T・コラゲッサン・ボイル(T. Coraghessan Boyle) 1948- 作家
1948年 アメリカ ニューヨーク州生まれ (男) 不良少年だった十代のおわりに小説を読み始め、大学の専攻を音楽から文学に転向する。 明快なテーマに独特な観点で迫る、風刺精神あふれる抱腹絶倒ばなしの虜になった ファンは多い。
★★★☆☆ あらすじ コーンフレークを考案したケロッグ博士が運営する健康療養施設で巻き起こる騒動。 www.youtube.com 原題は「The Road to Wellville」。 ケロッグ コーンフロスティ 210g ×6袋 ケロッグ Amazon 感想 コーンフレークを発明したケロッグ博士が開く健康療養所を舞台にした映画だ。それなりのストーリーはあるが、それよりもこの施設で行われている奇妙な取り組みやそこに集う人たちの生態を観察するのがメインの物語と言えるだろう。面白いというよりもこんなことが行われていたのかと興味深い映画だ。 施設ではアクの強い博士の独自の理論に従い、様々な健康法が…
★★★☆☆ あらすじ コーンフレークを開発したケロッグ博士と、彼の経営するサナトリウム周辺に集まった人々の人間模様。 ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ - Wikipedia 感想 何かの本で、ケロッグ博士は性欲を減退させるためにコーンフレークを開発したという話を読んで、なんでそんなことをするのか興味を持ち、この本を読んでみた。勝手に伝記的なものを期待していたのだが、そうではなくケロッグ博士が運営する健康道場、サナトリウムを中心に巻き起こる事件を描く物語だった。個人的にはケロッグ博士はコーンフレークを開発したという人という認識しかなかったが、アメリカではセレブが集うサナトリウムを主宰する健康の権威…
十章は、一ヶ月の入院生活です。日本も滝山病院とかいろいろありますが、別にこの小説は中国の精神医療を糾弾する意図があるわけでもないので、その辺はありません。むかし、北京の銭湯を描いた映画「こころの湯」を見た時ですかね、中国の精神医療もいろいろありそうと思いました。 この小説について言うと、この章は北京五輪の期間ですので、一切北京五輪が描かれないな、と、ずいぶん後になってから、気づきます。主人公はその時入院中で、その後の生活でも、北京五輪とあまり関わらなかった。井上尚弥を破ったウズベキスタンの選手が中国のわりと年くった選手に敗れたこととか、内村航平のライバルの武漢の選手が好きなテレビ番組《奥特曼》…
👇のリストがベース 1~1001番までは2007年版の年代順。 1002番以降は2007年以降に追加された書籍順。 英語表記は翻訳されていない本。(見落としあったらコメントください。。。) 1000~1100/1300くらいは翻訳されてそう。 訳が古かったり、世界文学全集の中だけ収録されているものだったり、割と希少本も少なくないので、図書館など活用して消化していきたい… 1. Aesop's Fables (Aesop) 1 イソップ寓話集 アイソーポス 2. Ovid's Metamorphoses 2 変身物語 オウィディウス 3. Chaireas and Kallirhoe 3 カイレ…
現代の侍になるんだ――― 武士道精神に生きる混血児ヒロの 父親を求める無垢な心情と行動と破滅! 東西文化の融和は果たして可能か? 軽いタッチで永遠のテーマに挑む異才の最新長編 出生ゆえに、いわれのない迫害を受けたヒロの心を捉えたのは、三島由紀夫の「葉隠入門」で知った武士道精神だった。父親の国アメリカに理想郷を夢見たヒロは、コックとして乗船した「十勝丸」から海へ身をおどらせる。だが不法入国者として追われる身に……愛を求める無垢な少年を救えなかった東西文化の越えがたい壁を鋭く突く。 スティーヴン・キングサン『書くことについて』に出て来た本。読んでみようと思い、近隣図書館に蔵書がないので、アマゾンで…