旅のtuba吹きdaysukeの日々

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2012-02-06 solo@祖師ヶ谷大蔵ムリウイ

高岡大祐 tuba

怒涛の二日間を終えてソロ。ゆったりいこうと思っていた。

会場のムリウイは店主の手作りの店で、木の板張りと防音のないスペースで生音の響きが心地よい。

この箱は、楽器のようだ、と前から感じていた。

同じように感じる人は他にもいて、「会場を楽器のように演奏する」というのも見かけるけど、その場合、

いつもどおりに演奏してたら全然意味が無いと思う。

ここでやるとき、とても特別だ。

前回、会場のあちこちが、tubaの音色を変えるたびに、共鳴していくつかのアンサンブルのように自律的にサウンドし始めた時、ほんとうに驚いた。

それをある程度コントロールして、まさに楽器のように、演奏したのだ。

今回はどうだろう。

ある程度目指したが、その意味では失敗、だったかもしれない。

改めて、tubaの響きの新しい発見をいくつもしてしまい、それに没頭した。

僕はコンセプトで音楽や即興をやっているのではなく、その場で本当にやりたい/やるべき音楽を出来る方法として、

即興で演奏しているので、こういうこともある。

また自分にとって、新しい日だった。

2012-02-05 横浜某所

Smoke Benders duo:Samm bennet,Daysuke Takaoka

この日のことはもう詳しく書きませんが、もうチャリティは懲り懲りです。出た僕も悪かった。

道楽で偽善に付き合わされるのは、最悪の迷惑です。

怒りに満ちているとき、演奏は何故かいいもので、CDが物凄く売れました。良かった…。

というわけでこの日のことは忘れます。サムさんの演奏は最高です。

2012-02-04 Smoke Benders Duo@赤坂某所

SMOKE BENDERS :Samm Bennett,Daysuke Takaoka

非常に珍しいことに赤坂でライブ、サムさんのお誘い。ちょっと色々ありました。

まず赤坂という場所に慣れていない。探してつくと、あ、以前に千住にあったときに一度だけ出演した場所だ。やっぱり。

他に3バンドありの対バン。みなギターベースドラムで見るとなんとなく音がわかる。僕らは謎だ。

あ〜tubaね、みたいな外人がいて少々ムカつく。サウンドチェックからビビらせてみる。

僕らの出番は2番目。ざわつく外人プレイス風の雰囲気、またしても感じる、ああtubaね、みたいな。

最初の一音から、容赦せず。耳を奪う。サムさんはウォーキングドラムを改造してエレクトロニクスと組み合わせた、見かけは簡易だが音は面白くて立派な改造パーカッションキット、僕はtubaで延々循環呼吸だ。聴いたことがないだろう。

感触は良かった。

後は酒のんで、他のバンドの音があまりにラウド過ぎてトイレに駆け込みトイレットペーパーで耳栓したが、最後には頭痛がしたので、先に帰った。

演奏は好評でCDは売れたので、まあ良しとして帰る。でも向いてないね、自分、こういうところ。

2012-02-02 田中邦和/高岡大祐/David Scanlon/Dave Miller@吉祥寺Foxhole

田中邦和sax 高岡大祐tuba David Scanlon(g)Dave Miller(ds)

この日は元々クニさんとソロ&デュオの予定だったけど、大阪ペットボトル人間というバンドを見て二人をスカウトし4人出演のセッションに。

駅改札で待ち合わせると無事にドラムのデイヴはきているが、ギターのデイヴィッド(紛らわしい名前だ)が来てない…。

まあ彼は携帯電話を持っているので心配せずに先に会場に向かうとすでにデイヴィッドの荷物はあって、散歩中だった。

ドラムのセッティング中、これ僕がアメリカで持ってるセットと殆ど同じだ、とデイヴ。

帰ってきたデイヴィッドもセッティング、やたらに「こんなにスペース使って皆狭くない?」を繰り返す。

ギリギリになってバリトンもって登場のクニさんも揃ってゆったりとライブ。

最初は僕の希望で全員のソロ、言いだしっぺの責任で、僕→デイヴィッド→クニ→デイヴ。

僕は結局マウスピースをつけてtubaを一度も吹かなかった。やったこと無いことの連続で、楽しく演奏した。

デイヴィッドはやる前「うーん、ソロかあ…」と何度も言っていたけど、やってしまうとストレートにプレイ、彼のタッピングのプレイは鮮やかだし、技術偏重のアザトサはない。楽器上手い。

