『あかちゃん』 五味太郎 (絵本館) 1980 昔を懐かしむ表現、「~したものだ」が繰り返されます。 あまり子供が日常で使う表現ではありませんが、中級の文法テキストなどには登場しますし、日本で生活していくためには当然理解しておく必要がある中級レベルの文法です。 本書では、主人公の「ぼく」が、赤ん坊だった頃を回顧し、「よく泣いたものだ」「よく寝たものだ」「よく……」と続くので、この本を読んだ子供たちは、自分の赤ん坊の頃にも思いを馳せるでしょう。 ★出てくる主な文法 「~たものだ」(感慨・回想)