糸井重里プロデュースのゲームシリーズ、MOTHERでの魔法に値する概念。本シリーズの重要な要素の一つであり、世界観を成す上で非常に重要な役割を担っている。
東京大学工学部システム創成学科知能社会システムコースの略称。
理系の経営学
元々は東京大学の造船系の学部が再編して、システム創成学科が作られている。 教授も幅広い専門の人が多く、造船、マネジメント、会計、ウェブなど多岐にわたる。
今回は、「ブルーナーの ” 螺旋型カリキュラム(Spiral Curriculum)” を登る ~ 普通に考える教育・学習論 ~」 というテーマで考えてみます。 螺旋型カリキュラム(Spiral Curriculum) ブルーナーは心理学者であり、「認知心理学」を拡め、現在の主流とした(?)研究者ですが、これまでに何度か記しているように「教育」についても多くの理論等を残しています。 最近の世の流れの中では、「発見学習(discovery learning)」が最も有名だと思いますが、そのほかにも「概念学習(Concept Learning)」等、様々な「教育」についての考えを唱えていました。 …
今回は、”「差別化指導(Differentiated Instruction)」と「個別化教授システム(Personalized System of Instruction, PSI)」 ” について考えてみます。 「差別化指導(Differentiated Instruction)」と「個別化教授システム(Personalized System of Instruction, PSI)」 教授システムの中では比較的新しいインストラクションのモデル(といっても30年も前の考えですが)に、「差別化指導(Differentiated Instruction)」というモノがあります。 以前記した、「…
「意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論:ジュリオ・トノーニ , マルチェッロ・マッスィミーニ」をかなり前に読みました。 まだまだ研究の初期段階のようにも感じますが、今後の世界ではこのような理論や考え方が多く出てくるようにも思います。 そこで、今回は ”「統合情報理論(IIT)」と「教育・学習」” について考えてみます。 テレビやYouTube等によく出ている「脳科学者」たちの言動を鑑みると、全くあてにならないような気もしてきますが、少なくともこの本を読む限りはある程度の認知は必要ではないか、と思います。 統合情報理論 ジュリオ・トノーニが提唱した 「統合情報理論(Integrat…
前回の続き。 そして最後の項目、処理速度(PSI)。「視覚情報を一時的に記憶にとどめ、素早く処理する力」です。
通常、LDというと「Learning Disabilities(学習障害)」を意味しますが、それとは少し違った捉え方、対象者について「Learning Difference(ラーニング・ディファレンス)」という考えがあるようなので、このことについて少し考えてみます。 (ラーニング・ディファレンス) ・マジョリティ(多数派)と学び方が異なること ・学習差 ・学習スタイルや処理速度、注意力、記憶など、一般的な学習過程とは異なる方法で情報を処理する能力 ラーニング・ディファレンス 誰がこのトレンドを作ったのかは知りませんが、、、 ”当たり前” ですよね? 恐らく、「学校教育」にうまくなじめない人や、…
”「望ましい困難(desirable difficulties)」への少しの疑問 ” というテーマで考えてみます。 「望ましい困難(desirable difficulties)」は心理学者である Robert A. Bjork などが提唱したもので、 ・「脳に適度な負荷をかけて学ぶことにより、長期的には学習効果が高まる」現象のこと。 ・チャレンジングな課題や問題解決など、思考を刺激し、知識やスキルをより深く理解するためには、一定の困難さが必要であるという考え方。 です。 このことは、教育・学習の世界では、ほぼ ” 神話 ” のように扱われています。 しかし、最近の「課題中心型のインストラクシ…
今回は、学習の ”伸び悩み” と、その原因の1つで、大きな要因である「経験の罠」を考えてみます。 通常、「真正な学習」を行えば、各人のスピードに差はあっても、確実に「知識・スキル」は習得できます。 しかし、多くの学習者は、学習しても成績が伸びない、習得できない、、などという ”伸び悩み状態” を経験します。 経験の罠と伸び悩み (伸び悩み) 思うように向上・成長せずにいるさま、一定程度で停滞しているさま、などを意味する表現。 学習者が ”伸び悩み” に陥る原因は多くありますが、少し挙げてみると、 (1)目標設定の誤り あまりにも高すぎる目標や、逆に低すぎる目標を設定すると、適切なモチベーション…
今日は、PIES と PSI について記します。 PIES =「個人に合わせた統合型教育システム」 PSI =「個別化教授システム」 PSI はもう半世紀以上前にフレッド・ケラーが考えたことで、書籍にもなっています(「教育者の成長」)し、知っている人も結構いるのではないでしょうか? 一方の PIES は、テクノロジーがある程度進歩してきて、目的が安易に達成できるようになった現在の理論なので、少し馴染みがないかもしれません。 ただ、この二つの考えの共通点は「Personalized」という点です。 何度も言いますが、やはり「個人」を「対象」にしない「工業時代の教育や学習」は脱却する必要があります…
Prospective COVID-19の予後と臨床予測ルール @救急外来 qSOFA SIRS PSI CURB-65 894名の救急外来を受診したCOVID-19患者の予後を、上記の臨床予測ルールごとにROC曲線下面積(AUC)にて評価した後ろ向き観察研究。COVID-19患者の14日後の死亡率予測では、qSOFA,CURB-65,PSI,SIRSスコアのAURはそれぞれ0.799(95%信頼区間[CI 0.771-0.825])、0.829(95% CI [0.803-0.853])、0.830(95% CI [0.804-0.854])、0.759(95% CI [0.730-0.78…
第三回は、これです! hack③:カーネギー単位を捨てる カーネギーって? アメリカの、、、あの下らないベストセラー『人を動かす』で有名なデール・カーネギー? 人は動かない! もしくは、「鉄鋼王」のアンドリュー・カーネギー? 大富豪! まぁ、どっちかというと後者の関連ですね? カーネギー単位(セメスター単位)とは、 >20世紀初頭にカーネギー教育財団が高校教育の学習量を時間で測定する 仕組であり、学校教育 → 企業内教育 へと引き継がれている。 「学習量」の時間というのは、それほど間違ってはいないでしょう? 自分で能動的に学習することが知識やスキルを習得する方法ですから、、、 しかし、問題は、…