瓜尽くし

吉田健一「金沢」を読む。
評論だと、「こいつ、頭わりぃなあ!」とイライラするが、小説だと心地よい文体。これがエルモア・ジェームズ顔負けの甲高い声で途切れなくクダ巻かれてるところを想像すると....なるほど辛いかもしれないが。読んでたら、「月眺めながら、里芋に煮たのをつまみに、燗酒かあ。チクショー! 酒のみてぇ!」とたまんなくなったので、晩酌。


茄子、キュウリ、白ウリで、菜を作る事にした。瓜尽し。

2010年6月11日夕食

白瓜のアツモノ、茄子のピリ辛揚げ浸し、キュウリの酢の物、低たんぱくカッパ巻、酒.

経堂「オオゼキ」で安くなってたから買った白瓜。カツオダシで炊いて、葛でとろみを付けて、アツモノにした。でも、なんか青臭かった。塩揉みかなんかしてから炊いた方が美味いかもなあ。


「日本の古本屋」で注文した吉田健一「宰相御曹司貧窮す」が届いた。

表紙に、近藤日出造による吉田茂吉田健一の似顔絵。

反転すると、

上手いねえ! 趣味じゃないけど、上手いと言えば、図抜けて上手い。吉田茂吉田健一が対面してたら、こんな感じなのかもなあ。

同時代的には、吉田健一のイメージってこれだったんだろう。やっぱり大岡昇平吉田健一像が精確なところだろう。松岡正剛らがいう吉田健一像はムリがある。


近所にあった貼紙。
ボール紙に手書きで、「ボロ安アパート」かあ。やるなあ。18000円って、四畳半か?

バブルの頃、友人が住んでた沼袋の四畳半は、月16000円だった。陽もささなければ、風も通らないという独房のような下宿だったねえ。その下宿に友人は、百万近い値段のオーディオ持ち込んでいた。改めて考えると無茶苦茶な奴だよな。今、中世哲学の研究者になってるらしいけど。

2010年6月10日昼食

ニラもやしの味噌汁、低タンパクごはん

2010年6月10日経堂「富士そば

所用をこなしたら、時間が過ぎてハラへって、ふらふらになったので、「富士そば」へ飛び込んで、コロッケそばに春菊天をプラス。
茹で置きで、だぼだぼになったそば。
そばって茹で置きすると、こんなに膨れ上がるんだねえ、と感心。
で、コロッケ春菊天そばのそばを残して食べ終わる。

別に不味くて食えなかったのではなく、タンパク質制限の都合。まあ、ものすごく不味そうだったけど。

2010年6月10日夕食

経堂「さぼてん」北海道コロッケ、低タンパクごはんの酢メシに大葉海苔、たまり醤油とわさび

2010年6月11日昼食

低たんぱく海苔巻き、ネギの味噌汁
海苔巻きの芯は、大葉。味噌汁は、かつおだしで、カクキューの八丁味噌

2010年6月11日サクランボ

サクランボ、美味いなあ。すっぱめの奴が好き。

酒呑んじゃったなあ。浮腫みがひどい。浮腫み引くまでは、酒止めなきゃなあ。


金沢・酒宴 (講談社文芸文庫)

金沢・酒宴 (講談社文芸文庫)

宰相御曹司貧窮す (1954年)

宰相御曹司貧窮す (1954年)