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天才五井野正博士だけが知っているこの世の重大な真実

天才五井野正博士だけが知っているこの世の重大な真実

“<内容紹介>
ロシアやアルメニアで《日本の神》と呼ばれ、北方四島は五井野氏になら返すとまで言われる、知と科学と芸術の巨人が、今ここにもてる情報の全てを明らかにする! これまで人類が信じてきた唯物的な考え、思考、生命観、科学の《ウソ》《デタラメ》を一刀両断します!

エドワード・スノーデン氏が本当に暴露したかったことは「人類より知的な生命体が地下世界にいる」ということ!?
◎ 地下の生命体とは、人類最古のメソポタミア文明を築いたアーリア人(シュメール王国の支配者)!
◎ 五井野氏の開発したGOPという自然薬がエリツィン大統領を救った(ロシアで国賓待遇)
◎ 五井野絵画はエルミタージュ美術館で展覧会が開催されるほど素晴らしいもの
◎ 18歳の時にはすでに磁力で飛ぶUFOを設計していた
◎ 20代で書き上げた『一念三千論』が、仏教はもちろんあらゆる宗教の基礎(アーリア人からのバラモン教)を明らかにした
◎ 間違いだらけのニュートンアインシュタインはいない方が良かった! その方が磁力や超光速通信の研究と応用は格段に進んでいた
ニュートンはニセ金作りで造幣局の長官になり、科学分野でも権力の座についた
ニュートンの重力理論が否定されると自動的にアインシュタインのE=mc2も消える
◎ 神仏の代わりにお金の宗教を作ってその支配者になれば、道徳観などに関係なく人の生活をコントロールできる
◎ 通貨を発行・管理する人が本当に支配者であり、歴史的にはアシュケナージユダヤロスチャイルド家がそれにあたる

https://blog.goo.ne.jp/fukudaikichi/e/54c54edab899f9da4358881fef726a6a

五井野正博士はこんな人…


◎ 10代でスウェーデンストックホルム大学に語学留学
◎ ゴミの分別やリサイクルの先駆け
◎ 空き缶の回収運動やタバコのポイ捨て禁止の先駆け
◎ 循環型の暮らしやふるさと村ブームの先駆け
◎ 精神世界ブームの先駆け(ベストセラー『七次元の使者』の著者)
法華経の古典『法華経三部経体系』の著者
◎ 国際的にはレオナルド・ダ・ヴィンチを超えた人物と評されている
◎ 世界各国で多くのアカデミー会員、名誉教授、総裁、大使など


『Part 1 地底人の存在と弥勒の真実について語る』

すでにヒカルランドからは、私の著書である『今、知らなければいけない重大な真実を語るメジャーな人々』が出版されています。

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さらに続編も出される予定がある中で、今回あえてその出版の前に、インタビュー取材を受けることにしたのは、まず1つには時間が迫っている、つまり、「時間を超えろ」という事情があるからです。

これは、私の時間がないということではありません。1つに、地球に時間がなくなったのです。これは、さまざまな脅威からも理解できるものです。それは、地球の極が移動したり、磁場に大きな変化が起きていることからも理解できることでもあります。

例えば、皆さんは、空が明るくなって、朝が早くなっていると気が付きませんか?

あるいは、太陽の光が強くなって、陽が当たる所は熱く、陽が当たらない所は涼しいという経験をしていませんか?

しかも、前よりも上空の方は冷たく、その反面、地面の方は熱くなっているために、大気の寒暖の差が激しくなって竜巻や、異常気象がどんどん起きている現象の理由を考えたことがありますか?

これら自然現象の変化は、かつてムー大陸アトランティス大陸が沈んだように、地球に大きな地震と日本列島が沈むような大きな地殻の変化がやがて起こることを物語っているかもしれません。

本書はこのために、緊急出版をするものです。過去において、このような災害から難を逃れるため、地下に潜りこんだ人類がいたのです。

と、いうと地上に住む私たちにとってはこれさえも信じられないことですが、このことは過去のさまざまな歴史書の中に度々登場する話ですが、その多くは現代においてはあまりにも奇抜なため神話というジャンルの中に閉じ込められています。(転載終了)

