今週のお題「2010夏の課題図書」これから読みたい・編

昔は誰に言われるでもなく本を読んでいたのだが……。
 
最近は文庫本も高くなった。昔のハヤカワなんか、マクベインの「87分署シリーズ」とか2.3冊まとめて買っても千円ちょいくらいだった様な気がするのになぁ。

とりあえず、週末の静岡行きにあたって、旅のお供に何か本を買うべし。読み終わったら父に預けて――っていうか、こないだ預けた谷口ジローの「散歩もの」とか、チャンドラーやロバート・B・パーカーとか読んでくれただろうか?

散歩もの (扶桑社文庫)

散歩もの (扶桑社文庫)

 
道中、何を読みたいか、となると、最近お気に入りになったヘニング・マンケル作品か、パーカーの「約束の地」あたりだろうか。あるいはチャンドラーの「高い窓」
笑う男 (創元推理文庫)

笑う男 (創元推理文庫)

約束の地 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 110‐3))

約束の地 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 110‐3))

高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ブラック・ラグーン」のノベライズ2巻目は……いつ発売だっけ? 間に合わない気がする。
 
そーゆーの以外だと、今まで馴染みの無かったジャンルがいい。たとえば古典の名作だ。

青池保子の「アルカサル―王城」外伝を読んで以来、気になっているチョーサーの「カンタベリー物語」とか、萩尾望都のコミカライズでしか読んでないジャン・コクトーの「恐るべき子供たちとか。
海外文学に限らない。日本の作家でも、意外と読んでないのが多いんだよなぁ。

完訳 カンタベリー物語〈上〉 (岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語〈上〉 (岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語〈中〉 (岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語〈中〉 (岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語〈下〉 (岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語〈下〉 (岩波文庫)

恐るべき子供たち (岩波文庫)

恐るべき子供たち (岩波文庫)

つーかね? 昔から、様々な小説やマンガの作中で、主人公達が当たり前に引用してる、語ってる名作ってのは確かにあって、そういうのを“基礎知識”として知らないのって、どうよ? と。
日常生活で別に知らなくてもやっていける知識としても、知ってれば色々と話の種は広がろうというものだ。
もちろん、知識が広がれば思考と嗜好の幅もどんどん広がろう。