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<ちょっとご連絡>無駄話、10周年すぎてたってよ

2015-08-01

自分の目で確かめろ!「実写映画 進撃の巨人」

実写版の進撃の巨人見てきました。







・・・・面白いじゃねーか!!!!

いや、確かに原作通りじゃないし、まだ半分ということもあって判断できない部分はありますけど、これは間違いなく「進撃の巨人」でした。これだけは断言しておきたいと思います。

そもそも進撃の巨人って一体なんだろうね?諫山先生が動かすエレンやミカサがいてこその進撃の巨人という考えもありますが、巨大な壁、襲いかかる巨人たち。パニックホラーであり、巨人に対しての怒りを見せるのが進撃の巨人じゃありませんか。登場人物たちが漫画版やアニメ版とは違うけど、映画としての進撃の巨人が出来上がってたと思います。むしろ、あの短時間でよくぞ世界観の説明、キャラの説明、進撃の巨人という物語を見せたなと感心するばかりです。


ただ、どうしても原作通りじゃないとダメだ!というのであれば・・・・まぁしょうがないよなとは思います。個人的には進撃の巨人という世界を描いた映画としては良く出来てたと思います。性格が違う?だからそれがどうかしたの?・・・・と自分は思いました。

それよりも、主人公エレンを演じた三浦春馬くんの演技が特に好きでした。めっちゃエレンやってましたね。思考プロセスや恋愛要素という点では確かに違いますが(←ここがダメって人も多いみたいですが)、何だろう・・・・仕草?しゃべり方?無鉄砲な感じ?が、おぉっエレンだ!と思わせてきました。演者で言うと、ハンジ役の石原さとみさんもとても良かったです。個人的には、オリキャラのサンナギが好きでした。



あと、エロシーンがあったのがとても良かったです^^






とりあえずまぁ、ネットでの評判なんてアテにならんなあとは思いました。どこぞの批評家様が酷評したそうですが、だからといってそれが面白くないと決定づけられるものではないです。むしろ、それを取り上げて、封切り前から“面白くない”と決めつける君らの感性がよくわからん。アホ・・・・なんかな?見てないものを評価するなんてアホのすることだよ??

試写会で面白くないという評価をしてる人もいるようですけど、試写会に行く人って単純に原作やアニメが好きな人だったんじゃないですかね?原作をイメージしすぎたら確かにダメかもしれないけど、見たら面白いかもしれないじゃないですか。

あと、立川の映画館で7週目のマッドマックスより人が入ってませんというツイッターの情報がありました。その回の上映を見てきましたが、結構人が入ってましたよ(満員ほどではなかったですが)。予約状況だけ見せて差がついてるというのは愚の骨頂だと思いますし、そもそも比較するなら1週目のマッドマックスでしょ。印象操作が酷すぎると思いました。




とりあえず見てみようよ!!!

以下、ネタバレも含んだ感想。










原作の進撃でずっと思ってたのは、油があればな〜というのがあったのですが、映画版では油もあるよというのをわりと冒頭で説明してました(アルミンの家?の前で)。そういう部分で気を使ってるなあというのが冒頭から好印象。ただまぁ、全員が日本人なのに海外家屋風なのにはさすがに違和感を感じました。逆に、そこさえ割り切れれば何とかなるw

巨人はよくできてたなぁと思いました。特殊メイク部分もあるのかなという違和感は思いましたが、概ね満点です。問題はあれよ、たかみなさん。あなたこっち側(兵団)じゃなくて巨人側でしょwwwwとか思いました。

今後の話にも繋がるのかな〜と思いましたが、なんでエレンゲの中にエレンがいるってわかったのか、反乱者は誰なのか、あと何かあったっけ・・・・。ミカサが何を思ってるか〜とかも気になるかな。人類最強の男・・・・についてはまあいいや。


まぁ、色々とツッコミどころも多かったですが面白かったです。






そうそう、進撃中アニメ化おめでとう!!!!今年も来年も進撃イヤーだなぁ。

2015-07-26

非実在妖怪・とし君を捕まえろ「つまさきおとしと私・第1巻」

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最も恐ろしいのは・・・・

見つけたら捕まえよう!(単行本を)

“講談社界のマッドマックス”ことツナミノユウ先生の作品「蟬丸残日録」「つまさきおとしと私」の単行本が出ています!前者はモーニング・ツーで、後者はねとらぼ(http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1405/25/news001.html)というweb媒体で読むことができます。まぁ、どちらも初版部数がそれほど多くないようです。特に、つまさきおとしと私(通称つまわた)を探すのはなかなか大変かもしれません。そのため、見つけたら即捕獲しておいたほうがいいでしょう。

決して後悔させません。


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おっ、愚かな人類め!!!

