2月9日のこと

退職前の有給消化もかねて、1泊2日の小旅行に行ってきました。
せっかく飛び石の間2日を休んだんだからもっと長く旅に行けばいいのにって?
いやいや、休日のやたら人が多い時期にあちこち行きたくないんです。


この冬最高クラスという寒気のなか、仕事に行くのと同じ時間に家を出て新幹線にのり、一路東へ。
やっぱり関ヶ原というか米原らへんはごらんのありさま。さすが東海道新幹線で唯一融雪装置がある(らしい)区域。


ちなみに今回の目的地は静岡県三島市
天下三名槍」の一つ、「蜻蛉切」が三島市の佐野美術館で十数年ぶりに公開されているということなのでそれを見に行ったのです。
蜻蛉切は個人蔵のため、めったにお目にかかれないのです。
ちなみに残りの二つのうち「御手杵」は戦時中に焼失、「日本号」は福岡市博物館にあるんだとか。
残念ながら撮影禁止のため写真はありませんが、それはそれはたいそう立派な槍でした。
ほかにもたくさんのコレクションがありましたけれど、中には国宝指定の太刀があったりして、個人でこれだけのコレクションて、スケールでかすぎてもうコメントしようがございません。


美術館をあとにして、ほど近い三嶋大社にお参り。これが今年の初もうでです。


めちゃめちゃ広い、とまではいかなくてもやはり大社の名を関するだけの立派な神社ですね。
シカが飼われていたりとか。


ちょっとわかりにくいけど弓道場があったりとか。流鏑馬も催されるそうですよ。


巫女さん激写!やっぱり身なりもちょっとよそのアルバイト巫女とは違って立派なお召です。


茶店で一服。「福太郎餅」というそうで、烏帽子をかぶった神官を模してるらしいです。


一通り見終わったところで宿に移動するため駅に戻ります。
皆さんご存知、東横イン!…じゃなくて富士山。


三島から電車で20分ほど。本日のお宿は熱海。人生初熱海ですよ!
宿に荷物を置いてお風呂を浴びて冷えた体を温め、晩御飯前の散策をしばし。
しかし、目抜き通りのネオンがこれとか、アカンやろ…。


散歩しながらふと思ったんですけど、海と山に挟まれて、温泉があって、なんだか神戸を思い出しますね。
海岸沿いの公園から、夜の熱海。


さすがに冬の、平日の、しかも夜にこんなところ散歩してるのは自分くらいでしたね。
なんかこんなモニュメントが。


近寄るとこんなの。


1人で来ても大丈夫!とはよくぞ言ったものである。


そして熱海といえばこれでしょ。

金色夜叉は読んだことないけど。


お宮視点で。「ああ、お許しください!」


貫一視点。「ええい、離せ、離さぬか!」

どこがこいびとのせいちなんですかねえ(棒読み)。
ちなみに先ほどのモニュメントから徒歩5分。
そんなこんなでご飯がすんでもう一風呂浴びまして夜も更けて、後は明日のことでございます。

2月10日のこと

旅先では妙に寝起きがいいのはいったいなぜなんですかね?
東国に来たんだなあ、としみじみ思ったのが朝ごはんについてきた海苔が味付海苔じゃなかったことですね。
そんなしょうもないことを思いつつチェックアウト前にもう一風呂。だってせっかく熱海だし…。
お宿を後にしたら、熱海を発つ前にまた少し散策。
これは「大湯間欠泉」というそうな。

「昔はちゃんと自噴してたけど昭和になってしなくなったから堀り足したらまた噴くようになってくれた」とか、「初めて富士登山した外国人の連れた犬が噴き出した熱湯を浴びて死んだので石碑を立てた」とかいわれがあるんだとか。


熱海を出て浜松へ。
途中で見え隠れする富士山はやっぱり立派なお姿ですねえ。

新富士駅あたりからが一番よく見えますね。


今日のお目当てはこれ。

このポスター、好き。
うなぎパイファクトリーの見学ツアーが今日の本題です。


しかしその前に浜松駅近くで腹ごしらえを。
もちろん、ウナギで。

蒲焼じゃない白焼の丼があったので注文してしまいました。
薬味としょうゆをつけて食べるんです。蒲焼だとどうしてもタレの味ばっかりですしねえ。これはこれで、ウナギの淡白な味わいと脂のうまみが味わえてよいのではないかと思いつつ、やっぱり蒲焼が王道かなあとも感じたりして。


ちなみに、うなぎパイファクトリーはちょっと行きにくいところにありました。
浜松駅からだと

  1. 浜松駅 →バスで約25分→ イオン志都呂 →タクシーで約10分→ うなぎパイファクトリー
  2. 浜松駅 →電車で1駅→ 高塚駅 → タクシーで15分→ うなぎパイファクトリー

というルート。前者はバス代タクシー代込みで1500円くらい、後者は電車代タクシー代で2300円くらいでした。時間的には後者のほうがいいのかなあ。
で、工場の外見がこちら。

夜のお菓子というのは「夜になって出張から帰ってきたお父さんが『お土産だよ』って渡してくれて団欒時に食べてほしいから」なんだそうですね。


案内のお姉さんの説明によると、焼きに入る前の生地づくりはほぼ手作業なんだとか。でもそこは企業秘密だから見せてもらえませんでした。
焼きに入ってからは逆にほぼ機械作業でオートメーション。検品とかは人の目も欠かさないそうですが。
見学ルートの最後に撮影スポットとしてこんな巨大なうなぎパイが設置されてました。

裏もしっかり作ってあって芸が細かいところがいいですね。


ちなみに廊下の手摺りもうなぎ型。ちょっと見にくいね、この写真。


併設のカフェで。

そしてショップの片隅でエンドレスループしてる「うなぎのじゅもん」なるテーマソング、なんか聞き覚えのある声だと思ったらまさかの小椋佳じゃないですかー!
びっくらこいた。


あとはもう帰るだけ。
晩のごはんは名古屋駅のホームで立ち食いのきしめんきしめんおいしいよ、きしめん
いやー、しかし静岡って東京以上に行きにくいというか、のぞみが止まらないので名古屋で乗り換えるのが思ったよりもやっぱり精神的に重たいですね。
次はいつになるんだろ。