ホラー一気読み&鑑賞したのでアウトプットしたい
お友達から教えてもらった「ぼぎわんが、来る」というホラー小説を読みました。というか、このあと「ずうのめ人形」「などらきの首」「ししりばの家」一気に読んだんです、一気に読むくらい面白くてですね…面白かった…
ホラー小説読むの久しぶりで、ホラー小説って当たり外れあるじゃないですか。ホラーじゃねぇよこれファンタジーだよ!!みたいなの。赤川次郎作品に多い(偏見)
だけど安心してください、ラスト全作もれなく胸糞悪いよ(ほめてる)ぼぎわんはラストそんなに悪くもないけど、作品ごとに胸糞の悪さも倍プッシュで上がっていきます。ししりばの家とかホント最悪だった(最高でした)
残穢好きな人は絶対楽しめると思うんですよね…
読み終わってから知ったけど映画「来る」の原作だったんですね。
まだ映画は見てない(サブスク配信されていない)のですが、配信されたらすぐに見たい。松たか子と小松菜奈演じる比嘉姉妹っていうのが出てくるシリーズなんですが、この比嘉姉妹さして強くない。一応国内最高峰の霊媒師なんですよ
もう悪霊が強い強い
何度「寺生まれのTさん!!早く来てくれ!」って思ったことか…
「ぼぎわんが、来る」
ちょっと最初に読んだので記憶がおぼろげになっちゃって、もう一回読み直そうと思うのですが、なんとこれデビュー作なんですよ。デビュー作…教えてくれた友人は「今まで何やってたの!?って言いたい」と憤ってました。デビュー作とは思えない構成力。
ホラーだけじゃなくて、夫婦間の問題とか、ジェンダー的な問題とかも織り込まれてるんですよ…そしてそれが呪いになるの…すごくね?
めちゃくちゃ家庭と子育てを大切にしてる旦那さん()が家族を守る話なんですが、もうね~~~~子持ちみんな読も!!!って思えるくらい、いいです。あ、でも心が元気な時に読んでね、真似しちゃうといけないから…あと子どもがちょっとひどい目にあう(子どもと犬と猫と小動物がひどい目にあうの読みたくない)
先日話題になったポテサラ爺*1もぼぎわんが来ると思うよ…
ずうのめ人形
だいひょはこれが一番好きってくらい血生臭い作品ですね。為す術もない怪異と人間の恐ろしさ、あとミスリードがすごい。ラストのまじか、え、まじか~~!!っていう読み返しがとても楽しい作品です。2回は読みたい。人がとにかくたくさん犠牲になる。救いなどない。
などらきのの首
これは比嘉姉妹を取り巻く人達の短編集なので、最後に読んでもいいかも。登場人物が気に入った、または頭に入ったら読むといいくらいの感覚です。
そんなことより早くししりばの家を読んでほしい
ししりばの家
これと同時進行でNetflixオリジナルドラマ「呪怨-呪いの家-」(全6回)を見てたんですよ。家族に「どんだけ呪い好きなの…」って引かれるくらい。ちがう、たまたまだ。
『呪怨:呪いの家』恐怖クリップ解禁! “呪いの家”は存在する。あなたのすぐ、そばに…
脱線しますが荒川良々はひどい目に遭いません。実質寺生まれのTさん。その他の登場人物はそれはもうエグいめに遭います。
この呪怨、80年代~90年代にあった凄惨事件の蠱毒みたいな構成で、伽椰子も俊夫もほとんど活躍しない、ただひたすら胸糞悪い事件が呪いの家きっかけで起こるっていうなかなかおもしろい構成でした。これはこれでオススメ。
で、ししりばの家ですが
気持ち悪ぅい!のオンパレード、描写もそうですが登場人物を「なんか不快」って感じさせる描写は本当にすごい。あと3箇所ほどタイポグラフィクション(字数を調整して絵みたいに見せる技法)が用いられているのですが、それが構成を邪魔していないのもお見事…そして比嘉姉がまたそんなに強くないんだよ…ちょいちょい絶望させる