妖怪つまさきおとし、皆さんはそんな名の妖怪をご存知でしょうか。まぁ、知らない人が大半だと思います。というかツナミノユウ先生の創作です。

この妖怪はわらじの妖怪であり、日夜人間のつまさきを切り落とすという行為を繰り返す妖怪なのです。そもそも“糸鋸”使ってる時点で昔ながらの妖怪ですらないやろ・・・・と思ったりもするわけで。某うしとらがアニメでやってますけど、糸鋸を持った靴のつまさきを切り落とす妖怪とか戦力にならないので、うしとらに絶対に出てこない妖怪だとも言えます。



ちなみに、人間がやってしまった!と思う場面でつまさきを切り落とします。いや、落とさなければいけなくなります。本当はそんなに意味もなくつまさきを切っていたのだろうと思いますが、あの恐ろしい生物によって・・・・『愚かなこと』に対して切らざるを得ない状況へと仕向けられます。




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ヒロイン(多分)

彼女は長妻咲(ながつまさき)。妖怪つまさきおとしに第1話でつまさきを切られる少女であり、それ以降、妖怪つまさきおとしをストーキングするヒロインです。

つまさきおとしは咲によって“とし君”と呼ばれることになります。それだけならまだしも、とし君がどこにいるのかをニオイで嗅ぎ分け、とし君がつまさきを切った理由を問い詰めます。場合によっては、クンカクンカしたり家に連れ帰ろうとしたりもします。とし君が間違ってつまさきを切った時などは大喜び。可愛い可愛いと言いながら、暴走モード状態になったりも・・・・。




とにかく作品の煽り文が全てを表現しています。






常識的な人外×非常識な少女




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とし君は見えない

何が一番すごいって、周囲に人がいる状態でとし君に話しかけることでしょうか。何故かわかりませんが、とし君は咲にしか見えません。しかし、咲はとし君に話しかけます。言い換えれば、独り言の激しい少女がそこにいるだけなのです。しかも、とし君の『人間の愚かポイント』をいちいち聞くわけですよ。『愚かな人』がその場にいるのに。

例えば第63話(7/26現在最新話、http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1405/25/news001.html)では、床屋で寝たフリをするお客さんのつまさきを切りました。この時点でお店にいるわけですよ。とし君は見えないからまだいい。でも、咲はお店の中に勝手に入って(←とし君を探すため)、今回の愚かポイントはここだねと言わんばかりに現状を説明する・・・・。お店からすると、何やコイツ!?なわけですよ。まだ収録されていないお話ですが、咲とは別の視点で描かれたお話があるんですよ。結構、破壊力高いです。





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何をしても無駄や・・・・

1話2ページ。たった2ページで繰り広げられる、とし君と咲の逢瀬。いや、逢瀬とか言ったらとし君に怒れれるので、実際には咲がとし君を愛でるだけの物語。物語の中では、とし君が咲の気配だけに怯えるというお話もあります。基本的にとし君はつまさきを切るだけの妖怪。咲は・・・・とし君に全てを依存したヒロイン。

咲がクレイジーすぎるんですけど、クレイジーさが成長していく様を単行本で是非確認してほしいものです。これでも結構オブラートに包んで書いた状態です。

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狂気は増幅していく

た、食べてるー!?

食べたくなるほどの愛情ってなんだろうね?





そういえば人外主人公ってツナミノユウ先生初じゃない??と思ったり。いや、セミの頭をした男とか宇宙からのヒーローが人外じゃないとも言い切れないけど(過去作品も爆笑必至)。シュールな展開が得意&人の葛藤を描くのが上手い漫画家さんだな〜と思っていましたが、人外側が困惑するようなヒロインを生み出したという点で他のツナミノユウ作品とは少し違いますね。一番クレイジーさが際立った作品だと思います。

まぁ、一番クレイジーなのは、つまさきおとしと私の公式Twitter(https://twitter.com/nagatsumasaki)かもしれないけど・・・・。さすがに常軌を逸しとる。←つまさきのない靴と風景をただただ写真に収めていく。どんな気持ちで写真を撮っているのだろうか。

2015-07-24

青春に、恋とプールの“しかく”あり「サマーソルトターン」

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夏はじまる!!

