10月以降の原油の増産目標について、石油輸出国機構とその他の産油国の「OPECプラス」の会合が5日に開かれました。エネルギーの問題が非常にセンシティブになる中で、かなり重要な物となってきました。 これまでの増産規模について これまでOPECプラスは段階的に増産を行ってきていました。7,8月の増産幅は日量64.8万バレルでした。石油価格は基本的には需給バランスで決まっているため、供給量つまり産油国の増産が多くなれば価格が下がることになります。 アメリカのインフレの原因の一つである資源価格高騰を抑えるため、バイデン大統領が7月にサウジアラビアに訪問し、増産を呼びかけました。この直後、8月に開催され…