| Since Jan. 13, '2004 |
| Access |
| hatena counter:
|
2012-02-09
■テヴィエの社会経済学
昔から何度見たかわからないほど「屋根の上のバイオリン弾き」を見た。このブログで3度も取り上げるDVD
なんて「屋根の上のバイオリン弾き」以外ない。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2005/02/04
- メディア: DVD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
だがさすがに四十も半ばを過ぎて見ると、もしかして「屋根の上のバイオリン弾き」はユダヤのプロパガンダなのではないかという疑念を持った。
まず小説版以上にユダヤの文化的伝統を美化して書いている。ほんとうに小説版はさえないおっさんのさえないぼやき話なのだ。
- 作者: ショラム・アレイヘム,南川貞治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1973/06
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
三人の娘の嫁ぎ方も象徴的だ。一人目は、親の意思に逆らって結婚した。ユダヤ教、ユダヤ人でも人の自由意思は認めるということだ。二人目はよそ者の、だが同じユダヤ人と結婚した。ただし、ロシア革命の共産主義者というのがみそ。ユダヤ教、ユダヤ人でも政治的信条の自由もあるのだと。しかし、三番目が結婚した非ユダヤ人のロシア人との結婚は認めなかった。ユダヤ教、ユダヤ人でも、宗教と血縁の結びつきだから、血と宗教の違いは認めないと。
そして、ロシアのユダヤ人迫害。ポグロムというのだろうか。
帝政ロシアにおけるユダヤ人への迫害。そして、ユダヤ人革命家たちの活躍を描く。映画版ではまるでユダヤ系共産主義者が先導者となり、革命を成功させたといわんばかりだ。昔流のステルスマーケティング、ステマではないか。
どうも、米国のエンターテイメント業界はユダヤ人が支配しているなんて説を読んでから素直になれない。
- 作者: 広瀬隆
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1991/11/05
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
2012-02-08
■収益構造を革新することが社長の仕事
ある社長さんとお会いした。大きな事業体の中から、新しい事業を創造し、独立された方だ。想像できる限りの事業に関する質問をした。これまで永いことかかわってきた私の目から見てかなり完成度の高い事業構造だった。
いつからこの仕事に取り組んだのですかと聞いたら、リーマンショック以降だとおっしゃた。リーマンショックは08年秋だから、実質3年と少し。この間私は、景気の波に揺れ、法律の改正に揺れ、大震災で揺れ、状況対応をしているばかりの受け身であった。私がゆらゆらしている間にこれだけ立派な展開を主体的にされているお姿に感銘を受けた。
社長の仕事は「お客様を増やすこと」だというドラッカーの言葉が身にしみる。「お客様を増やす」というのは、単純に営業まわりを社長がしろという意味ではない。いや、それでみんなが幸せになれるなら、店頭に立でも、毎日お客様のところに営業にまわるでも何でもする覚悟はある。本当の意味で「お客様を増やす」とは、お客様が自然と集まってくる事業の仕組みを作ることだ。会社を革新することこそが社長の仕事だ。既存の事業構造をある意味否定することは、会社の中で社長しかできない。今日会ったこの社長さんのように新しい事業構造を構築する、お客様が自然に足を運んでいただける商品開発をする、誰もが思いもよらなかった永続するルートをつなげる、なにより自分が革新する。主体性を発揮し、矢印を自分に向けて仕事をしようと改めて胸に誓った。
事業構造と自分を変える種はきっと現場に落ちている。人は自分を革新してなんぼだ。
2012-02-07
■「城の中の城」
ブログのネタに詰まってずいぶん昔の書きかけを見つけた。
もう筋も覚えていないが、読んだときは別世界のことだと思っていた。
![]()
- 作者: 倉橋由美子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1984/08/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (4件) を見る
案外、夫婦という「城」の中でそれぞれが別の「城」に住まってしまっていることが多いのだと最近実感している。
「城の中の城」は、夫婦のあり方を倉橋由美子が問うた物語だ。ある程度までは、倉橋自身の家庭生活を反映しているのだろう。
今日、たまたま「屋根の上のバイオリン弾き」を見た。何度も見ているが、テビエとゴールダの「愛している?」と問いかけ合うシーンが印象的だった。25年間けんかもし、生活も共にし、子どもも育ち、それでも一緒に暮らすのは愛があるからだと。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2005/02/04
- メディア: DVD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
「城の中の城」状態でも、共にならびたっているだけで素晴らしい。男と女が生活を共にしてくのは並大抵のことではない。並大抵のことではないだけに、ごく普通の日常こそが幸せであったのだと今更ながらに思う。
人生の後半生で願うのは子どもの幸せばかり。
2012-02-06
■デザインはコミュニティーの夢を見るか?
