【要約】 ウェクスラーは知能を、目的的に行動し、合理的に思考し、環境に効果的に対処する全体的能力と捉えた。ウェクスラー式知能検査には、幼児用WPPSI-III、児童用WISC-V、青年・成人用WAIS-IVがあり、適用年齢や指標構成は検査系列と版によって異なる。WISC-Vでは、言語理解、視空間、流動性推理、ワーキングメモリー、処理速度を主要指標とする。得点は同年齢集団との比較による偏差IQであり、異なる年齢や検査版の数値は単純比較できない。 CHC理論は、CattellとHornのGf–Gc理論とCarrollの三層理論を統合した階層的な認知能力モデルである。流動性推理は新しい関係や規則を発…