日経春秋 なお課題が多いNHK改革

通信と放送の融合も大きな課題である。12月から過去の番組や見逃した番組などを通信回線を経由して視聴できる「NHKオンデマンド」が始まる。著作・制作のほぼすべてを自ら担うNHKは、新しい視聴方法を提供しやすい立場にある。視聴者に歓迎される受信料の還元だけではなく、インターネット時代の新しい放送の形を率先して示していくこともNHKの責務であろう。

 インターネットと書いてNGNとルビ。

日経社説 給油めぐる民主党の「変化」を歓迎する

 民主党による徹底抗戦が続き、給油活動が中断する見通しとなっていれば、麻生太郎首相は、それを争点に据えて衆院を解散し、総選挙で民主党政権担当能力を問題にしていたろう。民主党は不利と見てそれを避けたのだろう。
 アフガニスタンでのテロとの戦いの重要性を認めつつも、インド洋での給油活動には反対し、一方で陸上部隊の派遣は認めてもよいとする小沢一郎代表の独特の理論はわかりにくい。まともに議論すれば、民主党内でも合意ができにくい。給油の争点化を避けたのは選挙を前にした政治的文脈での現実判断だった。
 私たちは、それによって民主党が政策的にも現実判断をできる政党に脱皮することを期待する。ただし、それは次の衆院選でこの問題が忘れられていいという意味ではない。

 テロとの戦いをはじめ、自衛隊による国際協力活動はどうあるべきか――。憲法だけでなく、日本の安全保障、日米同盟のあり方にもかかわる。選挙戦で与野党が論戦をかわす必要がある問題である。

 言葉も出てこない。

産経社説 【主張】高齢者医療 現制度の周知徹底が先だ - MSN産経ニュース

 多分と留保するけど、これは正論なんだろう。

 政府・与党は75歳で区切ることの変更を含む制度の大幅見直し方針を示したが、だからといって現行制度の説明がおろそかになってはならない。しばらくは現行制度が続く。これまでの手直しで変更となった点も多い。見直し方針の説明もいいが、現行制度を国民に丁寧に説明し、誤解や混乱の解消に力を注ぐことが先だ。

 現実としてね。

 制度の見直しで、麻生太郎首相や舛添要一厚生労働相が、高齢者の反発に重きをおくような姿勢を取っていることも問題だ。西濃運輸など健康保険組合が相次いで解散に追い込まれたのは、高齢者医療への拠出金が大幅に増えたことが主因だった。

 そのことの全体シフトが日本に新しい病理を生み出しつつある。

 現行制度は、少子高齢化が進む中で、現役世代の負担が重くなり過ぎぬよう財源の半分を税金でまかない、高齢者にも応分の負担を求める仕組みだ。高齢者と現役世代の負担割合を明確にしたのもこのためだ。税投入割合を増やすことも検討されているが、その多くも現役世代の負担となる。批判をかわそうとするあまり、制度の趣旨までゆがめてはならない。

 しかし世の中の流れというのは押し止めることができない臨界を超えてしまうことがある。

毎日社説 社説:視点 金正日総書記 演出と脅迫の戦術を放棄せよ=論説委員・中島哲夫 - 毎日jp(毎日新聞)

と、米政府当局者らの証言をもとにワシントン・ポスト紙が報じた。

だがニューヨーク・タイムズ紙によると、

 そういう部分をネグって書かれるよりはましかもしれないけど、ようするに、外信については、日本の報道機関は翻訳機関だけあればよいよ。

読売社説 非常任理事国 発言力を高め「常任」目指せ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 「常任理事国」は端的に対中国の問題で、おそらく大きな危機にうまく対処すれば現行の国連でも使い道はあるかもしれない。ただ、ここは二股かけておくべきだろう。
 オバマ大統領はいわゆるリベラルな人が期待しているより結果的にえぐい路線を打ち出す可能性がある。そこで理念にトチ狂う人が続出と、ならなければよいが。

朝日社説 安保理入り―核軍縮と平和構築に力を : asahi.com(朝日新聞社):社説

 意外とというといけないけど、これはまともな社説。

 任期中には、イランの核開発問題がヤマ場を迎えそうだ。グルジア問題を機に米ロの対立が深まる中、安保理を分断しかねない難題である。米国の同盟国で、イランとも友好関係を持つ日本は難しい判断を迫られるだろう。北朝鮮の核開発問題も、6者協議の行方次第で、安保理論議される場面が出てくるかもしれない。

 中ロに対するバランサーの役は期待されているだろう。米ロ対立というふうに捉えず、むしろロシアのアイスランド支援提起のような動きに同調してロシアとEUの関係にそれとなく配慮すべきだ。イラン問題は複雑。日本側に利権の構図があり、これと中国側の思惑で奇妙なポジション発言がときおり出てくる。イラン問題というのは基本的に石油問題とイスラエル問題。イスラエル問題についても日本側に奇妙な老朽化した支援グループのようなものがあり、たまに頓珍漢なことを言い出す。世界はいろいろ変化している。かつての正論が正論でもない。状況をよく見ていかないと。

晴れ

 なんてきれいな秋空なんだろう。これで世界が平和であれば、と、いやそれなりに平和じゃないか。
 夢は忘れた。昨晩はなんとなく寝付かれず、坐禅。今朝も坐禅。深夜帯で坐禅を説明する番組があった。ざっと見るとごく普通の内容。
 そういえば、昨晩、予約していたWii Musicが届き、少しやってみた。なんかお子ちゃまっぽいなと思いつつ、エアギターに夢中な私。

ああ、これね

 池信先生⇒馬鹿なIMEと頑固なATOK - 池田信夫 blog

しかし困ったのは、んの入力だ。私は昔、松茸(!)を使っていたときからの習慣で「ん」をxに割り当てている。IMEでもそうしているのだが、ATOKではどういうわけか(昔から)この割り当てを許さない。x以外のqとか@などを使おうとしても、アルファベット1文字の割り当てを頑固に許さないのだ。おかげで、たとえば「云々」を入力するときは、"unnun"になったり"unnnnun"になったりして、しょっちゅう間違える。

 たしかにできない。
 ただ、n'で「ん」になる。
 un'nun'⇒うんぬん
 で、この'はカスタマイズできる。n@とか。