くりごはんが嫌い このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

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2017-12-10

[]MVのラストの解釈が……/NGT48『世界はどこまで青空なんだろう?』 12:45 MVのラストの解釈が……/NGT48『世界はどこまで青空なんだろう?』を含むブックマーク

NGT48の2ndシングル『世界はどこまで青空なんだろう?』のType-BとType-Cを購入した。

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本当はType-Cだけ買おうとしていたのだが、絶賛箱推し中の妹が「Type-Bこうてきてくれや」と言ってきたので、仕事終わりにツタヤでフラゲしてきた。全種類買うとポスターが付いてくるらしく、店員さんにおすすめされたが、さすがに断った。

これは個人的嗜好にもなるが、ぶっちゃけカップリングも含め、1stシングルはそこまで楽曲が充実していなかったので、今回は特典も含めて、かなり大満足。ラッドウィンプスのヒットの流れから楽曲コンペしたと思われる『世界はどこまで青空なんだろう?』は48Gにしては珍しく、ヴァースとコーラスだけの超シンプルな構成で、演舞のようなキレキレの振り付けもセンターをつとめる荻野由佳に合わせてなのか、すごく合っている。

カップリングに関してだが、すべてのTypeに収録される「僕の涙は流れない」はエイベックスで制作されたようなダンサブルなJ-POP。初期の浜崎あゆみ的な憂いを帯びた曲で、まずまずといった具合だが、特筆すべきは「ナニカガイル」と「抱いてやっちゃ桜木町」の二曲。前者はこれぞ48Gっぽい楽曲で、待ってました!と言いたいガールズポップだが、歌詞がすさまじく、エイリアンが内蔵から腹を喰い破って生まれてくる様を恋愛に例えており、そのギャップがなんとも秋元康っぽい。後者はラテンムード歌謡の第一人者であるロス・インディオスをゲストに招いて、中井りかをボーカルに置いたソロ曲であり、完全に秋元康の趣味であることが伺える。MVから入ったので「なんだこのバックにいるおっさんは」と思ってたのだが、調べたら「別れても好きな人」を歌ってる人たちと知って驚いた。

特典の個人PVはショートムービー仕様が多く、監督たちが好き勝手アイドル実験してる感じが楽しいものが多かった。なかでも西潟茉莉奈本間日陽と山田野絵に関しては解釈が難しく、複数の鑑賞に耐えうる出来でつい観てしまう。

あ、そうそう、解釈で思い出したのだが、それこそ『世界はどこまで青空なんだろう?』のMVのラストがよくわからなくて、これからアイドルを目指す荻野由佳とアイドルになったであろう現在の荻野由佳が交錯し、同じ文言を叫ぶというシーンなのだが、これがアイドルになったことを後悔しているのか、その覚悟に耐えきれないということなのか、絶望しているのか、生半可な気持ちでアイドルになってきた輩への喝なのか……と様々な捉え方ができるラストで、この辺の仕掛けもニクい。

といったわけで、特典映像も含め、前作にちょっとがっかりしたぼくのようなファンにおすすめ。もうちょっとしたらType-Aも中古で探して買おうと思っているので、その感想はツイッターあたりで。

世界はどこまで青空なのか?(Type-B)(DVD付)

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世界はどこまで青空なのか?(Type-C)(DVD付)

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2017-11-26

[]黄金期に匹敵するアルバムthe pillows『STROLL AND ROLL』『NOOK IN THE BRAIN』 10:09 黄金期に匹敵するアルバム/the pillows『STROLL AND ROLL』『NOOK IN THE BRAIN』を含むブックマーク

THE PREDATORSからの流れも多少影響しているが、the pillowsを聴きたくなり、聴いてなかった『ムーンダスト』と『STROLL AND ROLL』と現時点での最新作である『NOOK IN THE BRAIN』をレンタルした。

STROLL AND ROLL 初回限定生産盤 (CD+DVD)

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NOOK IN THE BRAIN (初回限定盤(CD+DVD))

