「生活考察」編集日記

2016-11-29 『仕事文脈』vol.9「ごはんと仕事」

タバブックスが発行する、仕事と生き方をめぐる雑誌『仕事文脈』最新号(vol.9)に、編集協力的な関わり方をしつつ、記事を2本書きました。


http://tababooks.com/books/shigotobunmyakuvol-9


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今号の特集は「ごはんと仕事」。


私が書いたのは、お腹が弱いことと仕事の話をからめた、ちょっと恥ずかしいエッセイ「腹弱」と、多様な食の在り方を取材した「ごはん、マイウェイ」コーナー内の取材記事です。

後者の企画でお話を伺ったのは、学生時代のバイト仲間で、現在美術作家として活動している友人・原大記氏(写真も、これまた当時のバイト仲間である大橋祐太氏に撮ってもらいました)。

彼は「ひとりでしか安心して食べられない」人でして、付き合いは古いのに、ものを食べている姿をまったく見たことがありませんでした。

とはいえ、生活していれば、人と食事をせざるを得ない局面もあるはず。

どうやってそういう場面をやり過ごしているのか? そして、なぜそうなってしまったのか?

前々から気になっていることでもあったので、せっかくの機会だしと話を聞いてみたところ、思っていた以上にヘヴィな過去があることが判明し……。


ご一読いただければ幸いです。


取扱店はこちら。


そして、目次等は以下です。


仕事文脈 vol.9


定価 本体700円+税 

A5 判・96ページ 

ISBN978-4-907053-15-4

2016年11月


特集:ごはんと仕事

ごはんを仕事にしてる人、仕事する人のごはん、はたらかないで食べてる人。

ものすごくこだわっても、全然気にしなくても、みんなごはんは食べる。

あるいは「食うために働く」「そんな仕事で食べられるのか」という物言いにちょっと立ち止まってみたり。

食べることから考えてみた仕事のいろいろ。


特集

ごはんと仕事 コッコたちのことについて。  河本順子

小さなベジ屋のワークシェアの話  小田晶房(なぎ食堂)

ごはん、マイウェイ  編集部

発酵培養のリズム 盆踊りは灯をともしに行く役目  小林野渉

ブラックニッカ日々  スズキナオ(チミドロ)

ルポ・BAR「半年」のママになってみた  丹野未雪

子ども食堂に行ってみた「油揚げ」と「桜本こども食堂」

ブリトー川崎クラフトビールポートランド and more  

ごはんで見つめる「きれいごと」  新保あずさ

食事生き恥 餅井アンナ

腹弱 辻本力 シカ人間の精神―危機のときほど、遊んでしまえ 栗原康

#ごはんと仕事


連載

仕事回文 杉野あずさ・里鵜ミリン

【新連載】 虹色眼鏡  チサ

バンクーバーと仕事・ 人生の手札  太田明日香

これも仕事だ!日記・ 南陀楼綾繁  

あちこちふらふら・お仕事放浪記 まきせ記子

文脈本屋さん・ 千駄木往来堂書店

無職の父と田舎の未来・ 文化のための「食っていく」コストと、プラットフォームについて。さのかずや

わけられない仕事と生活 宮川真紀

2016-11-21 『NHK短歌』対談:酒井順子×穂村弘3

【発売中】


NHK短歌』(NHK出版)12月号、 出ました。

構成を担当している穂村弘さんの対談連載「穂村弘、対して談じる。」、酒井順子さんゲスト回のPart3(最終回)が掲載されています。


https://www.nhk-book.co.jp/detail/000009173122016.html


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「男・女で古典作品への共感度合いはなぜ異なるのか」といったジェンダー的な話題から、エッセイと短歌における表現方法の差異など、「違い」をめぐる対話から、両者の特質が見えてくるのが面白い回となっております。


そして、次回からはまた新たなゲストにご登場いただきます。

映画・アニメ化された著作が大人気の、あの直木賞作家さんです。

お楽しみに!