クニさんはバリトンバーゲン、というかこの楽器の響きをいかして色彩豊かなソロだった。ノリノリ。

最後のデイヴ、なんかこないだ見た時と物凄く違う印象、始まった瞬間に、なんか凄い変な感じ、なんだかとても言葉になりづらい「何か」をやろうとしていた。そしてそれは鮮やかに成功したわけではないけど、何か、を期待させるような、ちょっと見たことのないソロだった。

ヘタ?詰まらない?に聞こえるかもしれない危険性をはらむ、不思議で印象的な演奏。彼自身はとてもテクニシャンだ。

休憩と歓談を挟んで2部は全員で。うーん、即興会話の醍醐味。

やはり生演奏の即興演奏コミュニケーションだと思う、その会話はいわゆるありきたりな形での会話ではないかもしれないけど、

音楽言語の違う人間が(この時は特にお互いのこともよく知らない)自分たちの言語(それは誰かとの共通言語だったり訛っていたり、自分だけの発話のようなものだったりする)で他人と会話をするという感じで、僕はそこにとても興味がある。

デイヴはソロの時よりなめらかなドラミング、デイヴィッドのサウンドのカラー、クニさんは歌まで飛び出した。僕は聴いて楽しんだ。

演奏することより、僕は聞くことが好きなのかもな、と、よく思う。

デイヴィッドが居候先遠くて、なんだかよくわかってないみたいだから彼を送りがてら、ということで早く退出することに。

またやろうね、と話す。

デイヴィッド、最寄り駅はどこだ?というと、「タカサクサ〜」とかいうけど、そんな駅ない!!

心配だが、しょうがない、と見送りをする。大丈夫かな、面白いやつだ。

しかし楽しい夜だった、これだからやめられない、即興は。

2012-02-01 広瀬淳二x 高岡大祐x 千葉広樹x大沼志朗@入谷なってるハウス

広瀬淳二(sax) 高岡大祐(tuba) 千葉広樹(b) 大沼志朗(ds

今回の上京一発目。広瀬さんのお誘いはいつも嬉しい。

千葉くんとはちゃんとやるの初めて、なんかHPの印象とかなり違う…ニコニコ好青年である。

ニコニコといえば広瀬さんも大沼さんもそうである。僕は締まりがないヘラヘラしてるかも。

音の方はノーマイク、がっつり生演奏フリージャズ。この日思ったけど、僕はフリージャズのプレイヤーじゃありませんね。

ジャンルなんて形でも言葉でもないですが、なんというか、その魂がない、というところで、そう感じる。

広瀬さんと大沼さんからはそれを強烈に感じるし、千葉君は若いのもあってまた違う。しかしこの4人で演る、というのが

すでにコンセプトや作曲にようになっている感じがする。

なにせ僕はどこにいてもtubaだ、その上に出音はアレだ。

おもいっきり演奏させて頂きました。

次は4月に予定されています。

2012-01-29 『未知の知-新年の宴-』 【本町NUOOH】

『未知の知-新年の宴-』

《LIVE》・山崎昭典・バクウォンズ・BOILERZ

若い音楽好きの友人濱田くんの企画で出演。会場は馴染みのヌオー

この日は初めてのセッティング、ステレオの真空管マイクプリを用意し、2本のマイクは自分でコントロール、1本はベルの上、もう1本は抜いた4番抜き差し管あたり。

もう1本のマイクはボーカルくらいのセッティングにして口元へ。3本のマイクに囲まれた感じ。

しょっぱなは山崎さん。丹後の方から雪を越えてやってきたそう。アコギと少しのディレイサンプラーミニマルで美しい世界。

次のバクウォンズ、前回のムジカジャポニカでのライブが衝撃的だった、やはり今宵も土人のような扮装化粧。

ウォンさん、いきなりバナナを取り出す。ああ。歌う、踊る、語る、食べる。ちょっと説明できない、これは見ないと。

僕自身の音楽性とは全く違う、そして本当に面白くて楽しく、素晴らしい音楽だと思う。

ちょっと大阪以外で生まれることが、想像できない。アフリカなどの昔の地域の大衆音楽にも似た感触。

大おすすめです、バクウォンズ。

続いた我ら。ワタンベは店のドラムセット。僕はマイクに囲まれてあまり身動きがとれない。

自分たちの演奏というのは、完成形があまりにも無いので、自分たちで、よかったとか悪かったとか、言えることがない。

ただ終わった後、一番最初に耳にしたのは真横で見ていたバクがあげた奇声だった。良かったらしい。

見ていた人が喜んでいたから、多分良かったのだろうと思う。

(別に自分たちで悪かったと思っていたわけじゃない、本当に自分たちではなんとも言えない)

