最近見た映画
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最後まで生徒の名前を覚えることが出来なかった。また、号泣姿を長く見せるのは好きじゃない。
小説は違うんじゃないかな?
晩春
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封建的な形が残っている田舎の女学校に、都会の共学校を異性問題で辞めた学生が転向してきた。
古い時代に、新しい女性像が放り込まれて持ち上がる騒動。
悪い奴ほどよく眠る
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不思議な音楽の使い方と、ラストの「振り返る」展開に、個性が発揮。ラストシーンの姿形はとても印象に残る。
今もあんな感じなのかな・・・!?少なくとも、イメージはたいして変わっていないように思う。
見た映画
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兄が母親に怒り、子供を怒鳴りつけ、友人宅で囲碁を気もそぞろに打つ場面。父が踏切を忘れて物思いにふける場面。女子二人が海岸を歩く場面。「今が一番いいときかもしれないな」そして、「こうしてみんな離れていく、そんなもんだよ」というセリフ。また、怒鳴られた子が弟を連れて海へ行き、バカヤローッ!と叫ぶ後ろで、弟は立ち小便をしている場面や、妹に結婚の気があるのかどうかを尋ねる場面、さらにケーキや、友人の母が登場する全ての場面などでのユーモア。
小津映画の核となるのは家族を互いに思いやる気持ちであり、そのための手段としてこの時代には対話があった。
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進め方と順番が思ったとおりでないために、頑固なお父さんは素直に祝福することが出来ない。盛大に祝ってやろうと考えていたのに、娘のことがもちろん大事なのに、全てがスムーズに出来なくなってしまった。娘は幸せなんだろうけど、何となく割り切れない。そういう気持ち。古い時代と新しい時代の合間の、昭和33年の映画。
詩吟の場面は難しい。夫に従いつつ、芯の強さを持った、お母さん(田中絹代)の演技が素晴らしかった。
さん喬→喬太郎
4/10放送、BS11、「柳家喬太郎の粋ダネ!」より。
ゲストは、番組ホスト・柳家喬太郎の師匠、柳家さん喬。
喬太郎という噺家は、20年に一度出るか出ないかの芸人であることは確かなんですね。で、それは才能・・・であることは確かなんです。
ただ、私から見ると・・・才能に・・・おぼれそうなときが、多々あるんですね。
古典落語が、彼は好きなんです。とっても好きなんです。新作落語より古典落語の方が好きなことは分かってるんです。
でも、ニーズに応えちゃったがために新作落語をやらざるを得なくなって、それでまた、それで自分は今、スター・・・というと彼は嫌がるでしょうけど、スターダムにのしあがったわけですね。でも、新作がなかったら、おそらく古典だけだったら、彼はないです。正直言って、ないです。他にもっと上手いのはいくらでもいますから、古典落語には。
ただ、彼は今、新作で自分が世の中に出たことを武器にして、新しいものに取り組める、その位置にいるんですね。ですから、この位置を絶対逃さないで、それも古典落語に活かしてもらえれば、と思います。
発想することが大変に得意な男ですから、古典落語を演じるんでも、すごい発想力があるから・・・
あと、まあ、本音を言ったらあれですけど・・・とにかく、彼は僕のライバルですから。本当に、ライバルですよ。(喬太郎、恐縮しきり)
「こいつに負けたくないな」と思うときと、「あ、こいつに勝ったな」と思うことが多々あるんですね。これは本音、テレビで本音なんか言っちゃいけないのかもしれないけど、それは事実です。
だから、彼が挫折するのが嫌なんです。ライバルだから。
(喬太郎、コメントを求められるが、しばし絶句。その後「・・・挫折は、しそうですね、わからないけど」)
あのね、挫折はすると思いますよ、誰でも。まあ、魚住さん(司会アナ)もいろんなお仕事の上で、挫折感は、お考えになったことがあると思いますが・・・*1でも、挫折を乗り越えさせてくれるのは、仕事や人ですよね。
ですから、彼にもそういう挫折を乗り越えることのできるような・・・もし挫折を感じた時にね、いい仲間といい仕事があれば、絶対乗り越えられると思うんですよね。
挫折を一人だけでしょいこんだら、それは挫折で終わっちゃうんですよね。
転んだときは、やっぱり立たなきゃいけない。
「ライバルだから挫折して欲しくない」という言い回しで、弟子の成長を願う気持ちを語った師匠・さん喬。質問されたこと全てに真面目に答えており、その人柄がひしひしと伝わってきた。弟子が多いのも頷けるというものだ。
*1:番組の最後には魚住アナに向かって「ご無礼なことを言って申し訳ないです」と頭を下げていた。
マリオ・バルガス=リョサ「フリアとシナリオライター」
Mario Vargas Llosa (1977) "La tia Julia y el escribidor" (Aunt Julia and the Scriptwriter, 1982)
1950年代の南米、ペルー。僕は18歳の大学生で法律を学んでいるが、小説家になりたくて、ラジオ局でのアルバイトの合間に短編小説を書いている。その頃ほぼ時を同じくして、ボリビアから2人の人間がやってきた。離婚して帰国した13歳年上のフリア叔母さん。一緒に映画に出かけるうちに、一番後ろの席でキスを交わすようになる。スキャンダル好きな親族たちの目を避けながら、将来のことは決して語らず、関係を深めていく・・・。もう一人は、シナリオライターのペドロ・カマーチョだ。人生全てを創作に捧げる「本物の作家」であり、彼が書くラジオドラマはペルー全土に熱狂的に迎えられた。一日のうち十時間を執筆にあてて十本のドラマを書き分け、七時間はスタジオにこもって演出家や声優もこなしていたが、無理がたたって次第に・・・。