月刊少年マガジンがやばい。良い意味でやばい。「四月は君の嘘」が終わった?それがどうしたと言わんばかりに次の物語たちが描かれています。最近のオススメは「サマーソルトターン」「盤上のポラリス」でしょうか。前者は水泳、後者はチェスの物語。どちらもかなり良いですが、今回は「サマーソルトターン」の紹介。

原作は、これまた大好きだった月マガの「蹴児」で原作を担当していた井龍一先生。作画は、今はなきライバルで「サクラサク症候群」という青春ものを描いてた保志レンジ先生。

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いきなりフラれます

月マガといえばボーイミーツガール!だなと思っているのですが、この作品は微妙に違う。いや、絶妙にボーイミーツガールなのですが、作品冒頭で主人公・水野泳一郎が幼馴染の古谷ハルに告白して断られています。

ただ、けっしてハルが泳一郎のことを嫌っているというわけではないようです。むしろ彼に憧れていたような、昔の泳一郎ならと思う部分もあるようです。しかし、告白を断った。窓to窓な隣の家に住む幼馴染をフッたわけです。







理由は水泳を諦めたから。




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52秒80という記録

神童・水野泳一郎。

主人公の泳一郎はジュニアオリンピックで優勝、さらには当時小学5年でありながら中学生よりも速いタイムを叩き出しました。いわゆる天才・・・でした。彼は、小学5年生で叩き出した52秒80という記録を、高校1年になるまで更新することはありませんでした・・・・。

月マガといえば天才を描いた漫画だなと思っているのですが、なかなかどうして。天才の挫折、そしてそこから立ち上がる姿を描いた作品となります。


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神童と呼ばれた元天才、水野泳一郎。

元天才の告白を断った幼馴染ヒロイン、古谷ハル。

天才に憧れた自称ライバル、海老名江洋。

褐色少女、鮎川ルカ。

メインはこの4人。1巻では、四者四様の考えがチラチラと見てとれ、南王杯と呼ばれる地区の水泳大会に4人でリレーを行う方向に。水泳をやめていた泳一郎、水泳部とは関係のなかったハルが参加することになるわけですが、まぁ・・・・熱血ですよ。

水野泳一郎という水泳を捨てられないただの水泳バカがいる。それに憧れた少年、少女がいる。そして夏だし、プールもある。



あぁ・・・・これが青春か。



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こんな4人どうですか?

2巻ではより水泳色の強い作品となっていきます。個人ではなくリレーで大会参加なため、チームとしての強さを求められます。ライバルチームも出てきたり、まさかの?いい勝負をしたりな2巻となってます(主人公たちは弱小高校)。結果は読んでほしいなと思うところですが、全員が色んな思いを持って参加しています。

ヒロインのハルは憧れた泳一郎に戻ってきてほしくて。実力の伴っていなかった江洋は、目標とした泳一郎の泳ぎに近づきつつあったり。もちろん皆に背中を押された泳一郎も・・・・

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皆が俺を呼ぶ

アンカーを務めた泳一郎。1巻で謎の練習を続けていた泳一郎が自分の泳ぎを見つけるまで、結構読み応えあります。リレーで復活ってのが良いです。

天才と呼ばれた主人公の挫折。でもやっぱり水泳に戻ってきた男の、水泳バカの物語です。本当は数ヶ月前に単行本を出すことができたのに、夏に合わせて出したかったという戦略で最近2巻まで出したという本作。青春モノが好きなら、天才モノが好きなら、諦めない男のいる作品が読みたければ絶対に読んでほしいものです。オススメ!!!



以下、ネタバレありの本気の話題。








○海老名江洋という男

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威勢はいいですが・・・・

実はお坊ちゃんというカレ。天才の名をほしいままにしていた泳一郎に憧れ、追いつこうと走り続けた(泳ぎ続けた?)わけですよ。面白いことに泳一郎の泳ぎに似ているようです。ずーっと泳一郎を見続けたハルが言うのだから間違いないと思います。ハルとの共通点が泳一郎に憧れたという一点ですが、意外と意気投合してます。おそろいのものを付けたり(泳一郎はできてない)、一緒にデートすることになったり。

うーん、意外とハルとのペアってのもアリなのだろうか。

水泳の方の話をすると、泳一郎が得られなかったフィジカルを得てます。身長がいい例ですね。世界の名だたるスイマーたちのような高身長。まだ荒々しいままの、伸びしろのある泳ぎ。泳一郎がちょっと嫉妬してしまうのもよくわかります。ただ、泳一郎と同じプールにいるからこそ、タイムも伸びてるのかなぁと思います。