2012年から2013年にかけて、もっともお世話になった師の1人である五井野正博士。

その五井野博士が緊急出版ということで、インタビューに答える形で様々な情報を発信している本が出版されました。

内容は、まずいきなり地底人の話から。

世界的な権威を持つ科学者であるにも関わらず、五井野博士の口からは常々、地球人が当たり前に存在しているのと同じように宇宙人や地底人の存在を当たり前に語っていました。

本書の中では、現在地球上で多く飛び交っている円盤についても言及しており、地球で目撃されている円盤は大きく分けて3種類、地底製、宇宙製、地上製の3タイプがあると伝えています。


“『私が宇宙飛行士から直接聞いた証言などをふまえると、今、地球上で目撃されている円盤は、地底人による円盤、宇宙から飛来する宇宙人による円盤、そしてそのいずれかの技術を学んだ地球製の円盤です。これらに共通しているのは、どの円盤も推進力に磁力を使っている点です。』

これについては、自分自身もまったく同意見であり、八ヶ岳にも地底人の基地だけでなく、地上人、具体的には米軍と自衛隊による円盤基地が存在しています。

円盤を目撃したからといって、必ずしも「宇宙人」が中で操縦しているのではなく、今飛び交っている円盤の多くは地球製(地底か地上)のものが以外にも多いかもしれません。

もちろん中では、生身の人間が操縦をしていますが、意識のエネルギーでコントロールするので、一般的な飛行機のイメージとは操縦席の雰囲気もちょっと違ったものかもしれません。

そして、五井野博士は、日本においてリサイクル運動の先駆者であるだけでなく、循環型の自給自足コミュニティの先駆者でもあり、今のお金の世界にどっぷり浸かってしまった現代人に警鐘を鳴らすだけでなく、なるべく早く村づくりや仲間づくりをすることを提唱しています。


“『そして単純に考えれば、「宇宙の初めにお金ありき」というのが、すぐに嘘だとわかるはずです。
ですから、「お金がないと生きられない」「お金を得るためには何をしてもいい」という退廃的な考えをまず、捨てることです。
次に、具体的に言うと、そういった当たり前、もしくは正しい考え方ができた人が集まって、まず里や村をつくることです。
あるいは、すべてお金で支配をしようとする支配者に騙されないためには、まず同じような意識を持った友人をつくることであり、そういう友人と一緒に仲間になって情報交換をするなり、お互いに意識を高めあうことです。
ロスチャイルドやロックフェラーなどがいかに陰で人類をコントロールし、一般大衆がマインドコントロールを受けてきたかについては、近年いろいろな人たちが語り始めています。』

その中で、五井野博士も聖地として諏訪湖のこと、そして八ヶ岳が日本の文明の始めであり、シュメールとも縁が深い中心的な場所であることも語っています。


“『日本では今、聖地として諏訪湖が注目されています。例えば、『君の名は。』というアニメ映画が日本で大ヒットしていますが、その主役のヒロインが神秘的な糸守湖に住んでいるという設定になっています。誰が見てもそのまぼろしの糸守湖の景色や様子から実際は長野県の諏訪湖がモデルだとわかるのです。
(中略)
現在のアルメニアでは今でもお土産に黒曜石を渡す習慣があり、私はその度に諏訪湖周辺の黒曜石を思い浮かべますが、他にもシュメール神話と日本の記紀の説話や王家の紋章がよく似ていることや、また日本各地で古代シュメールのペトログリフ(岩刻文字)が発見されていることからも、日本人のルーツはシュメールでもあると考えてもおかしくはないのです。
つまり、昔の八ヶ岳は富士山よりも標高が高かったと言われ、今では、火山爆発によって富士山よりも標高が低くなりましたが、その頃の八ヶ岳文明は日本文明の初めとして考えても良いと思うほど多くの考古品がたくさん残っているのです。
特に、ビーナスラインと呼ばれる道路の周辺には、シュメール文明との共通点が数多く残されています。と言うことは、ビーナス(女神)という言葉で始めと終わりがつながっていくのです。』

何よりも、今回の緊急出版というのは経済破綻や地震や噴火といったレベルの自然災害のことではなく、想像を絶するような大変化が間近に迫っていることも危惧した上での発信でもあります。

