児ポ法改正審議

本日の厳選モノ-茜17歳-あたりでも採り上げている話題。
内容についてはよく知らないのでコメントしにくいが、実写の児童ポルノ、あるいは買春・売春については規制は当然。アニメ・ゲーム・マンガの規制は法益が不明なためだめだろーという感じです。
さて、国会の審議は十分か、ということに関しては、十分でない場合も多い、といえます。国会の議事録は委員会・本会議とも全面的に公開されているので、衆議院または参議院のサイトに行けば見られる。それを見ればたぶん審議時間もわかるが、法律によっては、衆議院で委員会一回数時間、本会議は議了処理(委員長が委員会での審議結果を報告し、本会議で採決をすること)だけ、参議院も同様で、結局10時間ぐらいの審議で通ってしまうことなどざらにある。
この前の特殊法人等を独立行政法人化する法案など、46の独立行政法人化法案を一括審議した。結局質問されなかった法人もあるはずだ。逆に詳細な審議が行われる場合もある。なぜこんなことになるのか?
山のような法案が提出される国会で、国民的に重大な関心が集まっている法案については時間を割くが、その他の法案を審議をしていくためには短時間になるのもやむを得ない。また、通常国会は1月に招集され、会期延長がなければ6月まで続くが、3月末までは予算の審議にかかりっきりになり、予算に関係のない法案の審議は4月以降の3ヶ月で審議しなければならない。さらに、法案に関係のない質疑もいっぱいやれとの野党や国民のご指摘もある。たとえば政治倫理を巡るものとか経済政策全般とか、いろいろ。
この現状をどうすればいいか。通年国会をやれ、という意見もある。一年中やれば審議時間が取れるじゃない、という説だ。しかし、それでは国会議員が様々な調査活動をする時間もなくなるし、国民との関係が薄くなってしまうのではないかという気もする。あと役人のことを考えるとやめてほしい。絶対やめて、お願いだから。国会というのはとにかく疲れるものなのである(この件については別項で)。
また、短時間で質問を簡潔に行い、問題点を指摘し、政府に改善を求めるのが議員先生の腕の見せ所のはず。ところが実際は延々と自説をぶって結果しょぼい質問しかできない議員のなんと多いことか。議員先生も時間がないだろうからろくに勉強していないこともある。
児ポ法を真面目に審議させるためには、上記のような国会審議の問題点がある以上、なかなか決め手はないが、国民的関心が盛り上がっていると、議員に思わせればいいのである。議員も当選しなければただの人、当選するためには国民的関心の高い話題に首をつっこむことである。ま、児ポ法ではこれも限界があるか…。なんせ正面切って反対とは言えない法案だから…。
また、こういう時のために質問主意書がある。この日記では長妻昭の主意書がひどいという話をしたが、時間の少ない国会審議の場と違って、十分な質問をすることができる。児ポ法に疑問を持つ先生にぜひがんばってもらい、政府から回答を引き出せば、国会審議と同様の効果を得ることができる。
というわけでまとまりがないが、以上国会の話でした。

踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!当日券前売りゲットー!

日比谷のスカラ座へいって前売り買ってきました。当日前売り券の前売りという形。スカラ座は全席指定なので、これでゆっくりと行って見られます。ちなみに初回以外はまだ余ってるみたいですよー。初回の舞台挨拶でいかりや長介を見るというのも捨てがたかったけど…。

「昭和の日」法案継続審議へ

4月29日の「みどりの日」を「昭和の日」に改称し、5月4日の「国民の休日」を「みどりの日」にする祝日法改正案は16日午前、衆院内閣委員会で与党3党と民主、自由両党の賛成多数で可決された。共産、社民両党は反対した。17日に衆院を通過する見込みだが、審議日程が窮屈になっていることから、参院で継続審議となる見通し。

カトゆー家断絶でも触れられているが、勤め人や学生にとっては祝日が多い方がいい。しかし、企業の、特に中小企業の経営者にとっては祝日は増えてほしくない。だって有給休暇を一日増やすのと同じだから。天皇誕生日の増加には正面切って反対しにくいが、休日増加には自民党の票田たる中小企業の親父どもが反対します。これが政治。

戦争は政治の延長線

そのとおり。
未踏峰への挑戦(http://www1.ocn.ne.jp/~mengere9/dairy/dairy.html)7月16日の日記参照。
歴史的には戦争は「政治(外交)の延長線上」、「正戦論」、「政治の延長線上」、「戦争の違法化」と展開してきて、そして今また「正戦論」の時代になるか、というところだと思う。
戦争反対を叫ぶのは正しい。が、それだけでは戦争はなくならない。

道路公団って怖いところだねー

ニュースステーション道路公団職員のインタビュー。真偽がわからないので何ともアレだけど。けど監視とか盗聴とかおだやかじゃないねぇ。
私も「公団」ではないけれど特殊法人と名の付くところと仕事上関わりを持ったことがあったが、そんなに殺伐としてなかったよ。もちろん整理合理化計画でいろいろ叩かれて大変だけど、社会的使命があると思って熱心にやってました。私も熱心にやらせていただいております。
本題の「道路公団財務諸表は正しいのか正しくないのか、かつて作ったという債務超過の財務諸表は握りつぶされたのか」ということは、正直よくわかりません。道路の評価なんて、ほとんど公共財なんだから、評価のしようによっては債務超過になったりならなかったりするでしょう。そこの評価手法や評価基準を云々しないのは全く持って議論が詰まっていません。
あと、ビデオ中財務諸表作成作業が「タコ部屋」で行われ、その言葉のイメージから非人間的扱いがされていたように紹介されていますが、役所や特殊法人で特別チームを組んで、ある特定の部屋に集まって作業をする時、その部屋は一般的に「タコ部屋」と呼ばれます。「法律タコ部屋」(法律を改正するチームが作業をする部屋)等、霞が関では一般的な用語です。ま、そこに放り込まれると結構非人間的な労働環境に置かれますが…

奥田会長「自民と民主に大差ない」発言に菅氏防戦一方

民主党の菅代表ら党幹部と日本経団連奥田碩会長)の懇談会が16日、都内の日本経団連会館で開かれた。これまで関係の薄かった財界とのパイプを築き、政権担当能力をアピールする狙いもあったが、日本経団連側からは民主党の現状に厳しい指摘が相次いだ。 
懇談会では、民主党側が次期衆院選の“目玉”に想定しているマニフェスト政権公約)についての考え方を説明し、政権交代実現へ向け協力を求めた。 
しかし、奥田氏からは、「自民党と大きな差がない。庶民の気持ちを代弁することに意を用いるべきだ」「民主党は供給者サイドに立っている印象を受ける」といった、市民運動出身の菅氏にとっては耳の痛い指摘ばかり……。 
日ごろは攻撃的な弁舌でならす菅氏も、この日ばかりは「自民党と差がないのは事実だが、要はできるかできないかということが大きな違いだ」と防戦一方だった。

マニフェスト。ぐだぐだじゃない。実行できるかできないかの差しかないんだったら、野党の民主党より与党の自民党に投票した方がより実現可能性が高いと思うのが合理的判断だと思うけど。