まぁ、呪怨に比べると祓ったり封印したりの解決方法があるだけマシですよね、呪怨は在るだけでどうしようもないものですから…絶望しかない。
とりあえず砂がこわいよ。砂が積もっている感じをなんであんなに想像できちゃうんだろう…こわ
ネタバレあり「アルキメデスの大戦」は最高の目の保養だったよねって話
298円と198円のししゃもなら198円でよくない?事務員ですこんにちは。
最近肉よりも魚食べたくなってきてですね、学生の時は両親が同じこと言っているのを信じられない気持ちで聞いていましたが来たか…老いだ…
【予告編#1】アルキメデスの大戦 (2019) - 菅田将暉,柄本佑,浜辺美波
さて夏にアルキメデスの大戦、ドラゴンクエストユアストーリーと立て続けに見ていまして「夏の山崎貴まつり」状態でした(まさかドラクエがあんなに炎上するとは思わなかったけれど)
最高のバディものそれがアルキメデスの大戦
柄本さんですよ、柄本さんはね、お父様の明さんも佑さんも時生さんも本当に最高の俳優さんでね(親戚のおばちゃん感)もうね~~~~~~~佑さんの役がね~~~~~
最of高、最初菅田さん演じる櫂大佐をバチバチに敵視してるのに、その能力に感銘を受けて最高のバディに育っていくその様「このバディは俺が育てた」という気持ちになる、なるのよ。
すべての演者さんの顔がいい
菅田将暉さん&柄本佑さんはいわずもがな、山本五十六役は舘ひろしさんだし、よくてもわるくても邦画には絶対いる國村準さんはやっぱりいるし、いい人でも悪い人でも大好き橋爪功さん、にこにこする役どころは一番だよねの小日向文世さん、最初は協力しないのに最後はごっつ協力してくれる笑福亭鶴瓶さん最高すぎるし、事務員のドストライクばかりを揃えたじぃじラインナップ!!!最強の布陣!!
悪役は田中泯(さいこう)
いや、裏のっていうか。黒幕っていうかさ…悪魔だよね。ストーリー的に戦艦大和を作らせないために櫂大佐は頑張ったのに、そしてちゃんと劇中で戦艦大和をつくるのを阻止するのに、冒頭で大和は史実通り戦争に行ってるのよね…
櫂大佐の計算式を用いて敵の数字の穴を論破する2分ぶっ通しの演技はパンフレットでも皆が絶賛し、発生可能上映だったら間違いなく拍手喝采していたほどの小気味よさ
これで戦艦大和は作られない!やったね櫂くん!
それなのに
ラスト15分で田中泯暗躍す
櫂少佐を呼び出し、なぜ戦艦大和が必要なのかをまことしやかにささやく。なんてプレゼンテーションのうまいおじいちゃんだ!くやしい、かっこいい!!
(完全に余談ですが田中泯が櫂大佐を呼び出す場所がカメラを止めるなの撮影地だったね…)
そして作られる戦艦大和…まって田中少尉どこいったの!?
最後ね、戦艦大和は作られてしまって、山本五十六が乗って出航していくのを櫂大佐は涙を流しながらそれを見送るわけですが田中少尉がいないんですよぉ!?
まさか五十六に、五十六について行ってしまったの!!!???死なないで田中少尉!あんたが今ここで倒れたら、櫂大佐の孤独はどうなっちゃうの?!(以下略)
次回「田中少尉、死す」デュエルスタンバイ!
…いやまじで、田中少尉どこいったん…
【ネタバレある】アナと雪の女王2最高だったから
アナと雪の女王2のステマ騒動あったじゃないですか、あれで俄然見る気になりまして、さっそく行ってきたわけですよ(動機が不純なところからしか生まれない)
アナ雪1は全然刺さらない一人っ子なので、お姉ちゃんの葛藤も、妹のわがままもすべてが許せないまま娘が「れりごー」って歌うのを冷めた気持ちで見ていたのですが、そんな娘も高学年になり、まー最近私を見る目が冷ややかなこと!!
今回も「アナ雪2行こうと思うんだけど、娘ちゃん一緒にDO?」って聞いたらため息つきながら「行ってもいいけど…」ですよ!うぅん!素直じゃないかわいいやつめ!!