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the pillows日本でいちばん好きなバンドだといえる一方『PIED PIPER』以降の三枚……『OOPARTS』、『HORN AGAIN』、『トライアル』がそこまで響かなくて、ああ、いよいよ山中さわおの才能も枯渇してしまったかと、そこでちょっと見限ってしまっていた。だからそこからはわりとスルーしていたところもある。ロックンロール仕様になってしまったり、わりと楽曲の幅も広くなってきて、それが『PIED PIPER』ほどのクオリティに達してないと感じてしまった。あと、どこかオルタナバンドとしてのthe pillowsが好きだったというのも加味してたのかもしれない。実際第三期the pillowsは『PIED PIPER』まで負けなしだったといえる。『PIED PIPER』からプロデューサーである吉田仁が離れ、セルフプロデュースになったこともあって、それがダメだったんだないのか?と邪推してしまう始末。

ところが、ぼくが見限っていた間の『ムーンダスト』と『STROLL AND ROLL』と『NOOK IN THE BRAIN』の三枚がすこぶるよく、the pillowsはまた新たな次元へと突入したのかと思った。特に『STROLL AND ROLL』と『NOOK IN THE BRAIN』の2枚に関しては黄金the pillowsの作品群に匹敵する出来で、これなら新たなリスナーを獲得してもおかしくないなと思った。

『STROLL AND ROLL』は5人のベーシストをゲストに迎えて制作するというありそうでなかった企画で、それがカンフル剤となったのかライブ仕様の楽しいグルーヴだけが揃った強力なアルバムになった。演奏するのが楽しくてしかたがないというのがよくわかる感じで、圧倒的な疾走感である『デブリ』、『この世の果てまで』以降のハチロクナンバー『カッコーの巣の下で』、ストーンズのリズムで攻める『I RIOT』、ベーシックなロックンロールの『ロックンロール太陽』、ザ・スミスやストーンローゼズを意識したという『エリオットの悲劇』、またまたベーシックなロックンロールタイトルチューン『Stroll and roll』に間違いなくライブで盛り上がるキメがバリバリの『Locomotion, more! more!』を含む全10曲。曲の良さもあってすさまじい速さで駆け抜けていく。

NOOK IN THE BRAIN』は2007年以降、ロックンロールに特化してきたthe pillowsオルタナ解禁ということで作られたアルバム。実際レビューでも黄金the pillowsを彷彿とさせるサウンドという文章が並ぶ。ぼく個人としてはそれはあまり感じられず、あくまでロックンロールバンドとしてのthe pillowsオルタナ風味が加わったという印象。ロックンロールリバイバルのガレージテイストのバンドの感じがあって、ミニマムだけど、鋭い。アルバムの長さも全10曲で31分しかないというタイトさ。『STROLL AND ROLL』ツアー中にすでに8曲も制作されていたというから山中さわおもノリにのっていたに違いない。そのアルバム雰囲気そのままの『Hang a vulture!』、パブロック調の『Where do I go?』が気に入ったのだが、特に驚いたのが『BE WILD』という楽曲ロックンロールにおいて歌詞はどうでもいいというぼくが、超久々に歌詞が飛び込んできて大げさではなく魂揺さぶられた。調べたらthe pillowsの大ファンだという女子レスリング登坂絵莉選手のために書き下ろし楽曲ということで、内容もアスリートの奮起させるような内容。これはここ近年の楽曲で一番突き刺さったかもしれない。実際、仕事中はこれしか聴いてない。

あまりに『STROLL AND ROLL』が良すぎたので、このアルバムのライブBDも買ってしまったのだが、登坂絵莉選手がらみのエピソードを聴いて、『NOOK IN THE BRAIN』のライブBDも買おうかなと思ったほど。さらに黄金アルバムをライブで再現するということを今やっていて、それを記念して『Please Mr.Lostman』と『LITTLE BUSTERS』がアナログ化。ぼくは前者を購入した。

