「生活考察」編集日記

2017-03-21 『NHK短歌』対談:清家雪子×穂村弘1

<発売中>

構成を担当している穂村弘さんの対談連載「穂村弘、対して談じる。」掲載の『NHK短歌2017年4月号、出ました。


https://www.nhk-book.co.jp/detail/000009173042017.html


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今号から3回に渡ってご登場いただくゲストは、「月刊アフタヌーン」(講談社)に連載中の作品『月に吠えらんねえ』が話題の漫画家・清家雪子さん

本作は、詩人歌人俳人が暮らす架空の街「近代□(しかく《詩歌句》)街」を舞台に、主人公の萩原朔太郎をはじめ、実在の詩歌人が活躍する、壮大で、ぶっ飛んでて、鋭い批評性を持った作品です(個人的にも、近年もっとも驚いたマンガの一つです)。

第1回は、清家さんのパーソナルな部分のお話を伺いつつ、『月吠え』の魅力に迫ります。


ご一読いただければ幸いです。

2017-03-20 サイゾー雑誌特集&Vampilliaインタビュー

【発売中】


サイゾー』4月号で、2つ記事を担当しています。


http://www.premiumcyzo.com/contents/2017/03/20174.php


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まずは、第1特集「(禁)雑誌ガイド」に、「業界の勢力図を塗り替える電子書籍の正体」という記事を書きました。


雑誌不況……なんて言葉ももはや耳タコ状態。

そんな現状が生んだムックバブルや付録付きファッション誌の黒い噂、そして、雑誌の救世主として注目されている「dマガジン」を始めとする定額雑誌読み放題サービスや電子雑誌の現状について取材しました。

出版関係者、Webメディア関係者、大型書店の雑誌担当者など、いろいろな方たちにお話を伺っています。

さらに、現在「ゲンロン カフェ」やEテレニッポンのジレンマ」等で活躍中のメディア研究者・大澤聡さん(近畿大学准教授)による、「今の雑誌に物申す!」的なお話も。

大澤さんは、私の作っている「生活考察」という雑誌にも寄稿いただいているお馴染みの人なわけですが、こうして取材させてもらうのは意外にも初(サイゾーにも初登場)。

というわけで、ぜひご一読を!


そして、もう1つは、大阪の生んだブルータルオーケストラ「Vampillia」のインタビュー記事です。


偶然見たライブで衝撃を受けて以来、その美と獣性が共存するサウンドと、圧巻のパフォーマンスの大ファンになってしまい、ずっと「サイゾー」の編集者に「取材したい!」と言い続けてきたのですが、それがこの度実現した次第。

Vampilliaは、最近では、戸川純さんの35周年記念アルバム「わたしが鳴こうホトトギス」のアレンジと演奏を担当したことでも話題になりました。


ご協力いただいたのは、リーダーさん、真部デトックス脩一さん(元「相対性理論」)、黒瀧セバスチャン節也さん、恋幟モンゴロイドさん、micci the mistakeさん、the man who has cameraさんの6名(サポートメンバーを含めると、本当は10人超の大所帯バンド)。

紙幅の関係で泣く泣くカットしたエピソードも多々ですが、これを機に、彼らのライブなどに足を運んでみようという人がちょっとでも増えたら嬉しいです。


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取材後に、the man who has cameraさんが撮ってくださった写真。私は当日、正装で伺いました(「ゴルゴロス」Tシャツ)。


ちなみに、彼らの近々の大きなライブは、フランスのポスト・ブラックメタルバンド「Alcest」を招いた『いいにおいのするALCEST JAPAN TOUR2017』

東京2日間(日本を代表するブラックメタルバンド「Sigh」も出演する17/4/7は完売している模様。4/6は発売中)ほか、名古屋大阪での公演があり。

とにかくライブがすごくいいので、騙されたと思って、まず一度見てみてください(じっさい、ライブを見て感動し、「加入したい!」と直談判してメンバーになった方も少なくないとか)。


よろしくお願いします!


Vampillia名曲「ice fist」

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ライブ映像

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2017-03-15 松田青子インタビュー&『醤油・味噌・酢はすごい』書評

住友生命」が出している本の情報誌『スミセイ ベストブック』の2017年5月号で、小説家の松田青子さんにインタビューしました。


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話題は、昨年末に発表された『おばちゃんたちのいるところ』(中央公論新社について。


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本作は、古典的な怪談や「おばちゃん」といったモチーフを用いて、「現代を生きる女性たち」を描いたユニークな連作短編集です。

タイトルの「おばちゃんたち」の英訳が「Wild Ladies」であるワケ、フェミニズムユーモアの関係について、なぜ女性の幽霊たちに魅力を感じるのか……などなど、いろいろとお話を伺いました。


それから、小泉武夫『醤油・味噌・酢はすごいーー三大発酵調味料と日本人』(中公新書)の書評も書きました。


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日本人の食生活に欠かすことのできない醤油・味噌・酢。

この三種の調味料の「すごさ」に、あらためてスポットライトを当てたのが本書。

先人の知恵、試行錯誤、絶え間ない研究の積み重ね……そうした「歴史」の重みと、著者の発酵食への愛情がビシバシ伝わってくる“すごい”一冊です。


ぜひ多くの人に読んでいただきたいのですが、以前にも書いたように、この雑誌は住友生命が会員向け及び勧誘等のために作っている媒体のため、少々入手が難しいかもしれません(本屋とかに置いてあるわけではないので)。

ですので、気になった方は住友生命に問い合わせてみてください。


2017-03-08 書評:『ど根性ガエルの娘』@SPA! 3/14号

<発売中>


今出ている「SPA!」3月14日号に、大月悠祐子ど根性ガエルの娘』(白泉社)の書評を書きました。


http://www.fusosha.co.jp/magazines/detail/4941023452037


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Tシャツに貼りついたカエルのピョン吉でおなじみ、昭和の名作マンガ『ど根性ガエル』。

本作は、その作者・吉沢やすみの実娘である大月悠祐子が、父との関係を描いた壮絶な家族マンガです。

スランプからギャンブルに狂う父、それによって壊れていく家族、そして、そんな過去が嘘のような、現在の幸せな家族の姿ーー。

この激しいギャップこそが、本作のキモかもなーなどと思いながら書きました。


ご笑覧ください。


2017-02-22 柚月裕子氏インタビュー@『スミセイ ベストブック』3月号

住友生命」が出している本の情報誌『スミセイ ベストブック』の2017年3月号で、小説家の柚月裕子さんにインタビューしています。


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話題は、昨年発表された『慈雨』(集英社)について。


定年退職した警察官・神馬智則は、妻との四国巡礼の旅の最中に、かつての勤務地で起こった幼女誘拐殺人事件に捜査協力することに。

しかしそれは、自身の苦い過去と再び対峙することを意味していたーー。


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作品についてはもちろん、柚月さんの考える「最大のミステリ」とは何か、はたまた中学生時代の“ちょっと変わった”アイドルまで、いろいろとお話を伺いました。


ぜひ多くの人に読んでいただきたいのですが、以前にも書いたように、この雑誌は住友生命が会員向け及び勧誘等のために作っている媒体のため、少々入手が難しいかもしれません(本屋とかに置いてあるわけではないので)。

ですので、気になった方は住友生命に問い合わせてみてください。

なお、担当者が見本誌を送り忘れていたため、今日手元に届いたのですが、もしかしたらもう次の号が出てしまっているかも……。


ちなみに、「生活考察」Vol.05でお世話になった阿古真里さんの『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのかーーパンと日本人の150年』 (NHK出版新書)の書評も載っています。


よろしくお願いします。