往路

本厚木までに夕凪氏・エステル氏・中野かずさ氏・私の4人が揃い、西伊豆フリーパスで8:03発あさぎり1号に乗車。右の写真の下段に4人がけセミコンパートメントが3ボックス切られていて、我々の席はそのうち最も沼津寄りボックスだ。

個室ではなくセミコンパートメントである以上、周りの視線は気にならないものの声は筒抜けだからワイワイ騒ぐ事はできないので、持ち寄った菓子食ったり「けよりな」トランプでジジ抜きしたり。



と、隣のボックスの客が駿河小山で降り、そこに乗っているのが我々だけになった。






実は、ずっとやりたいと思ってたんだ。ロマンスカー内ロマンス。(ぁ





その為にサイリウムも持って行ってたので、満を持して打ったらサイリウムが天井に当たってヒヤリ。2階建て車両だから天井低いの忘れてた。(爆

駿河湾を目指して

駿豆線経由で平日でも賑わう修善寺温泉郷へ。午前中なので入浴施設も殆ど開いていなかったで、食事処を探して歩いていたら、この時間で入浴も食事もできる旅館を見つけたので入る。後で考えてみたら、10年以上前に宿泊した事がある旅館だったのだが。w


修善寺からバスで土肥峠越え。そこから一気に土肥市街まで駆け下り、戸田方面からの国道との合流点を左折すると、車窓に駿河湾が広がる。
そのまま寒桜が見頃の土肥温泉郷の中を突っ切り、温泉郷の外れにある土肥金山で下車。

土肥金山は日本三大金山には数えられていないが、それでも川底を掬えば砂金が出てきたというから大した話だ。旧坑道脇の施設内には砂金取り体験の設備があるので行ったが、30分の体験で4人のうち私だけが1つも金のカケラを掬えずに終わった。orz

宿泊

土肥市街から4km程南にある海辺の民宿に着。
荷物を置いて落ち着いたところで、夕食前にみんなで買い出しに行こうと思ったら…




幹事の夕凪氏がおもむろに「祝福のカンパネラ」を起動して高まり始めてしまったので、邪魔はできないと3人で行く事に。(ノ∀`)
ってかそもそもなぜPCとか持ってきてるんだ、この人?www



夕食後は、いつでも寝落ちできるよう布団を敷いてから、買ってきた物を広げて各自適当に飲んだり食ったり。
この日、我々以外に3部屋隔てた所に1組泊まっているだけだったので、脳内嫁トークとか割と飛ばし気味な感じで夜を更かす。

民宿の朝

私は6:00頃に起床。
15分くらいして夕凪氏が起き、昨日と同じようにPCを起動して、今度はかずさ氏が持参した「みなそら!」をプレイし始める。


昨夜同様、各人それぞれ勝手な時間に朝風呂へ立ち、8時の朝食に備える。
朝食で出てきたウィンナーに、何を考えたのか妙に浮き足立ち始める夕凪氏。折角なので周りの3人で囃し立ててみる。w


朝食後に部屋に戻り、夕凪氏は「みなそら!」を再開。我々は残った菓子や飲み物を処理しながら荷物を片付けていく。



しかし、チェックアウト時刻が近付いてもプレイを続ける夕凪氏。どうやら良い場面らしく、やっぱり邪魔できないと3人で歯磨きやらトイレやらに立つ。




7分後、トイレから戻ってきた私が目にしたのは、明日菜お姉ちゃん(CV.青山ゆかり)のあんなシーンに魂を抜かれ、変わり果てた夕凪氏の姿…




誠に残念だ。(ノ∀`)

南下

チェックアウト後、民宿のオーナーに恋人岬まで送ってもらう。
そもそも恋人岬なんぞに非モテ男4人がいる時点で異様なのだから、この期に及んで痛々しげな視線を向けられた所で大した問題ではない。かずさ氏に至っては「火事だ〜っ!」とか言いながら愛の鐘をガンガン連打する厄介っぷり。(x


10:07の松崎行きバスに乗ろうと、小走りで10:05にバス停に戻ってきたら、まだ発車時刻前だというのに目の前をバスが走り過ぎて行った。
次のバスは30分後なので、走っただけ疲れ損。東海バス、死ねばいい。


仕方ないので土産物屋で時間を潰し、夕凪氏・かずさ氏はアイスキャンディを購入。
ここで、かずさ氏がわざとチュパチュパ音を立てて食べ出すと、それを見てまたも浮き足立ち始める夕凪氏。よほど朝の明日菜お姉ちゃんが(ry



松崎では漆喰の壁が美しい町並を見物し、堂ヶ島へ引き返そうとバスターミナルに戻ると、隣接する建物から何かがばら撒かれ、その下に人だかりができていた。気になったので急いで行ってみると、農協の職員らしき人が餅を投げており、それを目当てに人が集まっているらしく、後ろではフリーマーケットも開かれていた。ここでエステル氏が餅を1つゲット。こういう思いがけないイベントに遭遇するのも、旅らしくて良い。

堂ヶ島

西伊豆町の中心集落の北端でバスを降り、海沿いに沢田公園を目指す。途中、テングサを路上で天日干している西伊豆らしい光景に出会いながら歩を進めると、砂岩壁の上に小屋がある場所に着く。


入湯料を払い石段を登って行く。


中はこんな感じ。眼下の海にはひっきりなしに遊覧船が航行しており、お互いの顔が分かるくらい丸見えだったりするのだが、その開放感が逆に心地良い。


ちなみにこの岩壁を小屋と反対側に登っていくと、北側に遮る物がないため三四郎島が一望できる。この場所にはつい最近まで灯台があったらしい。



入浴後は堂ヶ島に移動。ここで先程見えた三四郎島をより間近に見ようと歩き出すのだが…

そこはアップダウンの激しい磯浜の上に通された遊歩道。恐らくPCさえ無ければその重量が半減するであろう大荷物に翻弄される夕凪氏。w



遊歩道を1周し、帰りのバスが来る17:00まで土産でも見ようと思って国道沿いに戻ってきたら、店という店が16:30で閉まって一同呆然。今どきド田舎の商店だって18時くらいまで開いてるだろ…orz


仕方なくバス停周辺でぶらぶらしてたら、なんと来たバスはリクライニング付きの観光バス仕様の車両。それでもただの“路線バス”なので、勿論フリーパスだけで乗れる。
夕暮れの道を修善寺まで1時間半、快適に帰って来られた。



途中、乗換ついでに三島の居酒屋で食入し、一番遠方の夕凪氏の終電時刻に合わせて解散。