五井野博士は、以前からも「日本沈没」の可能性を指摘していましたが、今もまだその可能性については十分にあるという見解を示しているようです。


“信州の各市は標高300〜800メートルくらいですが、自然は都市よりも豊かです。しかし、もしものときは沈む可能性が高いので、山麓側に生活の拠点を移して、今から自給自足生活を万が一のためにしていくことが必要になるかもしれません。

日本が沈む。個人的にも、何度もそういったビジョンを視ることもあり、また様々な情報源からそういった可能性を指摘されていたため、ここ何年かの活動は、まさにそのタイムラインの調整のために動いていたとも言っても過言ではありませんが、昨年の冬至、そして今年の夏至を過ぎてからは「もう大丈夫」という認識でいましたが、まだまだここ数年は油断はできないものなのかもしれません。

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五井野正博士といえば、今から40年以上も前に書いたベストセラー小説「七次元よりの使者」の著者としても有名です。

この小説のポイントは、普通の小説は事実があって、それをモデルや実話のまま小説にするケースが多いですが、この「七次元よりの使者」は、小説があって事実が後からついてくるという驚異的な「予言の小説」であります。

40年以上も前に日本で原発事故が起こること、そして、その先にある首都直下型地震と富士山の噴火、そして地球が最後を迎える時。地底世界のこと、そして惑星連合のこと。

これは単なるインスピレーションではなく、五井野博士自身が「次元界」と呼ばれる別世界へと肉体を持ったまま旅立ってしまった時の経験から生まれている内容であり、臨死体験などとは別の形で未来へもタイムスリップしているからです。

そのため、偶然に「予言の小説」となったわけでなく、実際には未来の出来事であるのが、五井野博士にとっては自らの過去の体験をベースに書かれているのが「七次元よりの使者」であり、さらに「予言の小説」であることを事前に告知しているところがまた粋であります。

各巻の小説の目次の裏には、以下の一文が必ず書かれています。


“「この小説はフィクションで登場する人物・団体等の名称は全て実在と関係ありません。但しこの小説と同じ様な事が未来に起きた時、これは私からの読者に対する冗談としてプレゼントにしたいと思います」


さらに第0巻のプロローグでは、小説の内容が未来を見て来たことであるとはっきりと書いています。


“「この中の多くは私が日常体験をした事を私なりに才を持って小説的に再構成しているものであるし、私は既に未来を見て来ているのです。悪しからず。」

五井野博士とともに活動をしていた頃は、自分の拠点は富士山麓の河口湖であり、小説の主人公もまた富士山麓に住んでいる設定となっていて、五井野博士からは「主人公は富士山から信州へと移ったんだから、お前も早く来い」と度々言われていました。

その言葉がきっかけの1つともなっており、その頃から信州、八ヶ岳周辺への移住を本格的に考えはじめ、そして最終的に八ヶ岳へと移住することにもなったのですが、そこから自分にとっての転換期で、日々の生活が「七次元よりの使者」とまったく同じような世界観の中にいるようになっています。

今もその延長線上にずっといる状態ではありますが、その内容を本気で語っても簡単には理解されないと思うので、まずは伝説ともなっている「七次元よりの使者」の第0巻を少しお読み頂けたらと思います。

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第一部 祭りの前夜

“1 地球の終わりと共に(一)

 「今、地球に輪がかかりその輪が大きく拡がり始めました。それは地軸を三十度に傾けたことになります。つまり輪の質量が地球自体の位置関係をかえているのです。そして地球はいよいよ危機にはいりました。地球が静止する時が近づいたからです。」

 太陽系連盟よりの通信は、コスモス総合研究所の所員たちを極度な緊張状態にさせた。

 「それは何日頃でしょうか。」

 コスモス総合研究所からの送信である。返信はすぐに受信された。

 「何日という質問には答えられません。我々が今まで計算したデーターは地球上において偉大な力を持つ方によって度々に修正されてきました。その度に地球は救われているのです。今度の場合も我々はただ我々の考えによって計算して得たデーター以外に予測する事は不可能なのです。」