「コミュニティ・デザイン」を大変興味深く読んだ。ご推薦いただいた方に深く感謝申し上げたい。
- 作者: 山崎亮
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 209回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
山崎さんがしている仕事はとても重要。神戸の震災を既に体験されている方だけに、オビの言葉は重い。
瓦礫と化したまちに残っていたのは人のつながりだった。
モノをつくるのをやめると、人が見えてくる
状況はまだまだ好転させられる
ただ、モノが動かないと人のつながりが生まれないという面はある。明日なき老人のための福祉、健康に国家予算の数十兆円を使いながら、次の世代のために国の競争力と安全を高める公共投資などは数兆円単位だ。これでいいのかという思いは常にある。
だが、山崎さんは、お金を使わないでも、コミュニティを作れることをいくつものプロジェクトで証明している。公園のマネジメント、離島の街づくり・観光開発、ダムやマンションの建築現場、ここまで立派に「モノをつくるのをやめると、人が見えてくる」現場のストーリーを見せつけられると、感嘆するほかない。
正直、古い古いコミュニティにいると親分がいて、長く続く親戚・姻戚関係があって、なかなか街づくり、ふるさとづくり、観光開発は進まない。ある意味、山崎さんは「異人(よそもの)」であるからこそ、ここまで変革の旗手となりえたのかもしれない。
いずれにせよ、野村総合研究所の地域開発の山形浩生さん、日本政策投資銀行から日本総合研究所へと移られても仕事の軸は地域にある藻谷浩介さん、そしてコミュニティー・デザインの山崎亮さんと、決して中央一辺倒ではでてこない発想がここにある。そう、大阪の橋下市長もそうだ。この4人の方のお名前を見ているだけでも、地域という多様性こそが国を救うのだと実感する。ジェイン・ジェイコブズの主張は正しいと改めて主張したい。
政治家や役人は、多様性を嫌う。政治システム、官僚主義は常に一様な被統治性、全体主義を志向する。(中略)いくらかの統制は必要であっても、全体主義への希求は、いつでも危うい場所へ人を導く。
必要なのはハイエクの言う自由だ。自然に成長していく社会ネットワークだ。自由な人々こそが多様性を作り出し、社会的ネットワーク、ソーシャルキャピタルを豊穣なものにする。
多様性は政策では作れない: 統治と自由 - HPO:機密日誌
2012-02-05
■Dominionってどうやったら勝てるの?
またまたはまってしまった。
http://togetter.com/li/253058
しかし、見事なまでに勝てない・・・。ほんのちょっとした発想の差がゲームの結果を左右するということはよーくわかった。
2012-02-04
■銀行の建物
いろいろぐぐったり、文献探したけど、歴史的な銀行建築物の資料は見つからなかった。だが、人力検索はてなで聞いてみたら一発だった。
ざっとパワポにしてみた。
実は私の地元、千葉県内にユニークな銀行建築が残っていることをはたなの皆さんに教えていただいた。早速見に行こうと思ってる。
ご協力いただいた方々に感謝!
2012-02-03
■「コミュニティーデザイン」を読み始める。
これはひょっとしてすごい本。
- 作者: 山崎亮
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 209回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
作者の山崎亮さんは多様性の大切さがわかってらっしゃる。私的にはジェイン・ジェイコブズにつながる方だ。
2012-02-02
■「デフレの正体」の正体
藻谷浩介さんの講演を聞いた。えらい早口で「デフレの正体」の中身をお話しいただいた。
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷 浩介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 新書
- 購入: 23人 クリック: 316回
- この商品を含むブログ (168件) を見る
この動画の1分45秒あたりから藻谷浩介さん自身が「人口の波」について話していらっしゃる内容が、講演の肝であった。藻谷さんが出演される前後は見なくてもいい。
読後の感想をまとめたエントリーを書いた時点では取り違えていたのは、「女性の社会進出」。女性が社会進出して、稼げというのではなく、いまの世の中女性くらいしかお金をつかう主体がいないという意味だったこと。相続税強化してまで生前贈与を誘導しても、80才、90才で亡くなる相続人の被相続人もう50代以上。生前贈与を受けてもお金は使わない。ま、いまの住宅関連の贈与は孫まで対象にしているので、もう少し若い世代への贈与も考慮されてはいるが、生前贈与をしても男性が受けるのではお金は使わない。
ただ、女性は違う。特に、社会に進出している女性はよくお金を使う。見栄でも、合理性がなくともお金が使える。こういう消費者が生まれないと日本の経済がハイパーインフレに陥りかねないという話しはよく分かった。世の中に回るお金を増やして、高齢者に使うお金を効率化しないと福祉倒れになる危険性はよくわかった。よく言われることだが、福祉だけでも20兆円が使われているのに、公共投資は4,5兆円にすぎない。
講演を聴いててやっと認識したのは藻谷さんはもともと地域開発がご専門。
日本全国のほとんどの都市を旅行した経験を持ち、現地を歩いて回り、また沿革や郷土史を詳しく把握した上でその都市の抱える問題点を解析するという手法で、都市計画を提示している。
開通している日本の鉄軌道(JR・民鉄・公営交通)全線を完乗(2007年3月現在)。
藻谷浩介 - Wikipedia
私の地元の街のことも言及してくださった。大震災の復興にも一役買われている。
近々もう一度、もっと地域振興に的をしぼった講演に参加させていただく予定。














![屋根の上のバイオリン弾き [DVD] 屋根の上のバイオリン弾き [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21XBA7V8TRL._SL75_.jpg)



