KOTOBAで映画と本の特集


kotoba2016年春号

kotoba2016年春号

本日発売の集英社インターナショナルの季刊誌KOTOBA春号で「映画と本の意外な関係」を特集しています。
町山は2本寄稿しました。
ひとつは「映画の本棚」と題してクリストファー・ノーランウェス・アンダーソンヴィム・ヴェンダースの映画に登場する本を探っていくエッセイです。
http://shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/tachiyomi/160301.html#14

もうひとつは「映画と詩人」ということで、『ID4(インデペンデンス・デイ)』『インターステラー』に始まり、映画で引用されるディラン・トーマス、ウォルト・ホイットマン、エミリー・ディッキンソンの詩について論じています。

特に『君に読む物語』『さよならゲーム』『マルコヴィッチの穴』『ソフィーの選択』を詩についての映画として読み解きます。


他にも豪華な執筆陣がそろっています。
以下、目次より
内田樹「僕のハリウッド映画鑑賞法」
川本三郎メルヴィルの『白鯨』、ジョイスの『ユリシーズ』」
藤原帰一 「映画と本にまつわる四つの原則」
荒木飛呂彦 「映画のような漫画を描きたい」
四方田犬彦ゴダールと書物の引用」
大森 望 「〝ディック・ワールド〟を体感せよ」
清水節 「『闇の奥』に魅入られた監督たち」
冲方 丁 「『天地明察』原作者が語る映画制作現場」
ヤマザキマリ 「偏愛映画論」
沼野充義 「壮大な文芸大作の世界を数時間で楽しめるロシア映画
内山節 「哲学を伝える映画」
ロバート・ハリス「放浪をテーマにした三作」
など、書店でお確かめください。