 この交信は、コスモス総合研究所が開発したエーテル波動通信器によって行われていた。エーテル波動通信器とは音が分子構造に光やX線が原子構造に振動を及ぼすのと同様にそれ以上に高い振動数つまり想念波が素粒子の振動に影響を及ぼすのを応用したのである。現代科学はまだここまで進んでいなかった。ただコスモス研究所だけが独立にトップレベルを進んでいたのである。

 「太陽系連盟にお伝えします。この地球にかけられた輪は地球内部から発生したものと私は考え、これは地球のバランスを安定させる為の重力制御の一種と考えられます。この輪の発生の為、一時的に地軸が二十七度から三十度まで三度傾いた結果になりましたが決して地軸が急激に傾く事を意味していないと思います。むしろ、地球内部に何かの変化が起きたと考えるのですが。」

 「確かに貴方の考える通り地球は変化か起き始めている。これは地球人が今まで種々雑多な宇宙からのメッセージに惑わされていたのが解放され、ようやく地球人自身の眼で地球を見始めたからだ。地球にかけられた輪は宇宙からの雑多な電波や放射線を遮断させるスクリーンの役目も持っている。今まで地球はストレートに何でもかんでも消化しきれない程に宇宙からの様々な電波や放射線を吸収しすぎた。それが今日混乱の社会を作っていた。今、地球の輪に依って太陽系内だけの受信に留めている。これは我々がずっと望んでいた事だった。が少し遅すぎる。地球がこうなる以前に我々との交信を通して地球危機の打開の為に地球人は努力すべきだった。いや、我々はたくさんの事がらを地球に既に送っていたのだ。しかし、地球上の指導者達はそれを知ってか知らないのか、それらの警告を無視し続けてきた。又ある人達はそれを利用して金もうけをし、又ある人々は宗教を作ってしまった。又、多くの人々を円盤にも乗せたが、それが何の為にかを考えず自分達が特殊な人間のように思ってそれで充分に満足してしまっている。何故人々は我々も貴方達も同じ宇宙の中にそして太陽系の中に住んでいるのに我々と同じだという事が判らないのだろう。我々に理解できる物は貴方達にも理解出来るという事をなんで知ろうとしないのであろう。我々は、他の星の人々とも連盟を作り努力してきた。ある時は貴方達の大国であるアメリカのホワイトハウスに多くの円盤で取り囲み我々の実在が本当である事を証明しようともした。又、原子力戦争に連がる重大な危機に対しても回避させようと努力してきた。なのに貴方達は我々を単なるUFO騒ぎの物語にしてきてしまった。貴方達地球人はこれらの事を科学的に解明しようとせず常に商業ベースでとらえようとしている態度には驚くべきものがある。我々は貴方達コスモス研究所の人たちに対し、真の地球人の姿を初めてみる気がする。我々は貴方達に協力する。今、地球上で起きている異変は我々の星にも直接的に大きな影響を受けるので我々の問題ともなっているからだ。」

 太陽系連盟と対等に交信しているコスモス総合研究所とは一体何なのか。彼等コスモス総合研究所では地球の異変のみならず、太陽系からさらに外側一帯の宇宙空間までの大異変を既に予期していた。それは太陽の極が変化し始めた頃から一つの研究データーとして起こりうる可能性の事件として計算されていたからである。

 「コスモス総合研究所の皆さん。ただいま土星での会議の結果、二〜三日中に我々の円盤を貴方がた地球に送る事に決定がなされました。金星からも相当の人々を送る事に決まりました。この事は大変危険な事ですが、それしか地球を援助する道はないと我々の連盟で決まったのです。

 地球は我々の計算では急激な地軸の傾きによる自転の回転速度のブレーキが地球の大気上と地球内部に大きな変化を起こしその為地球上では大風が吹き荒れ、地震、火山の爆発が繰返され、火災がひっきりなしに起こるだろうと予測しています。やがて貴方達の東京は地球内部の空洞が重力磁場に押し潰され、一部地表面に抜け出る事に依って一瞬の内に陥没してしまうだろう。

 これは過去においてもムー大陸アトランティス大陸の大陥没と同じ状態に近いが今度の場合はそれだけに留まらず、地球は軌道面を外れて栓の抜けた風船の様に宇宙空間に飛び出してしまうのです。その時、貴方達地球人は重力地獄に落ち、暗い死の空間に漂わされ永遠の苦しみを味わなければならない結果となるのです。つまり重力磁場に依って時間が変化され原子組成も変化すると同時に地球自身がゼロ次元に向って縮小してゆく結果の為です。