○古谷ハルというヒロイン

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憧れた人がいた

2巻を読み終わって、改めて1巻を読み返すと彼女が思い続けていたものがよくわかります。彼女は負けず嫌い。その性格もあり逆に水泳をやめていたタイプ。まぁ、隣に世代最強がいるのだからしょうがないような気もします。

でまぁ、ハルは泳一郎の告白を断るし、平手打ちをくらわせたりもしてます。赤い下着の似合う気の強い女性です。ただどう考えても泳一郎を嫌いではない・・・・はずなんです。そのはずなんです。憧れとして泳一郎を見ていた彼女は、水泳をやめてしまった、水泳しかない、水泳バカでしかない泳一郎が、水泳を諦めた時に何もしてやれなかったことに大きな後悔を持っていました。ただの男女物語であれば、横にいてあげるだけで〜なんて思いますが、この作品は水泳に情熱を傾けた水泳バカの物語なので・・・・。

もちろん泳一郎は水泳を再開しましたし、泳一郎は新しい泳ぎの形を少しだけ掴むまでいきました。

ただ、ハルは勘違いをしています。泳一郎が水泳を再開した直接的な理由が江洋なのだと勘違いしています。違います。キッカケは江洋ですが、泳一郎の胸に響く言葉を残したのは―。

そんな勘違いをしたまま、江洋に感謝しつつ、江洋との距離を縮めていくハル。泳一郎のことをずっと好きだったハルは、自分では成し遂げられなかった泳一郎に水泳をさせることを叶えた(と勘違いしている)男と仲良くなっていくわけで。そんな江洋もまた、ハルが憧れ続けた“昔の”泳一郎の泳ぎに似ていくわけですが・・・・。





○鮎川ルカという真のヒロイン

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究極の泳ぎの形

四角関係の張本人です。大前提で一言言わせてもらえるなら、そもそもルカが可愛い。可愛すぎる。褐色の肌に元気な性格、誰からも愛されるタイプ。最強、つまり最強。

そんなわけでルカですよ、ルカ。彼女は江洋と幼馴染であり、兄弟みたいなものと江洋が言う仲だったりします。ハルは泳一郎の過去を知っている。ルカは江洋の過去を知っている。そんな状況。普通に考えれば、泳一郎とハルと江洋の三角関係物語にいる当て馬ポジション。しかし、実は泳一郎の水泳物語を唐突に復活させた張本人。「泳一郎は終わっていない」という誰もが思っていることを、泳一郎本人に納得させた張本人。泳一郎は、ルカの「究極の泳ぎの形は決まっていない」という言葉に突き動かされたわけです。

そして、それを知っているのは泳一郎とルカだけ・・・・。当て馬はハルのほうかもしれない(焦り







○水野泳一郎という主人公

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究極の泳ぎの形

王道はハル。だけどルカでもよし!江洋とならなおよし!!←?

天才の挫折を描いたというのは本当に面白いですね。冒頭から挫折しっぱなしですし、目標に届かなかったという明確な指標もあったり、身長のこともあったり、そもそも話の展開としてわかりやすい。天才だって挫折すんだぞ!ってのが個人的に好きですし、2巻ラストでの「凡人になってしまった」という場面は今後も語り継がれるべき名シーンだったと思います。

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名シーン(だと思う)

とはいえ、そもそもそこまでハナにつくタイプではなかったというか、好きな女にふられてやんのwwwやーいやーいwww・・・・くらいには思ってました。ゴメンな、泳一郎m(。・ε・。)m

で、2巻も読み終わるにつれて一つ疑問も出てきました。



泳一郎は本当に天才なのか?



アンタッチャブルレコード(52秒80)を出した時は、身長もあったし技術もあった。ただ、その時はたまたまだったのでは?なーんて思ってしまうわけです。泳一郎の才能は本物なのだろうか???・・・・と思いつつ、さすがにそんなことはとも思ったり。とはいえ、泳一郎が水泳好きだってのはよくわかります。ずっと言ってますが、水泳バカですしおすし。陸上は息苦しいと言いきるその姿は本当にバカ。でも、その姿がかっこいい。読んでいると、ハルたちと同じく応援してしまう自分がいるわけですよ。

水泳を捨てられなかった。まっすぐ目標を持って泳ぎ続ける。そんな主人公。

天才時代には得られないものを今、得ているのだと思いたい・・・・。







50mの四角のプールで起きる物語。自らに泳ぐ資格があるかを問い続け、幼馴染に恋する資格を求める物語。死角をねらったかのような恋物語、そして四角関係。次から次へと泳一郎に襲いかかる刺客たち・・・・は言い過ぎかな。そんなシカクい物語です。オススメ〜。

2015-07-23

首から下は人間、首から上はセミ「蟬丸残日録・第1巻」

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セ・・・・






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セ・・・・







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セミだああああああああ!







