東京ゲームショー

東京ゲームショー(以下、TGS)に行ってきました。とりあえず基調講演を聞きました。既に公開されている通り、そこで大きなサプライズが2つありました。

  • 廉価版PS3HDMI標準搭載
  • 廉価版PS3を49,980円で発売

49,980円が現在ユーザから見える商品価値として妥当な解だと私は感じました。さらにPS3の性能を最大限に引き出すためには、HDMI出力は必要不可欠であり、これなくしてPS3と他ゲーム機との区別はつけにくいでしょう。というわけで、今回の軌道修正は正解だったのではないかと思います。経営的にどういうことになるか、具体的な数字までは追えませんが、49,980円なら何とかユーザもついてきてくれるものと私は信じています。ゲームプラットフォームのビジネスモデルの観点から見れば、まずゲーム機本体が市場にある程度の数だけ出回ることが経営上の成功を収めるための必須条件です。
そして、今回のTGSの展示ではPS3のタイトルが目白押し。確かにプレイアブル出展数は本体発売前にも関わらず多かったです。主要なタイトルは以下の通り。

個人的には特にデビル メイ クライ 4が熱いです。ビジュアルが格段に向上している点もさることながら、デビルブリンガーで敵を引き寄せ、切り刻み、撃ち続ける感覚が新鮮。このワンアクションを入れるだけで、コンボの組み立て方が全然変わるため、ゲームとしてこれはいけると直感しました。さらにデビルブリンガーの質感が演出面のいいスパイスの役目を同時に果たしています。このおもしろさはゲームプレイ画面を集めたムービーを見てもらえればわかってもらえるはず。
あとは普通にFFXIIIMGS4がおもしろそう。この両者にはビジュアルとゲームの完成度が頭いくつか抜ける予感をひしひしと感じます。両者とも、今回のTGSレンダリングムービーとゲームプレイ画面のムービーを見ることができました(プレイアブルではありません)。PS2で遊んでいると、もうこれ以上きれいになりっこないとか思ってしまうわけですが、そんな弱音をあっさり超えてしまってます(あっさりとか言ってると、怒られそうだけど)。ムービーのクオリティがキモい。CGってここまで表現できるものだったのか!!ってそんな気分にさせられました。
そんなこんなで今年のTGSは去年よりも格段におもしろい内容だったと思います。
あと、XBOX360BLUE DRAGONとLOST ODYSSEYは普通におもしろそう。キャラクタの質感に次世代を感じます。PS3で発売してたら絶対買うのにw
他にも、コナミブースにて、小島秀夫監督のHIDECHAN!Radioの公開収録が三日間に渡って行われました。こんな感じ。

生ひでちゃんはええわ。オーラを感じるね。

PRESS START 2006 -SYMPHONY OF GAMES-


TGS終了後、渋谷のBunkamuraオーチャードホールへ移動。そう、今日は日本発ゲーム音楽の祭典の日でもあるのです。今年が記念すべき第一回目(次回あるかどうか未定だけど)。発起人は、植松伸夫酒井省吾桜井政博、竹本泰蔵、野島一成の5名。いずれもゲーム関連のお仕事で活躍されている有名な方々です。演奏曲目は以下の通り。

1部

  1. METAL GEAR SOLID 2 -SONS OF LIBERTY-よりMAIN THEME(KONAMI
  2. 落ち物パズルメドレー(BANDAI NAMCO GAMES任天堂SEGABPS
  3. ポポロクロイス物語Sony Computer Entertainment
  4. MOTHERメドレー(任天堂
  5. アウトランよりSPLASH WAVE(SEGA
  6. ANUBIS ZONE OF THE ENDERSよりBEYOND THE BOUNDS(KONAMI
  7. Y's(日本ファルコム

2部

  1. Romancing SaGa -Minstrel Song-よりOverture -Opening Title-(SQUARE ENIX
  2. Monster Hunterより英雄の証
  3. ICO -You Were There-(Sony Computer Entertainment
  4. ナムコアーケードメドレー(BANDAI NAMCO GAMES
  5. ゼルダの伝説メドレー2006(任天堂

演奏曲目(アンコール)

  1. Theme of FINAL FANTASYSQUARE ENIX
  2. 大乱闘スマッシュブラザーズX任天堂