このあとは長い長い飲み。飲んだわ…。楽しい夜でした。

2012-01-28 都築バクx高岡大祐【枚方Moonshine】

都築バクg 高岡大祐tuba

この二人で定番的にやっているお店。

この日はちょっと特別で、直前に予約が入りお店は満員、しかもスーツ姿の壮年男性中心。

えー。マスターにきくと、ちゃんとライブだとは伝えたとのこと。

ちょっとテンパるバク。はははと笑う僕。いつもどおりやるだけ、つまり何も考えず出たとこ。

先にバク、やはり少し緊張してるけど、いいギターだ。先にやってもらったほうがいい、僕が先だと混乱するだろう。

で次はtubaソロ。スーツ姿の中のリーダー(会社の社長さんだった)のおっちゃんは、

「おおチューバや、こら珍しい、知っとるか、これはな、低音の魅力や!いやあライブ観れるなんてこれはラッキー!」

と上機嫌だけど、果たして自分に低音の魅力なんて、あったっけな…

ええいままよ、あ、出ちゃった、いきなり歌いながら吹いちゃった。

tuba吹く単音の刻みに、喉だけ別で声を出して二重奏。出ちゃったものは仕方がない。

さいしょきょとんとしていた社長さん、そのうち手拍子と一緒に歌い出した。こうこなくっちゃ。

といっても、あんまり客席アピールな演奏はしてなかった、ただ単に社長さん以下がついてきちゃった。

ちょっと実はこういうのは大変なんだけど、色々なケースで演奏するのには慣れているので、あり。

休憩を挟んで2部はデュオ。なんと最後の方はフラメンコみたいになった(バクはフラメンコギターが弾ける)。

tubaで?知らない。でもそんな感じ。

即興なんだから、こうならなくてはいけない、はないもの。別にサービスでも何でもない。思いっきり演奏できた。

投銭なんてあんまりやったことないだろうから少し説明。「はい、これは私達の生活費になります」

ちょっとお客さんの顔色が変わる。経営者の方々だから、分かってもらえたのかもしれない。

不相応な感じではなく、良い感じに、たくさん入りました。感謝。

いい夜でした。さすがに少しだけ、気を使ったのだけど。

2012-01-24 solo@堀江FUTURO

高岡大祐 tuba solo

急遽決めたソロ。投銭のせいかたくさんのご来場感謝。

最近ソロに対する気持ちが変化してきた。より準備しない方向へ。

自分が予期しない音が出るように自分の体をセッティングして、後はエラーを起こすように。

この自己エラーシステムを生身生音の即興演奏で起こすのが、自分の今のやり方だ。

1部35分ほど、2部40分ほど。どうだっただろう?自分では客観的にも主観的にもなっていず、自分が「物質化」したような時間なので自分ではよく分からない。

この日もPCの録音に挑戦した。か細い音だが試しにここにアップしてみた。

http://soundcloud.com/blowbass/tuba-solo

よろしければどうぞ。

2012-01-23

眠れない。

どんな場所でもどんな時でも八時間は眠れる気楽でのんきな人間なのだが、何故か三時間で目が覚めて、眠れない。

こんな事は珍しい。


ライブの余韻で眠れないということもたまにあるが、この夜はそんなことはなかった。

飲酒を控えたから?ではないだろう。

ここ数日いろいろなことがあったからだろうか。

などと、珍しく音楽の話題でも告知でもないことを、つぶやきがちに書いてみた。

Twitterは140文字で、それには慣れてきたし安直で出しやすい、Facebookは基本的に英文中心、

ここはライブの記録と告知の場にしてしまっていたけど、

たまにはこういうのも悪くないだろう。

(もはや何をやっても「悪い」かもしれない)


昨夜、アルトサックスを担いだ華やかな女性の一団を見かけて、

「tuba吹きで、即興演奏家で、タカオカダイスケだなんて、とんだ三重苦だ」

などと突発的に思った。

ここ地元大阪にいるから、そんな風に思ってしまったのかもしれない。

ただでさえ、tubaなどという、やっていても認められることはおろか(別に認められたいわけではない)、

何それ楽器?といわれるようなものを好き好んで(というほど楽器に過度の愛情があるわけではない)もう27年も続けてやり、

地元でそれほど場もシーンも(たとえシーンがあったとしてもそこで活躍することはあり得ないが)愛好者もごく少ない即興演奏を中心に行う。

これだけでも「マニアック」と片付けられるには嫌というほど充分だが、

(ちなみに自分では自分の事をマニアックだと思った事はない、一般的かどうかはしらないが、こだわり、のようなものを意識している事は殆どない)

