【オッサン】・・・和尚さんのこと。南東北一部地域の方言。 *** 4年ぶりに顧問弁護士の事務所へ挨拶にでかけたら、当然のように忘れられていた。大先生がメモをとるのに万年筆をつかっていて、4年まえはスルーしていたが、よく見るとペリカンのスーベレーンM800。名品である。 若先生に仕事のほとんどをゆずり、自身は一線から退かれているものの、万年筆にはつかいこまれた風格がただよっていた。曰く「僕はボールペンはつかわんのです」。絵筆まがいのわたしの万年筆とはエライ違いである。 とはいえ、ここでの仕事に万年筆はつかえそうにない。かえって本部時代のほうが出番があったろうに、そのときは万年筆もマーティンも認め…