荻野目洋子SA-CD化作品、もう一丁。音質に関する感想の全ては前アーティクルに譲ります。1986年と1987年は、自分が小学生から中学生に上がる時期に重なっていて、それまでアイドル作品を好んでいた時分から、バンドサウンドへと好みが変わっていったのであります。従ってこの作品は前作ほどには聴き込んでいなかったのですが、いやはや、なかなかどうして。こちらも相当によろしいではないですか。ライナーを読むと、今作は収録曲のそのほとんどが筒美京平のペンによるもの。この当時にはそのようなことはつゆ知らず。今改めてそれを踏まえて聴いてみると、実に聴きごたえのある1枚。前作がダンスオリエンテッドなポップに傾いてい…