そんなウザさ比アナ400%くらいの気持ちで親子鑑賞してきました。
ミュージカル具合150%増(個人の感想です)
すごいね!すごいミュージカルしてるね!先日ラ・ラ・ランドみたからわかる!大丈夫!このノリついていける!!
ついていけないときは「なぜ同じ時系列で別の場所にいる別の人間が続きの歌を歌うことができるのか…?」とかいらん事考えだす
オラフが始終かわいいのにイケボ*1
今回のメインはオラフでしたね、王国から避難してエルサが一人でいこうとしているところの「お菓子とってくるね~」でやられました。かわいい!!かわいいがすぎる!
しかしクリストフの真似するときはクソイケボ!
霧の森でのミュージカルもクソイケボ!
クリストフは女王(Queen)だった…?
あそこ、皆さんどんな顔してみてました?ポカーンですよ、一体何が始まったのかなぜクリストフのMV(ミュージックビデオ)が始まるのか、我々は何を見せられているのか…
だってお前しょーもないプロポーズの準備に没頭してて置いてかれてるのに、すごくつらいみたいな…え?すごいヒロインじゃない??超恋愛脳じゃない??
BOHEMIAN RHAPSODY Queen - LEGENDADO - PORTUGUÊS - INGLÊS
そしてこの配置である。何を言っているかわからない人はぜひ見てほしい、ほんと見て、クリストフ見るだけでも価値あると思うの
ストーリーは1よりもいいよね
ひとりっ子には訳の分からない姉妹の葛藤だった1に比べて、2は姉妹愛もさることながら王国の歴史とか運命とかストーリーが美しく折り重なっていてすごくよかった。
歌声の主も「ああーあなたかー!!!そうかー!!!」ってなるし
ただ、アナとオラフがいた悲しみの場所とエルサがいた場所があまりに離れすぎているはずなのにすごく近いような描写だったのは気になったなぁ
スーパーエルサの移動の早さも驚きだったので、愛は時空を超えるんだな。
エルサは寒さに強い
雪の女王だからね…でも裸足で冬の海の砂利は超つめたいし痛いよ…?ずっと裸足…寒そう…と南国生まれ南国育ち、日焼けじゃないよ地グロだよの事務員はエルサの素足が心配で心配で仕方がありませんでした
娘も(しもやけになりそう)と心配していたそうです。うーん南国親子。
ノーカットのやつが見たい
予告も見らずに映画館に行って、終わってから予告(一番上に貼ってる米国の予告)見たらご両親の出会いのシーンが日本版カットされてんじゃん!?なんかあそこ唐突だなって思ったんだよー!!
昔ライオンキングのビデオ(ビデオ)をアメリカで見たときに「こんなシーンなかったぞ!?」って知ったあの時と同じ気持ち!ノーカットで輸入してよぉ!!
オラフの天使度★★★★★★★(天井知らず)
クリストフのMV★★★(人を選ぶかもしれないけど笑えます)
ストーリー★★★★(1が納得いかなくてもこれにはにっこり)
あとサラマンダーちゃん(トカゲ)が超絶かわいかったのに商売っ気のないTOHOシネマズ売店は一個もグッズおいてなかった!けしからん!!!
*1:イケてるボイスの意味
ネタバレあり「ラ・ラ・ランド」ってハッピーな映画じゃなかったのぉ!?
珍しく洋画を見ました。邦キチ!映子さんじゃないですが、本当に海外の方の顔とお名前が全然わからなくて、下手したら出演している方の区別すらつかない始末
そして「なんかミュージカル」という情報だけでラ・ラ・ランド見ました。実は1回かなり前にNetflixで見始めたのですが唐突なミュージカルと画面の多幸感にそっとスマホを消したのです
しかし、ラ・ラ・ランドはハッピーな映画ではないと聞きつけ再びアプリを開きました。そう!事務員は!2時間もかけて人の幸せなんぞ見たくない。映画に求めるところがゲスOFゲス
というわけで人の別れを見に来ました(ゲス顔)
春夏はいい、しかし秋冬おめーはダメだ
春で出会い、夏で恋は最大に盛り上がり、秋冬で別れていく流れの本作
ポスターになってたダンスシーンはよかったですね、よくわかんないけど
ケンカのシーンは途中早送り、言葉をかぶせていくやり取りほんと苦手。あとすれ違いとかなんか色々身につまされてつら…つらいわ。全然ハッピーじゃないやん、だれだラ・ラ・ランドハッピーって言ったの(自分の思い込み)
知り合いが彼女と見に行って微妙な空気になったっていうのわかる~!!カッポゥが一度は通るようなケンカとすれ違いがリアル~~~~~!!!!!えぐい!