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感じろ、この圧倒的セミ感を

出ました。ついに出てしまいました。“講談社界のMAD MAX”と名高いツナミノユウ先生の「蟬丸残日録」の単行本が出ました(勝手にMAD MAXだと呼んでます)。同日に「つまさきおとしと私」という作品も出ているのでそちらも読んでもらいたいのですが、とにかく面白い。ツナミノユウと書いて「天才」と呼びたいほどに面白い。

物語を楽しむというよりは、シュールさがとにかく突き抜けてます。以前、「彗星継父プロキオン(http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20130202/p1)」という継父とヒーローの狭間で悩む青年の物語をやっていましたが、その頃からずーっと人間の内面の悩みを描くのが上手いです。悩みとか陥る状況のほとんどがあるあるだったりもしますが、そこからの葛藤、そして暴走へ。そんな流れがお約束のように広がっており、シュールさが一層引き立てられるわけで。

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セミになった男の物語

それでいて、何かしらのアクセントをつけるのが非常に上手いのがツナミノユウ先生です。まさかアクセントが『セミ』だとは思いもしませんでしたが。

主人公の蟬丸は、朝起きたらセミになってました(主に顔が)。笑い飯の「鳥人」を思い出すような設定ですが、鳥人のように謎のインコを持ってきたりネギマを食べたりはしません。いたって普通の人間です。むしろ会社ではあまり目立たない部類・・・・だったにも関わらずセミです。

まぁ、想像してみてくださいよ。朝起きたらセミですよ????しかも顔だけ。あと、ちょっとだけセミの生態が出てきます。人:セミ=7:3くらいではあると思いますが・・・・。ただそうなってくると、セミは一週間しか生きられないわけじゃないですか。セミとなった蟬丸も同じだと思い、まずはPCの整理なんてのをやったりするわけです。




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一週間すぎてた

まぁ、死なないんですけど。

7:3と言いましたが、寿命的には7(人側)だったようです。しかし、いつ死ぬか、死んでしまうのかを葛藤しながら生きることになる主人公。このちょっとした葛藤すらも面白いのがこの作品です。自分が死なないということは特に問題ないのですが、周りがソワソワしてしまったり、そのソワソワに気づくセミ野郎とか。俺だったら耐えられないよ、この状況・・・・。

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寛容さ・・・・

良いこと言ってる雰囲気出してますけど、飲んでるのはハチミツですからね。あと、この主人公がかなり小者なのは・・・・まぁ読んでください。小者でありつつ、“何か良いことを言いたい”病にもかかってますので(笑)。個人的に一番気になってるのは、ラーメンをどうやって食べたかです(描写はないけど皆が驚く)。作中最大の謎とも言えますが。



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ツンデレ上司

なんだかんだ周囲も馴染んできてるのが何とも言えません。特にお気に入りは上司さんですかね。ツンデレ女上司です。しかも年齢は蟬丸よりも下。そんなこともあり、部下(蟬丸)との接し方にも悩んでいます。年上が部下というだけで悩みの種なのに、なんかセミになってた、セミなのに生き続けてるわけですから。色々重なりつつ悩んでいるご様子。とはいえ、年齢に関係なく出世しているということは優秀なのだろうと思います。あと、可愛いしね。




1話目を読んでから瞬時に好きになってしまった作品です。今度紹介する(であろう)つまさきおとしと私と含め、かなりクレイジーな感じがすごい。そもそもセミという設定が謎。それを受け入れる周囲も謎。セミだからこそ起きうる様々なことがすでに面白い。何でセミになったのだろう?という疑問が全く浮かばないのも不思議な魅力でしょうか。あれ?何でセミになったんだ?←今更

ずーっと言い続けてますが、ツナミノユウ先生は天才です。今作もさることながら、前作なども超オススメ。今押さえておくべき作家さん、漫画ですよ!オススメ〜。