げんしけん(9)



げんしけん(9) 特装版/木尾士目(Amazon)
げんしけん(9) 通常版/木尾士目(Amazon)


通販で頼んでいたので読むのが少し遅れてしまいまいしたヨ。


未収録3話と同人誌を引っさげての「げんしけん」最終巻。
最高です。
オタクなら必読と言っても過言ではないですよ。
居心地の良いげんしけんの雰囲気、荻上さんの異常なまでの可愛らしさ、漫画としての面白さ…いろいろなものが詰まっている漫画でした。


もうすでに各所でレビューされているので、ウチは書き下ろし分の簡単な感想を。


特装版同人誌


CDはまだ聴いてないのですよ。
まぁそれはいいとして、知っていたけど豪華過ぎるくらいに豪華な面子ですな!
題材が題材だけに、各作家さんが好きに描いていて「げんしけん」は実に同人誌栄えする作品なんだと実感。
げんしけんアンソロジー出して欲しいですよ、講談社さん。


それにしても笹×荻と斑目のネタが多い印象を受けるのは、キャラに思い入れがあるからでしょうか。
割合としてそんなに多くを占めるわけでもないのですが。
きづきあきら先生の斑目が異常にカッコイイのと、あとがきで木尾先生が「咲と高坂がくっついていなければ〜」的なヤツですが非常に読みたい。


第50話 スージーといっしょ


名セリフ発言しまくりで、スージーがパワーアップしてる!
オタセリフと何を考えてるのかわからない目、日本語が通じているのか通じていないのかというあたりが良キャラ。
日本に来たあとの話を、是非オフィシャルでアンソロを出して載せて欲しいものです。


この話のキモは4コマに続いていくパンツネタですね。
オチには吹きました(笑)


第51話 ボンノーはとめどなく


めずらしくクッチーが活躍している話。
後半は影が薄かったですが(笑)


9巻での斑目話その1。
斑目のヘタレっぷりと、ちょっとだけ頼りになるところが彼らしくて良いですわ。


ちょいど時期的に年末年始ですが、この話みたいに過ごせたらと思うもののここ数年は大人数で過ごしてないので、少し胸が締め付けられる思いでした。


第52話 Rain or Shine


荻上さんが投稿作品を作る話。


笹原の感想・アドバイスが書き直したネームを見るにつけ、笹原の目はすげぇと思いながらも、荻上さんの執筆速度・才能は!
なんというか、ここにきて化けたなぁ。
この二人が将来的に漫画編集者と漫画家のカップルになっていくのかと思うと変な感じです。


それにしても笹原にネームを見せて、指摘されて、キレて、ケンカして…この話の一連のやりとりは恋愛漫画的にニヤニヤせざるを得ません。
薮崎発言の通り、甘えて信頼してるのが見て取れて頬が緩むのでした。


笹原×荻上、読み足りないです。もっと読みたい。


第53話〜第55話


第53話、第54話を含めてどうみても斑目が主人公で、オタク男性読者の共感も一番あったのは間違いなくこの人でしょう。
斑目を主人公としてみると、笹原と咲が卒業する時点で完結というのは順当な気がします。
んでも、後日談的なものは読みたいのよ…