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自分がスルーしてたこともあって、ここまでthe pillowsが盛り上がっていたことを知らず、一気にその熱がまた蘇ってきたわけだが、ぼくみたいに見限ってた人も現時点でのthe pillowsを改めて体感してみるというのもいいかもしれない。しかも2018年は『フリクリ』の続編が制作される。もちろんthe pillowsにもお声がかかった。ぼくは恥ずかしながらthe pillowsのことは『フリクリ』で知ったクチなのでそちらも楽しみである。

瑠々瑠々 2017/12/04 20:19 買ってみようかという気持ちになりました

2017-11-19

[]最近、GLAYではなく、THE PREDATORSとしてのJIROが気になって仕方がない。 09:13 最近、GLAYではなく、THE PREDATORSとしてのJIROが気になって仕方がない。を含むブックマーク

2018年、二年半ぶりにTHE PREDATORSが再始動されるというニュースが飛び込んできた。

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THE PREDATORS再始動シングルの全貌発表、2015年ツアー音源も収録 - 音楽ナタリー

THE PREDATORS、3人集合コメント動画と新作ジャケ公開(動画あり) - 音楽ナタリー

改めて書くことでもないだろうが、GLAY好きでもその存在を知らない人が意外といるので説明するとTHE PREDATORSthe pillows山中さわおGLAYJIROELLEGARDENの高橋宏貴によるスリーピースロックバンドストレイテナーナカヤマシンペイが在籍したこともある、いわゆるスーパーグループの括りである。

スーパーグループ故、本人たちは息抜きというか、遊びでやってる意識が強く、あくまでも本体のバンドありきで活動。そのペースはだいたい二年から三年に一度。毎回7曲入りのミニアルバムを発売して、フェスとツアーに出るという流れだったが、今回は4曲入りのシングルをライブ会場と通販限定で発売。以前「アルバム出さなくても、シングル切ってそれで夏フェスとか出たい」とラジオ山中さわおが言っていたが、曲が揃ってきたこともあってか、それが実現したことになった。とはいえ、ボーナストラックも含むと全9曲という大盤振る舞いでDVD付き。さすがにこれはとわざわざGLAYの通販サイトに登録して予約をした。

ぼくはこのTHE PREDATORSがすごく好きで、毎回新譜が出るたびにダウンロードCDで購入、もしくは知らないうちに出てることを知り、慌ててレンタルするなど、何かしらの方法でチェックしている。さらに最近になってようやくライブDVDBDを買い揃えたこともあって、毎日THE PREDATORS漬けだった。ツイートもそのことばっかりだったが、そんなタイミングでの再始動ということで来年が待ち遠しい。

さて、そんな毎日観聴きしているTHE PREDATORSで特に最近気になってるのはJIROの存在だ。

ぼく自身、GLAYファンというわけではなく、音楽好きとして、なんとなく耳にしてる程度で、CDもバカ売れしたあの青いベスト盤しか持ってない。なのでJIROという人もGLAYでベースを弾いているやつくらいしか認識しておらず、THE PREDATORSも最初はthe pillows山中さわおが別にバンドを組むというという感覚で聴いていて、その相手がGLAYJIROだということに驚いたくらいだった。ところが、業界では「あのJIROがソロで動く」という認識が強かったらしく、やってる本人たちはもっとこじんまりした感じでやりたかったらしい……ということは公式サイトのインタビューに詳しい。まぁ20万人集められるくらいのモンスターバンドの一員だ。そういう風にはなるだろう。

なんでTHE PREDATORSを結成してからJIROが気になったのか。それはソングライターしての彼の実力にある。

まずTHE PREDATORSを最初に聴いて一番驚いたことは、JIROが作曲してた曲がいくつかあったということ。山中さわおが全曲書いてると思い込んでたので、これにはかなりの衝撃を受けた。元々ニルヴァーナが好きで、ニルヴァーナコピーバンドからスタートしただけに「Tourette's」をポップにしたような「爆音ドロップ」や「Breed」と「Stay Away」を融合したような「Recall Me」など、ファンとしてニヤリとする曲が多く、それは山中さわおの趣味だと思っていた。ところが、ヴェセリンズのカバーである「Son Of A Gun」を彷彿とさせる「Dizzy Life」や「Smells Like Teen Spirit」の静から動へいくアレンジをより強調させ「Stay Away」に持ち込んだような「Sleepy Dragon」を聴くと「これ、ホントにGLAYJIROが作ったの?」と誰もが思うこと必至。あまりにGLAY音楽性と解離しすぎているために、むしろなんで彼はGLAYにいるのだろうと思ってしまう。

