「愛子さま」が不登校になったの、いじめられているだの、逆に乱暴しているだの、学習院が学級崩壊になっているだのと、週刊誌を中心にいろいろと騒がれているようだ。私は別に、一次情報を知る立場にないから、こうした情報がどこまで本当なのか、よく分からない。よく分からないが、特別な存在をいじめたがる子どもの気持ちは、分からなくもない。悪いことだからかえってしたくなるのだろう。
この問題の根本は、皇室の存在である。前にも書いたが、皇室制度の一番の被害者は、他でもない、皇室の人々だ。そういえば、高円宮の娘の一人の不行跡が問題になったことがあったが、これも税金で養っている皇室だから問題になるので、そうでなければ世間の注目は惹かない。
もういい加減、皇室の人々を自由な立場へと解放したらどうか。そうすれば「愛子さまいじめ問題」も、「お世継ぎ問題」も、きれいさっぱり消滅するだろう。
おかしいぞ 警察・検察・裁判所
「立川反戦ビラ事件」(自衛隊官舎へ反戦ビラをまいただけで逮捕され拘禁された事件)や「板橋高校事件」(卒業式で君が代を拒否しただけで公安警察が捜査した事件)など、表現の自由を脅かすような異常な捜査が行われる一方で、警察や検察の内部は、裏金作りを組織的に行い内部告発者を口封じするなど完全に腐っている。私は、治安の維持は非常に重要だと思っているが、異常な捜査はむしろ警察・検察不審を招くし、裏金など以ての外で、かえって反国家的な行為だろうと思う。そして、マスコミも取り込まれた記者が多く、こうしたことを記事にできない、あるいはしない。
本書はこうした事柄を扱った書。後半のシンポジウム発言の採録で、元毎日新聞記者が、給料の高い大マスコミは読者の感覚から乖離していると話しているのは、もっともだろう。あ、なんか上の本と感想がつながってしまったな。
話を戻す。監視すべきは、まずは民衆ではなく国家だ。警察・検察・防衛省幹部全員にGPSの携帯を義務付けたらどうかね。