りんかい線への連絡乗車券(1)

新宿発、りんかい線 東京テレポート行きの片道乗車券です。
会社線への連絡乗車券ですが、りんかい線は各駅の運賃がマルスシステムに登録されているため85mm券での発券が可能で、自動改札機も通過できます。

過去にはりんかい線マルスシステムに運賃が登録されておらず金額入力操作が必要でしたが、2003年に中央線からの直通の臨時列車「お台場花火号」(高尾〜新木場間)が運行された際に運賃が登録されたようです。

発売額は480円で、JR線新宿〜大崎間の160円と東京臨海高速鉄道大崎〜東京テレポート間320円の合算となります。

なお、大崎駅を接続駅とするJR東日本から東京臨海高速鉄道への連絡乗車券の発売範囲は以下のとおりです。
JR東日本:山手線 五反田〜池袋間、赤羽線東北線 北赤羽〜大宮間、川越線 日進〜川越間
東京臨海高速鉄道:各駅

JR東日本の連絡範囲はりんかい線直通列車の運転範囲である埼京線に一致しています。りんかい線の列車は停車しない五反田や目黒も発売範囲です。
また、普通乗車券における接続駅は大崎のみです。大井町、新木場は定期券の場合のみの接続駅です。

マルスシステムに運賃が登録されていれば会社線の連絡乗車券もJR線で完結する乗車券のように簡単な操作で発券が可能ですが、今後、連絡乗車においてはICカード乗車券の相互利用が主となるものと思われます。現在運賃が登録されていない会社・区間が新たに設定されることはおそらくないでしょう。

なお首都圏においてマルスシステムに運賃が登録されているのは小田急電鉄、東京臨海高速鉄道鹿島臨海鉄道相模鉄道、栗橋接続の東武鉄道などごく一部の路線に限られます。