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恐らくJIROアーティストというよりも職業的な作曲家としての側面が強いのかもしれない。「こういうメロディが作りたい、こういう歌詞を書きたい」ではなく、THE PREDATORSのコンセプトを聞いた段階でこういう曲が合うだろうという感じで、それに合わせて曲を作るのではないだろうか。

そんなJIROTHE PREDATORS内においてソングライターとしての才能を発揮しはじめるのが二作目の『牙をみせろ』。このアルバムに収録される「SHOOT THE MOON」によりTHE PREDATORSはオルタナティブからラモーンズのようなロックンロールよりのパンクに大きく舵をきることになる。

これは山中さわおにとっても嬉しい誤算だったことは想像に難くない。元々JIROの作曲の手癖がコードの少ないロックンロールだということもあり、これがTHE PREDATORSにピッタリとあった。実際GLAYで作曲を手がけた「SHUTTER SPEEDSのテーマ」を聴くと「Dizzy Life」に似てる部分があり、THE PREDATORSでやってもおかしくない感じで、『牙をみせろ』のときのインタビューでも「今回オレ(さわお)が書いた曲そんなに好きじゃなくて、JIROくんの曲がものすごく好き」みたいなニュアンスで答えてたことを覚えている。このアルバム以降、「THIS WORLD」や「BRAIN CALLY」、「WILD TIGER」、「Monster in my head」と、JIROが作曲する曲はライブのセットリストの中心になっていく。

そして5作目のアルバム『ROCK'N' ROLL PANDEMIC』において、JIRO作曲者として大活躍。7曲中、なんと5曲もJIROが作曲しており、しかもそのどれもが「山中さわおが作曲しそうな感じ」になっている。恐らくこのアルバムを聴いて山中さわおが作曲したのはどれだ?とクイズを出しても当たらないのではないだろうか。

今回、2018年再始動のシングルのタイトルチューンJIROが手がけるということで、これまた非常に楽しみ。しかもカップリングはドラムの高橋宏貴作曲で、山中さわおの曲はすでにツアーで披露している曲を音源化するに留まる。それほどまでに他のメンバーの楽曲が良くなっているということなのだろう。

JIROGLAYの陰のリーダーとも言われているが、この流れからいってもそれはわかる気がする。GLAYにおいてメインのソングライターTAKUROだが、バンドを俯瞰して見れるのがJIROということなのかもしれない。

アイドルに関してぼくは楽曲重視であり、曲がよくないとそのアイドルのことを好きになることはないが、ことJIROに関してもそれが当てはまる。彼が作る楽曲があまりに良いため、そこからJIRO単体が気になり、最近はTHE PREDATORSJIROを見たいがためにライブBDを見てしまい、それだといっぱい映らないから特典のMC集を中心に見て、さらにはそれを通り越して、GLAYのライブDVDまで見てしまうしまつ。ただ、GLAYはメンバーも多いし、客も多いしで、やっぱりJIROだけを堪能するならTHE PREDATORSのライブかな……ああ、早く新曲聴きたいな……というか、来年のツアーのBD早く出ないかな……

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2017-11-12

[]タイトルがすべてを表している/Weezer『Pacific Daydream』 08:49 タイトルがすべてを表している/Weezer『Pacific Daydream』を含むブックマーク

お久しぶりです。安田美沙子です。三ヶ月ぶりにブログ書いてます。7月から9月まで超繁忙期で一日平均14〜16時間、休憩も取れて40分、取れないときで10分。手当は出るものの、残業代ゼロという状態で働いていたので、ブログを書くどころではありませんでした。休みが隔週土日なんですけど、いろんな人からお誘いいただいて、それで遊んでいたということもあって、家で落ち着いて何かするということがホントになかったんです。最近の趣味はレコード収集となり、それをインスタにあげ、世界中のレコードコレクターとやりとりすることです。

