神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

二人の大島豊


公職追放に関する覚書該当者名簿』には二人の大島豊が出てくる。一人は、ma-tango氏の専門(?)の大本教の信者である大島。もう一人は、セルパンの編集者だった大島である。後者の大島は、明治24年小樽生まれ、昭和40年11月没。『セルパン』の編集長としては、春山行夫の後任で、十返肇の前任に当たる*1。大島の時に、『セルパン』は『新文化』と改題している。戦後は、明治大学で哲学を教えている。彼の公職追放該当事項は、「大日本言論報国会理事セルパン編集長」であった。


(参考)朝日新聞昭和40年11月28日によると、大島豊(日大講師、日本評論家協会幹事)は同月27日没、享年74。昭和10年明大文学部教授となり、哲学を講じ、戦後は同大総長代理、日大文学部教授などを務めた。著書は『宇宙論』、『レーニン哲学の批判』など。

                                                    • -


海野弘氏が10月29日の日経夕刊で八王子古本まつりについて書いていたが、そんなのあったんだ。誰ぞもしゃかしゃかしたかすら(10月9日〜12日。来年以降も実施するらしい。→「http://hachioji.keizai.biz/headline/392/」)。

*1:長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房長谷川巳之吉