだ来ないよ 木々に吹き付ける風は 木々とは異なる言葉で 話しかけているのさ心が傷ついてるとしても 不思議じゃないよ 眠れないなら 子守唄を歌ってあげようネズミはパンの中を食べ ネコはパンの耳を食べる そして二人は恋に落ちた 言葉が違ってもわかり合えるのさ心が傷ついてるとしても 不思議じゃないよ 眠れないなら 子守唄を歌ってあげようゆっくりお休み 朝は必ずやってくる 風と木々は 異なる言葉で 語り合っているのさ 心が傷ついてるとしても 不思議じゃないよ 眠れないなら 子守唄を歌ってあげよう Lullaby Sleep bab…

www.youtube.com I Left A Woman Waiting 僕は恋人を待たせていた そのあと会って言われたんだ あなたの目は死んでるわって どうかしたの 何かあったの 何があったの 何かあったのね正直に言ってくれたから 僕も精一杯正直に答えた 僕の目がどうであれ 君の美しさに変わりはないよ 君の美しさは変わりがないよ 君が美しく見えるってことは 僕の目だって死んでいないさそばにあるベッドに行き 二人で身を投げ出した 衝動的に素早くことを済ませ その後はまさに死んだみたいさ 流れる水のように妨げられず 流れる水のように妨げられず 君と僕のように誰にも邪魔されず 流れに身を委ねよ…

www.youtube.com Because Of いくつかの曲で 女の極意について語ったおかげで 女たちは年老いた俺に 非常に親切にしてくれる忙しい日常生活の中に 秘密の空間を作ってくれて 俺をそこに連れて行き 女たちは服を脱ぎ捨てる 思い思いの方法で そしてこう言うのさこっちを見てレナード 最後に一度だけ私を見て それからベッドのなだれ込んで 俺に覆い被さるのさ 俺は体を揺すって喜ぶ赤ん坊のようさこっちを見てレナード 最後に一度だけ私を見て こっちを見てレナード 最後に一度だけ私を見て Because Of Because of a few songs Wherein I spoke o…

www.youtube.com Memories フランキー・レインが異教徒の女の唄を歌っていた 僕は鉄十字勲章をスーツの襟に付け 一番背の高い、見事なブロンドの女に歩み寄った ねぇ、君は僕の正体を知らないけど直にわかるさ だから、見せてくれないか 見せてくれないか 見せてくれないか 君の一糸纏わぬ姿を踊りながら連れて行ってホールの人目に付かない所まで チャンスはあるわ、大抵の事はしてあげる 私とやりたいのね、声を聞けばわかる 触りたいところがたくさんあるでしょ、どこを触ってもいい でも、と彼女は言う 見せる事は出来ないの 見せる事は出来ないの 見せる事は出来ないの 私の一糸纏わぬ姿を僕たちは…

www.youtube.com True Love Leaves No Traces 深々と生い茂る緑の丘に 霧が跡を残さないように 僕も君の体に跡を残さない これからも決して 暗がりから窓を通って 子供たちは出入りする 的を持たない矢のように自由で 雪で出来た足枷のように束縛もなく本物の愛は痕跡を残さない 君と僕とが 一つになりさえすれば 愛は僕らの抱擁の内に その姿を消してしまう 太陽の光で 星たちが姿を消すように落ち葉がほんの一瞬 空中で止まるように 君は頭を僕の胸にもたれ 僕の手は君の髪に触れる月や星がなくても 夜が続くように 片われに先立たれても 僕らの愛は続く本物の愛は痕跡を残さな…

www.youtube.com Paper Thin Hotel このホテルの壁は紙みたいに薄いから ゆうべ君がしてる声が聞こえたよ 口と口、脚と脚が絡み合う音も 挿入した時の結合する音まで僕は立って壁に耳を押し付けていた でも嫉妬心なんて全然なかった それどころか心が軽くなった気分さ 僕が聞いていたのは君への愛情が冷める瞬間君がドアの前でキスするのを聞いていた こんなにハッキリ音が聞こえるなんて 君は小走りで浴室に行き歌い始めたよね 僕も良い気分でそれ以外の感情はこれっぽちもなかった僕は立って壁に耳を押し付けていた僕は待ち遠しいよ君と顔を合わせて話すのが 君がここに来て壁の薄さに気づくのがさ…