ともにそれぞれの成功の道を歩くための別れでジ・エンド…じゃないの!?
そっかぁそういう別れもあるんだなぁとしみじみ受け入れ、さて終わりかと思ったら5年後に舞台は移り、成功した二人のそれぞれが描かれる
まって、5年後で子どもちゃんがそれくらいの大きさってことは主人公女子別れてパリ行った後すぐ結婚じゃない??はやくない!?傷心のところさらわれた感じ~!?
主人公男子は恋人いないじゃーん!!やだー!!そこはさっさと次の彼女作ってほしかったー!!!
色々な感情を抱かせながら、それぞれの生活があって、そこが、クロスする!するんかい!!!クロスするんかい!!!!遠いところで生活しとるんと違うんかい!!!!
ご都合主義がすごい!
そして!出会った二人の過去が唐突にプレイバック&あの時別れなかったパターンの物語がミュージカルに乗って進む!!!!
なんでーーーーー!?!?!?!?!?!?!?!?!
そこのIFいらんくなーーーーーーい!?!?!?!?!?!?!?!
いや、ミュージカル部分としてはとてもよかったと思うんですよ、なんか知らんけど色々オマージュあったんでしょ?詳しくないから知らんけど
横に旦那さんいるのに!女子のことを大事にしてくれている旦那がいるのに昔の男とのIFミュージカルを楽しむ主人公女子!!きちくか!
まぁ都合のいい二人のIFを見せられて現実に戻り、互いに幸せになれよ的なアイコンタクトを交わして映画は終わるわけですが
旦那さんが不憫でしかたない!!大女優の夫すごく不憫!!!かわいそう!!
全然ハッピーじゃなかったです(だから誰もハッピーとは言ってない)
ハッピーじゃない度★★★★★(お墨付き)
謎の多幸感★★(前半のみだった)
やっぱり恋愛とかロマンス映画よくわかんないのでサメ映画見てきます。サメはいいぞ
ネタばれあり「アイアムアヒーロー」…???ストーリー?なにそれおいしいの?
冷たい熱帯魚からこう、気持ちが落ち込むのでなにかハッピーな映画でも見るかと映画好きの方々にハッピーな映画を教えてもらったのですが
結局見たのがアイアムアヒーローっていうね。ハッピーを手にしろよ…
いわずと知れた超有名ゾンビ漫画アイアムアヒーローの実写版ですな、なんか評判よかった気がしたので見ました。もちろん原作も読了済み
全22巻これ自体も最終回が「え、そういう終わり??」というものだったんですが、さらにそれを2時間にまとめるのは無茶ってもんなので、一体どういう終わり方になるのかとラストが気になって視聴開始
前半すごい、一巻まるっと再現度高い
前半1時間くらいまでに1巻の初めて読んだときの「うおおやべええ」が詰まっている、描写すごい。ゾンビ(以後ZQN)の皮膚の感じとか目とかどうなるんだろうと思っていたらそう来たか~CGすごい、目が特にやばい。都市のパンデミック感とか漫画では伝わらなかった「世界の終わり」な感じ、すごくよかった。
そう、ここまではすごくよかったんだけどさ…
ここからネタ要素強くなるので色々まとめると…
- ムガ様のかっこいい散り様
- タクシー大回転(回転しすぎ、シートベルト最強説)
- ヒロミちゃん全然活躍しない
- クロスボウで撃たれてもヒロミちゃん覚醒しない(撃たれ損)
- 尺の都合か…
- ゾンビ映画のお約束アウトレット籠城(いいぞ)
- オーバーオール似合わないな吉沢悠
- イイゲス具合だぞ吉沢悠
- いいぞ吉沢悠、ゲスいぞ吉沢悠
- 吉沢悠のすばらしき散り様
- 努力は実る、高跳びを続けていれば跳べる(いや跳べないと思う)
- 高跳び選手こわい
- ヒロミちゃんは英雄を励ますだけの美女
