ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

記録のために

今聴き終わったばかりの演奏を、記録のために転写。

NHK-FMラジオ(http://cgi4.nhk.or.jp
− PMFガラコンサート 2014 −          
                              
「“キャンディード”序曲」バーンスタイン作曲
管弦楽PMFオーケストラ(管弦楽PMFアメリカ(指揮)佐渡裕(6分05秒)
                              
ロココ風の主題による変奏曲 作品33」チャイコフスキー作曲
(チェロ)セルゲイ・アントノフ (管弦楽PMFオーケストラ (管弦楽PMFアメリカ(指揮)佐渡裕(20分30秒)
                                             
交響曲 第5番 ニ短調 作品47」ショスタコーヴィチ作曲
管弦楽PMFオーケストラ(管弦楽PMFアメリカ(指揮)佐渡裕(47分15秒)
〜札幌コンサートホールKitaraで収録〜(2014年8月2日)
                                           
交響曲 第1番 ヘ長調 作品10から 第1楽章、第2楽章」ショスタコーヴィチ作曲
(指揮)レナード・バーンスタイン管弦楽シカゴ交響楽団(13分50秒)
<ユニバーサルクラシックス UCCG−2046>

これには意味がある。この他にも、今日は思いがけず、CDも含めて聴いた音楽と自分の経験値がピッタリと符号したのだった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121125)。ちょうど途中でメールが届いて、嬉しくも驚いた次第。キーワードは、「旧ソ連」「ポーランド」「ショスタコーヴィチ」「アメリカ」「バーンスタイン」。
ショスタコーヴィチは、さすがにやはり、テンポの速い勢いのいい演奏だった。
今日は久しぶりに、かなり買い集めてあったクリスチャン・ツィメルマン氏(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100430)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101120)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110929)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110930)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111105)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120124)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121125)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121126)のCDを聴いていた。2011年頃は本当に夢中になっていて、その後、2012年11月には念願のピアノ・リサイタルを聴きに西宮まで行ったのだった。プログラムにメモが残っているはずだが、どういうわけか、感想など詳細をブログに記録は掲載していない。でも、彼の姿は今も記憶に鮮明だ。髪の毛が真っ白で、風邪気味らしく咳き込んでいた様子だったこと。少し猫背になり、人生の疲れが見え隠れしていたこと。茶目っ気はたっぷりで、演奏直前でも客席で咳き込んだままの人に向かって、ウインクを。演奏前後のお辞儀は、正統な作法に沿った非常に端正で深々としたもので、謙虚さが滲み出ていたこと。ピアノ奏法は、足のペダルを非常に細かく踏んでいて、改めて感銘を受けたこと。しかも、案外に余計なパフォーマンスがなく、実にあっさりした演奏会で、プロフェッショナリズムの厳しさ及び健全さを感じさせるものだったこと。
舞台に向かって左側の席を取ったのだが、演奏中、燕尾服の背中を見つめながら、(今ここで自分が目にしている方が、その昔、アメリカでのピアノ協奏曲の舞台で、バーンスタイン氏に抱擁されていたんだ)と、妙なことを考えていた私だった。
...ということを思い出しながら、聴いていたら、夕方遅くに、何とワルシャワからメールが届いたのだった!