NHK 短歌 2016年 12 月号 [雑誌]

NHK 短歌 2016年 12 月号 [雑誌]

2016-11-19 阿川佐和子氏インタビュー@『スミセイ ベストブック』1月号

住友生命」が出している本の情報誌『スミセイ ベストブック』の2017年1月号で、エッセイスト・タレントの阿川佐和子さんにインタビューしています。


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話題は、昨年亡くなられた父・阿川弘之氏との思い出を綴った『強父論』文藝春秋)について。

数々の暴君エピソード〜親の七光り問題まで、たっぷり語っていただきました(紙幅の関係で泣く泣く削ったエピソードも多々)。


強父論

強父論


聞く力』の著者に話を聞くということで、畏れ多いことこの上なく緊張しまくりでしたが、結果としてムチャクチャ楽しい笑いっぱなしの1時間でした。

テレビの収録直後でひじょうにお疲れだったはずなのに、それを微塵も感じさせないサービス精神満載のお話っぷりに脱帽、

プロの凄みを見させていただきました。

ありがとうございました。


担当編集の方に「私もその話、初めて聞いた!」と言っていただけたりしたので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいのですが、以前にも書いたように、この雑誌は住友生命が会員向け及び勧誘等のために作っている媒体のため、少々入手が難しいかもしれません(本屋とかに置いてあるわけではないので)。

ですので、気になった方は住友生命に問い合わせてみてください。


よろしくお願いします。

2016-11-18

発達障害特集@サイゾー12月号

10:27

【本日発売】


サイゾー』12月号の第2特集「"アスペバブル"の危ない真相」で、「企業の本音と【アスペ対策】」という記事を書いています。


http://www.premiumcyzo.com/contents/2016/11/201612.php


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書籍や雑誌で取り上げられたことによって、広く浸透したように思える「発達障害」。

しかし一方で、安易なレッテル貼りが横行するなど、“発達障害バブル”とでもいうべき状態を危惧する声も上がっています。

ここに至る経緯や時代の空気、企業側から見た発達障害、そして障害をめぐる社会の動向について取材しました。

ご協力いただいたのは、現在約30社の産業医を務め、「NewsPicks」のプロピッカーとしても活躍する大室正志氏、医療ジャーナリスト石塚集氏など(お世話になりました!)。


なお、本特集の概論は、『生活考察』(絶賛休刊中……)でも執筆いただいているライターの須藤輝氏が担当。

さらには、「フィクションの中の【アスペルガー】」という記事は、桃山商事の清田隆之氏が書かれていたりして、「なんか近しいメンツが集まったなー(笑)」と偶然に驚いたのでした。


よろしくお願いします。

2016-11-10 寄稿:『文學界』12月号 特集「書を持って街へ出よう」

【発売中】


文學界2016年12月号の特集「書を持って街へ出よう」に、「極上の読書のための東京の喫茶、バー、ホテル」というエッセイを寄稿しました。


http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/


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大好きだった今はなき青山の名店「大坊珈琲店」の思い出を起点に、喫茶店を2店、特殊なホテルを1軒を紹介しています。


作家、エッセイスト、編集者、音楽家等々、さまざまな方たちの「外読書」にまつわるエッセイが多数掲載されていて、たいへん読み応えのある特集になっています。

寄稿者は以下(敬称略)。


堀江敏幸高野秀行村田沙耶香菊地成孔片岡義男伊藤比呂美

角田光代/関野吉晴/角川春樹津野海太郎小野正嗣都築響一

内澤旬子サンキュータツオ鹿島茂犬山紙子/戌井昭人古市憲寿

四方田犬彦/今福龍太/上田岳弘/沢野ひとし山口文憲管啓次郎

石田千松家仁之星野博美能町みね子


それから、オカヤイヅミさんの連載マンガ「最後の晩餐」も最終回。

島田雅彦さんが死ぬ前に食べたいものとは?(JR京浜東北線沿いにある、大衆酒場好きにはおなじみの名店。久々に行きたいなー)


私も、これからちびちび読んでいこうと思います。

楽しみです。