- 作者: マリオバルガス=リョサ,Mario Vargas Llosa,野谷文昭
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「僕は書く。僕は書く、と僕は書く。頭の中で、僕には、自分が僕は書く、と書くところが見え、自分が書くのを見ている僕を見ることもできる(以下延々と続くが略)」を巻頭に据えたメタな小説。
ペドロ・カマーチョのキャラクターと彼が書きわけるシナリオのハイテンション、「僕」とフリア叔母さんの恋愛描写の細やかさ(かわいらしさ)、そして感動的なエピローグまで、充実の作品。
最近見た映画
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沢田研二、菅原文太のリアルファイト。なぜ、どうして、といった理屈の判断は客に任せて、どんどんテンポよく進んでいく。なんだか分からない不条理さと、細かいところに気を付けた緻密な描写を、同じ階層に並べた怪作。真面目にふざけた映画。
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世代間に流れる時間が違っていることが、よーーーく分かる。人は成長すると親から離れ、自分の世界を作り、そこを中心として生きていく。思ったとおりにはいかないけれど、「まあ、幸せな方だろうなぁ」と満足する両親。この妥協した満足に至るためには失敗を多く目撃(経験)しなければならず、年輪が必要だ。小津安二郎の代表作。
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先生の嘆きは重いが、大人たちは深入りはせず、自分の生活に反映させる。これは「やれば必ず出来る」高度成長期時代の日本の姿かと思う。岩下志麻、娘時代の作品。岸田今日子もバーでの名シーンを演出。東野英治郎はむかしっからお爺さんだ。
お早う
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長男の幼い反抗期と、次男の素朴な表情が笑わせるホームコメディ。「無駄が大事。無駄があるから世の中はうまく流れていく」
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「トレインスポッティング」を思い出さずには入られない、音楽と逃走。アクション映画ばりの細かな編集、原色の街・インド。テレビ番組を下敷きにしたストーリーは日本で放送されていないことが多く困ることもままあるが、この「ミリオネア」は日本人でも大丈夫。なにしろwikipediaによれば100カ国以上で放送されていたそうだ。
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そのほか、
アイ、ロボット
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ハンコック
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20世紀少年第2章
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ラッタウット・ラープチャルーンサップ「観光」
Rattawut Lapcharoensap (2004) "Sightseeing"
タイ人作者による短編集(+中編1)。社会的不公平にあふれるタイの生活を切り出してみせ、高く評価されたという25〜26歳時のデビュー作。ガーディアン、LAタイムズ、ワシントン・ポストなどの書評欄で取り上げられ、全米図書協会は作者ラープチャルーンサップを「注目すべき若手作家」に選出したという。
この短編集で繰り返し描かれるのは様々な形の「比較」と、異文化や異環境への適応である。全体を通して感じたのは「どうにもならない感」だが、しかし、簡単に諦める奴はいない。
- 作者: ラッタウット・ラープチャルーンサップ,古屋美登里
- 出版社/メーカー: 早川書房
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翻訳
ドイツ語論文を英訳することになったのでメモ。
Google製の多言語OCRエンジンを搭載した「Softi FreeOCR」:教えて君.net ママ。ただ、今はSofti社の版権ではなく、新しいダウンロード先はコチラ。
- 多言語対応のFreeOCRをダウンロード・インストール。http://www.paperfile.net/
- GoogleのTesseractエンジンを使っているそうなので、下記サイトからドイツ語パッケージ(German language data for Tesseract (2.00 and up))をダウンロード。 http://code.google.com/p/tesseract-ocr/downloads/list
- ダウンロードファイルを展開するとtessdataフォルダの中に8ファイルが出来るので、それを全部コピー。
- インストールしたFreeOCRを開いて、メニューのSettings-Open language folderをクリック。
- 開いたフォルダ(defaultではWindows->tessdata)に、コピーしたファイルをペースト。
- FreeOCRを一度終了して再度開く。右上の言語ボックスに「deu」が入っていればOK。deuを選択して、あとは通常通りにScan、OCR・・・。
- ドイツ語から英語への翻訳にはGoogle翻訳を使った。 http://translate.google.co.jp/
英語と似ているなー。ドイツ語と日本語を勉強した外国人によればドイツ語は難しい、でも日本語の方がもっと難しいそうで。