- 何で生きてるのサンゴとアベサン(ここでいいやつ補正はいる)
- しかし無惨にやられていくサンゴとアベサン(特にサンゴえぐい)
- 藪さんのヒロイン補正がすごい(手斧なのに1人だけ噛まれない、襲われない)
- 走るデブつよい
- 高跳び選手つよいこわい
ラストの戦闘はバイオハザードとかハウスオブザデッドなどのゲームを彷彿とさせますね…ラスボス感すごかった
モツ感★★★★(かなりモツでます)
アクション★★★★(思ったよりも薬莢いっぱいある)
ストーリー性★(そんなものはない)
ストーリー?そんなものはないよ
いやまじで、マジでびっくりするくらいストーリーないの。我々は2時間ずっと、演技が上手な大泉洋と、かわいい&かっこいいWヒロインと、オーバーオールの似合わないゲスい吉沢悠と、その他すばらしき特殊メイク&動きのZQNたちのわちゃわちゃアクションを見てただけだ!!以上!!解散!!!!
ちょっとした予備知識としてマンガの1巻を読んでおくといいんじゃないかな…見終わったあとの「今自分がどういう顔しているのかわからない」感はすごい
ネタばれあり「海底47m」ネイチャーって怖い
Netflixっていいな、事務員ですこんにちは。
今日はサメ映画好きって言ってるのに海底47m見てないなんてお恥ずかしい…と思っていた海底47mをやっとこさ見ましたので感想をまとめました
思ってたサメ映画と違った
このまえにMEGザモンスターを見ていたのもありますが、「サメ映画」って言ったらあんな感じなんですよね
でかいサメどーん!!!最後爆弾ででかいサメどーーーん!!!!っていう、IQ3くらいの感じ
ナショナルジオグラフィック放送事故気分
姉の傷心旅行で姉妹で来たメキシコ(ちゃんと見てなくてしばらく百合展開だと思ってみてた、海外の人距離感チカイネ)で、明らかに違法な船会社のサメ見るツアーに行く(イッテQ展開)
↓
案の定事故る(オリを支える機械ごと海に落ち(ひどい)姉妹がオリに入ったまま海底47mへ落下)
ここからサメがわー!!っていっぱい襲ってくるのかなと思ったらそうでもない…襲ってはくるけれども常識の範囲内
やだ、今回のサメ映画のサメすごく一般常識があるわ…知能もそんなに高くないわ…え、もしかしてでかいだけでただのサメ…まさか…(そのまさかである)
常識的なサメと非常識な違法船員たち
自分たちの違法がばれるぎりぎりまで粘って海洋救命呼ばないでどうにかしようとした結果、海底まで持ってきた予備のワイヤーは細いし結局切れるし(結果47mよりも深いところに落ちる大惨事)海底まで持ってきた船員はサメに食われるし
船長の危機管理能力アウトすぎでしょ
自分のところの船員が犠牲になってやっと海洋救命呼ぶ(くるの一時間後ォ)
安心しろエアはもつ
こういう海映画って毎回「エアが!エアが!!」って息苦しい気持ちになってみるのだけれど、安心してください、なにがあってもエアは無事
しかし人間はもたない
途中ダメ船長がダメなりにちゃんとアドバイスくれるんですが(絶対こいつらトンズラすると思ったら意外にも最後までいた)
「幻覚が見えるから気をつけろ」
これが伏線でしたね~サメ映画に伏線とか求めてなかったからすっごい新鮮だった
後半で足がオリに挟まった姉が一念発起して脱出を試み、サメに襲われて瀕死の妹を助け出してなんと自力で船に戻る!襲い掛かるサメ!あきらめない姉妹!助け出す船員!やった!助かった!!これだよサメ映画に求めていたのは、最後サメ爆発させて終わるんだろ…?!やったな!!
…え?幻覚?…どこから??