 これは貴方達が考古学上、地球上において過去にたくさんのマンモスが瞬間の内に凍ってしまっている事実を既に発見していると思いますが、これと類似的な現象と見る事が出来ます。つまり地球自身が安定した磁場を保てず原子組成が結晶しないと地球はゼロ次元に向かって永遠に縮小する為にその中の生物は地球上で言う死という状態はもう起きず、肉体界と幽体界が混合され丁度、貴方達地球人が呼んでいる夢という状態と同じ物に似るでしょう。もし貴方達が永遠に続けて夢という物を見なければならないと考えるとそれは非常に恐怖な現象です。一人一人の意識に依って見える物が違い、そこには共通とした視覚的現象は見えないからです。しかし、貴方達地球人は既に思考的には個々バラバラにして個人的世界を造りあげています。それが現実化しただけの話しです。つまり地球人が望む通りの地球に変化してしまうのです。その時、貴方達地球人は個人では生きられないと考えるでしょう。しかし、もうその時は遅過ぎるのです。一人一人見る物、聞く物が違ってどうして共通の意志伝達が出来るのでしょう。貴方達地球人は今の状態でも共通のテーマや共通の問題を考えられずして貴方達一人一人がそのまま宇宙だと思っている状態ですからそれよりさらに悪化した状態では先ず不可能と言えましょう。我々は、同じ太陽系星人としてこの事を地球人全ての人々に警告したいが為に地球に度々訪れているのであって遊行している訳ではありません。」

 コスモス総合研究所の所員は騒然とし始めた。二〜三日中に東京上空を無数の円盤が飛来してくるという事は確実に日本をパニック状態にするという事と同じであった。

 “早い、来るのが早い。まだ我々が為さなければならない事はたくさんある。今の事態をたとえテレビを独占して人々に知らせようとしても、ただ混乱を招くだけだ”

 所長はそう考えた。彼はまだ二十代の若き青年であった。が、他の幾人かの同じ年代の若者達は興奮ぎみに騒ぎ始めた。

 「おい、円盤が来るって!」

 「やった!終に円盤に乗れるか?」

 所長はやや怒りぎみに所員達に訓示した。

 「間違えるな!個人的に物を考えるな。円盤が来ると言う事は我々の力もここまでだと言う事だ。我々は何の為にここまで努力してきた。単なる個人的センチメンタリズムだったのか。我々の科学は彼等太陽系の進んだ科学よりも勝るとも劣るとは私自身考えていない。ただ我々には人々の協力と多くの資金が得られなかったという事だけだ.アダムスキーは人々に宇宙船を作れと講演した。しかし、我々はその様には言わない。逃げる者は常に逃げなければならないからだ。地球自身が一つの宇宙船だ。この世界において生きられない者は他の世界に行っても生きられない。当然の事だ。」

 所員一同はこの所長の言葉で沈黙の中に入った。所長は落着いた声で通信をとった。

 「太陽系連盟にお答えします。事態は急激な問題である事は察しますが、今ここでの急激な大挙円盤の来訪は下手をすると却って大きな混乱を引き起こし事態が収拾つかない結果になる事も考えられると思います。まだ地球の人々は今の状態を理解していません。我々が過去においても地球の危機を救いました。それはそれらが認めている事だと思いますが今回の場合もまだ可能性はあると思います。それゆえ、その前に貴方達幾人かの太陽系連盟の代表の方々と方法論において話し合いをしたいと考えます。」

 「その件について連盟会議に報告してその結果が出たら又、連絡する。」

 通信はこの事で一時中断した。

 コスモス総合研究所・・・この研究所の存在は一部の人達を除いては世間ではあまり知られていない。秘密な訳でもないが高齢化社会の系列化した権威主義の世の中では誰も認めていなかっただけの事である。しかし、その名前は度々新聞で見かけられていた。だが新聞の記事を読む限りこの研究所の実体は一般人にはまったく理解出来ないものであった。だがヨーロッパやアメリカでは逆に一部分ではあるが地球上でもっとも素晴らしい研究所と評価されていた。