トドメにタカオカダイスケである、というのがまたなんとも言えない、

産んで育ててくれた親にも、ごく少なくとも親しく接してくれている人達に恨みなどカケラもなく感謝の念しか抱かないが、

ここ数日自分の愚かさに気づく事夥しく、

後悔こそせずとも(そこが浅はかであるのかもしれないが)、自分をこのように育んだ自分自身を恨み、とは言わないが、

怨みたくなることは、あった。

三重苦、などといっても、この愚鈍で頑丈な奴めは、肉体的にも精神的にも鈍重で壊れにくく、

相変わらず風邪一つ引かず、体調が悪い、という事を殆ど忘れてしまいそうな、罰当たりな頑強さ、

傷つく事よりも傷つける事のほうが圧倒的に多い、迷惑な質量を持つ無神経なノータリンで精神性の低い心(果たして自分に心のようなものがあれば、の話だが)、

思えば、三重苦、などどの口がいうのか、地獄へ落ちろ、と自分でさえも思ってしまいそうだ。(他人が言ってるのは聞き飽きたし、そりゃ尤もだ、といまなら思う)

当然の結果の、ないないない、ないない尽くしでは有るが(何がないか書くとあまりに情けない泣き言になるので書けない、想像通りです)

想定外に、自分は不幸せではないのだとも思う。

ここに至って、多くの人の軽蔑を受けるのかも、しれないが。(これ以上に?)

自分が好きな事ができているかどうかは、実は良く分からない。

好き嫌いを越えて、今までに触れ、感じ、血肉とし、生き方にまでなってきた、すべての物事と出会いが、いまの音楽になっている。

幸せになれるか、といえば、全く分からないし、

他人にはこんな人生を絶対に推薦できない。

(信じてもないが、もし天国と地獄があるならば、自分は確実に地獄行きだろう)

取り立てて意思が強いわけでもなく、強固な選択肢の末に、選んでこうなったというより、

なるようにしかなってきていないが、

いまのいまはこれしかない、という生き方をできるようになれた事の要因となったすべてには、

感謝をしたい気持ちも、ある。


振り返ると、去って行った人達の多さに、気が遠くなる。

時は流れ 人はまた去る 思い出だけを残して

じゃがたら江戸アケミはそう歌ったが、

本当にそうだ。

彼ら彼女らが去ったのは、間違いなく自分のせいだ。

自分を嫌い、忘れ去って行った人達が、自分を育んでくれたような気がする。

自分の三重苦はけして楽なものではないのだが、これがなければどうしても生きていけないものだとも言える。

この三つに出会え、生涯を費やしていける事に、

そうして生きていけるようになれたのは、今までのすべてのおかげである事に(つまり、人達に)

深く感謝をし、迷惑かけて、ありがとう(©たこ八郎)

と記しておきたい。


なんだよ、その三重苦って俺の、じゃなくて、俺がそう生きてる事で俺の周りと世の中が被る「苦しみ」の原因じゃねーか…

とも今おもったのたが、

自分と全く正反対の性格で、すぐに周囲を魅了し誰からも愛される我が母親が事あるごとに他人に言う、

「大祐は幸せです」

というのに、というか母に免じて、

少しだけ、許してやってください。


さあ、もう眠れねえなあ。

いや、眠るか。

はあ、ダメな奴だ。しっかりしろよな

2012-01-22 「息吹と打撃スペシャル」【堀江FUTURO】

「息吹と打撃スペシャル」横沢道治per 高岡大祐tuba 橋本達哉ds 都築バクg

息吹と打撃、は横沢さんとやるときによく使っているイベント名で結構長く続けている。

今回は、橋本さん(通称はっしゃん)とバクを招いて。

この日は個人的に実験で、随分前に手に入れたオーディオインターフェースとPCで録音もしてみた。

セッティング中にケーブルに不足があって買いに行く、財布の中身が…。

バクと横沢さんとはよくやっているがはっしゃんと横沢さんは初めて。はっしゃんはとてもシャイで緊張している。

1部はバクとはっしゃんのデュオ。バクはアコギをPAに、はっしゃんは彼独特の薄切り特製モバイルドラムキット。

バクはハウリングをうまく利用して楽器をビビらせながらテクニカルに爪弾く、はっしゃんは集中力、そして楽器の特性をばっちり掴んでとてもいい音で演奏している。スティックを変えると楽器が丸ごと変わったようなサウンド。

次は横沢さんと僕。横沢さんはジェンベにカホン、タムや鳴り物など。

横沢さんの線と僕の粒が、交わったり離れたりする。

休憩を挟んで全員で一緒に。いろいろな音にふれて自分も新しいトライを沢山出来た。

この夜は、特別なお客さんも来られて、涙。