まさかの幻覚エンドですよ。気が付いたらまだ海底にいるの、そうだよね47mよりも深く落とされてちょっと無茶あるなとも思ったんですけどそれはほらサメ映画だからいけるかなっていうサメ映画の盲点を突かれた展開
絶望しかない、1時間近く幻覚みてんの!暗い海底で!!一人で!!妹と船員襲われて死んでるところだけ現実!世知辛い!!
ラスト、救命隊員が姉を助け出すけれど姉はまだ幻覚を見ていて笑顔…めっちゃ笑顔…そこでエンドロールうわあああああああ現実つらぁぁぁぁぁあぁい海こわぁぁぁぁぁぁぁいサメこわくなぁぁぁぁい!!!!!
そんなサメ映画でした…サメ検索して出しちゃいけないこの映画は。サメおりこうさんじゃないか…
最近見た映画「冷たい熱帯魚」R18+にんげんってこわい
みんなのトラウマっていう話から猟奇殺人系の話になり、来年2月にミッドサマーって明るい場所でモツが出るという映画の話になり(予告編も明るい、ちょっと血がでる)
『ミッドサマー』本国ティザー予告(日本語字幕付き)|2020年2月公開
最終的におすすめされたのが「冷たい熱帯魚」
2010年の映画なのでそんなに古くもないし(とか書いてすでに10年が経とうとしていることに気が付いて呆然とする)予告編で気に入って早速Netflixで視聴開始
事務員はホラー見るけど怖がりなのと、前情報とか背景とか知っておきたいのでWikiとか原作とか見てから映画を見るのですが
結論から言うと、この元ネタになった事件のWikiのほうがずっと怖いです。
本当にWikiの文章って読みやすくてすごい
ボディーが透明になる
この映画を紹介されたときに「ボディーが透明になるんだよ」と言われて、透明標本かな?人間が透明標本になるのかな?と思ってすこし期待していたのですが
[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~
- 作者: 冨田伊織
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/15
- メディア: 単行本
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現実はもっとリアルに透明だった…透明っていうかさぁ…しかもこれ、実際の犯行の時に言われた言葉じゃないですか…こわ
Wikiは実際の事件なので当然慎重に事件は進んでいくわけですが、そこは2時間半の映画「えっもう!?もう死んじゃうの!?もう殺しちゃうの!?」という流れでバタバタと人が死んでいく、そしてボディーが透明になっていく
実際の事件では4名(本当はもっといるらしいけど)、映画の中では3名がボディーが透明になり、1名が半透明になりますね…
こういうときに原作(またはWiki)読んでてよかった~と思うんですよね、映像と倫理がどんどん離れていくので、脳みそが処理できなくなる
でんでんさんの演技がすごい
すごいです、だって、こんなおじさんいるもの。たくさんいるもの…こわぁ!!Wikiでも犯人の男性は人心掌握に長けていた的なこと書かれていましたが、大きな声での恐喝、脅迫、それでいて「自分が幸せになるんだろ?」と最終決定権を相手にゆだねるような話のしかた。そりゃ加担するわ~~~~~~こわいよ~~~人間こわい~~
ただね、全体的にうるさい。男も女もわめきながら話が進んでいくので途中ミュートにして字幕で見てたりしてました。心のバランスとらないとしんどい。
濡れ場については完全に脳内おいてけぼり。え、なんで?なんでいきなり殴るの?そしてなんでそこから「ありがとうございます」ってなるの??んでそこからきゃっきゃうふふって展開になるの???わかんない僕全然わかんない。
お店で働いていた女の子たちが無事でよかった
絶対この子たちも裏でひどい目にあわされてたり、娘さんもいじめられたりするんだろうとストレスを予測してみていたのですが、ただのアイドル的な扱いで心底ほっとしました。でもラストの娘さんの言葉は悲しかった…まぁ、くそおやじだもんな…
人間のよくない部分をごった煮にしてはいどーぞ!ってされた映画でしたが、これ実際の事件なんだもんなぁ…
グロ度★★★(血はすごいけどあんまりモツモツしてないので割と平気でした途中渡辺哲さんの生首あります)
胸糞度★★★(よくわかんなくなってきた(@@))
見終わった後の虚無感けっこうあり