祝・電気グルーヴ復活\(>∇<)/!!!!!!!

 観たか聞いたか楽しんだかこのユーチュルビックトゥー!!!!!!!
 まぁ、今、わざわざニュース23に出るわけだから、そうだろうとは思っていたけど、本当に活動再開するというのをご本人たちから聞くともっのすごく嬉しい。
 活動再開時は、絶対メンバーを増やして欲しい。個人的にはCMJK、またはまりん的な位置の人*1とまた生楽器やれる人を入れて欲しい。ギターかドラムで、打ち込みもできる人でインプロ得意な人。それで、ライブの時には前みたく、卓球と瀧のツイン・ボーカル希望。
 しかしいきなり、最初のプロフィール紹介で「高校生の時に同級生だった石野卓球ピエール瀧によって1989年に結成」とかいって間違ってたのにニュース23らしさを感じた。それにしてもニュース23で

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の「ピエール瀧の体操30歳」が流れたのは快挙ですよ! あれを観ていた栃木で製材所を細々と営んでいた橋本芳次さん(63)が突如、電気グルーヴのファンになり、「テクノ? 電気? グループ?」と何度もうわごとのようにつぶやきながら妻子が止めるのも聞かずに一大決心、単身渡独し、DJを目指すも電気グルーヴ以外のテクノはまったく理解できず、打ち込みも覚えられず、仕方がないので昔取った杵柄とばかりにライブで旋盤やチェーンソーを駆使して独自のパフォーマンスを繰り広げられていたところ、たまたま自分の足をチェーンソーで切ってしまい、そのライブをたまたま観に来ていたイギリス出身で世界中のアンダーグラウンド・ミュージックに精通しているプロデューサーが「ハナタラシの再来だ!」と勘違いし、「アインシュトゥル・ツェンデ・ノイバウテン ミーツ スキャットマン・ジョン」のキャッチ・コピーの下にデビューアルバムが製作されたところ、これが世界中で6000万枚を売り上げる大ヒットになるも本人はそのプレッシャーに耐え切れず、その後、出家しないかな。しないか。

*1:つまりライブ時にシーケンス・オペレートをする人。

絵柄と萌え要素。

 id:hhosono:20050217#p5で最近のやおい系の絵柄について書いたら葡萄瓜XQO(id:XQO)さんからトラックバックが(id:XQO:20050219)。

この輪郭*1は萌え要素と言うよりはディフォルメの行き着いた先ではないか、と筆者は認識しております。

単なる流行と言うよりは、何らかのお手本の下に類似の絵柄が増殖していったと言う印象もありますね。

 このことに関してはid:hhosono:20031010でちょっと関連することを書いたことがあるけど、視覚的なキャラクター・デザインの記号的表象としての萌え要素の中には絵柄の形式化によって作られたものがあると思います。触覚とか。例えば、(主に)男性向けの萌え絵でも目が大きくて、鼻と口は簡略化されるというのが大きな傾向としてあり、この様式は流行っているにも関わらず、多くの消費者はそれが「好き」ではあるだろうけれど、「萌え」てはいないと思います。というのは、それが概念化=呼称化がされていないことと、そうした絵柄を好む人々が自覚的に「眼が大きくて鼻と口が簡略化されているとキュピーンと来るんだよなー。他にもそういう絵柄ないかなー」とは思っていないとぼくは考えるからです。
 ぼくは、「萌え」は一定の形式化、様式化、要素化と名称化=概念化が不可欠だと思います。というより、そうしたものに性的興奮を覚えたり、感情移入したりする行為を「萌え」と呼ぶべきだと思います。当然、上記の認識は

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

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を受けてのものですが。
 だから、やおい系のあの絵柄に名称がつけば、萌え要素と認定して良いと思いますが、おそらくはそうはならないでしょう。というのは、(主に)男性向けの萌え絵、というより美少女絵における「大きな眼と簡略化された鼻と口」という絵柄は、OTAKU文化発生以前から、マンガにおける基本的な様式なので。それと同じように、あの絵柄も萌え要素化はおそらくしないでしょう。

歴史は「作る」ものか?

http://www.faderbyheadz.com/a-Site/column/article/metapop03.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050218201.html
http://japan.internet.com/research/20050218/1.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050218305.html

今日の打ち合わせで、90年代に何が起こり、21世紀に何が起こっているのか(あるいは起こりつつあるのか)について熱弁をしてきたところなので、上掲の4つの記事&コラムは、非常に重要に思える。

完全自殺マニュアル

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宮崎勤事件と映画は、ぼくの中で繋がっている。
 「今」は生きづらい時代なのか? それともいつだって、この世の中は生きづらいのか? ぼくの頭の中では、今、ライプニッツショーペンハウエル宮台真司大塚英志ラカンが「朝まで生テレビ」をやっている。司会は……ヘーゲルかな。

プロヴィディンスから忍び寄る冷気。

 夕べ、上記の文章を書いているときに寒気がして、慌てて暖房の設定温度を上げたけど、外に出たら雪! やばいと思って薬を飲んでふて寝をするも、朝起きたら、悪寒がひどくなっている。これから薬飲んで、土日で治します。くそっ、これで今日、瀧口修造展にも行けないし、明日のワンフェスコミティアにも行けない。。。でも今日、下北沢行って、明日は庄司博士と打ち合わせなんだよなー。死ぬかも。

やおい/ボーイズラブ系の絵。

 本格的にインフルエンザです。かなりフラフラです。しかし、突如、指輪の幽鬼のごとく起き上がり、ネットをチェック。
 上で書いたやおいボーイズラブ系の絵について、また、葡萄瓜XQO(id:XQO)さんからトラックバックが(id:XQO:20050219:1108807458)。

やおいBL方面の萌えとは、登場人物同士の精神的な繋がりを妄想で発酵させて行く所から始まるのだと筆者は認識しております。

かつては発酵の為の触媒を外部から提供して貰えなかったので皆独自に発酵を進めていた様でございますが、昨今では触媒を含んで提供される作品も多い為、自然と裾野も広がったのでございましょう。

キャプテン翼やおい発酵実現の場として大成しましたのも、読者が触媒を投入する余地のある登場人物が多く居たからではないか、と今にして思います。

触媒を入り込ませる余地のある登場人物とはどの様な人か。一言で言えば、完璧でない人、です。だからキャプテン翼では主人公の大空翼を除外したカップリングが初期に多く見られたのでしょうね。

初期の彼は完璧なサッカーの申し子でしたから。

 これを読む限り、葡萄瓜さんは、やおいBL系の萌えの基本は、キャラクターの関係性で萌えるのがやおいBL好きだと主張されているわけですね。それは(最近、ギャルゲーブーム以降、面妖系にもSSが増えてきてはいますが、それはまだまだ少ないので)古来より、面妖系よりやおいBL系の方がパロディ小説が多いことからもうなずけます。*1そして、やおいBL系好きな人たちの中で、関係性が重視されることは、野火ノビ太さんと斎藤環さんの対談でも明言されているようにある程度は納得できますし、「隙」のあるキャラが好まれることも納得できます。*2
 しかし、絵柄に対する、フェティッシュ的な感情や、それこそ「萌え」もやおいBL系にも、面妖系と比べて、程度の差こそあれ、それはあるのではないかと漠然と思います。この点については、単なる印象論なので、客観性に乏しいのは否めませんが。
 また、悪寒がしてきた。寝よう。

*1:絵がなくても、萌えられるということ。

*2:テニプリ」とかは初めて見たときに、「女の子にとってのギャルゲーのようなものなんだな」と思いましたし。