さて、その忙しさにかまけてあいもかわらずWeezerの新譜を買い忘れたので、タワレコへダッシュした。ついでに『Everything Will Be Alright In the End』のアナログ盤もゲット。レコードコレクターとしては新品のレコードがネットよりも安く手に入るということでタワレコにはよく行ってるんだけど、同じことを考えてる人がいるのか、「これ次行ったときにまだあったら買おうかな」と思ってたのが、ホントに数日でなくなってることが多々あって、今度から見つけたらすぐに買うようにしようと思う。それで買い逃してしまった盤は数知れず……いや、残業代でないから薄給で買わないほうがいいんだけれども……

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で、『Pacific Daydream』の感想なんだけれども。35分とわりと短いアルバム(Weezerは大概そうだけど)ということもあって、仕事の移動中に繰り返し聴くのにピッタリだった。なので8回聴いた。が!これが何回聴いても曲が頭が入ってこないときてる。理由は至極単純でメロが立ってないからなのだが、前二作がわりとWeezerの(というか、リヴァース・クオモの)本気が見られた傑作だっただけに、その流れを期待すると肩すかしを喰らうだろう。実際ぼくもそうだった。アルバムでいうとわりと実験的な要素が強かった『Raditude』に近く、ヒップホップゴリラズのようなゴリゴリのトラックを使った楽曲もあった。

とはいえ、このアルバム。そのトラックがやたらかっこよく、ドライブや何かを作業しながら聴くには良いかもしれない。タイトルが『パシフィック・デイドリーム』とのことだが、このタイトルがすべてで、ホントに太平洋の海辺で昼間っから陽光を浴びながらぼけーっと妄想を繰り広げて寝て夢を見る……そんな感覚の音像でつらぬかれている。トータル性でいうなら前作同様『ペット・サウンズ』の雰囲気で「Beach Boys」なんて曲もあるくらい。それにサイケ仕様ビートルズジェリーフィッシュが合体した、そんな印象を持った。とはいえ、Weezerパワーポップなナンバーも全開で「Mexican Fender」、「Weekend Woman」と「Get Right」あたりは及第点レヴェルかなと。「La Mancha Screwjob」「Any Friend Of Diane's」の流れもらしく、逆にアナログA面にあたる部分は音だけ聴いたらWeezerとわからない曲もある。

といったわけで、自信を持っておすすめできるかと言われると微妙な部分もあるが、聴けば聴くほどよくなるタイプのアルバムだと思うのでWeezerが好きならもちろん必聴だと思う……ぼくは意外に好きなアルバムで、ランクだと5番目くらいにいまのところはつけていて、酔ったいきおいでアナログ盤も注文してしまった……いや、タワレコにあったら、アナログ盤だけ買おうかなと思ってたんですがね……なくて……いやははは……

PACIFIC DAYDREAM [CD]

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PACIFIC DAYDREAM [LP] (RED VINYL WITH BLACK SPLATTER VINYL) [Analog]

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2017-08-06

[]バンド全体で歌ってるような感じ/スピッツ『醒めない』と『小さな生き物』 16:37 バンド全体で歌ってるような感じ/スピッツ『醒めない』と『小さな生き物』を含むブックマーク

昨日、いきなりステーキに行った帰り、タワレコへ寄ったら、店頭にスピッツアナログ盤が何枚か置いてあった。人気のあるやつは早々になくなったのか、残されていたのは『さざなみCD』、『とげまる』、『小さな生き物』、『醒めない』と、比較的近年のものであった。

ただ、そこで「欲しいな」と思ったのが『ハチミツ』や『フェイクファー』ではなく『小さな生き物』や『醒めない』だったのが自分でも意外だった。

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遅ればせながら先月『醒めない』を購入して聴いたんだけど、これが見事にライブ仕様というか、アレンジは良い意味で荒っぽく、草野マサムネのボーカルに妙な勢いがある。ミックスもそれに釣られるようにボーカルが前面に押し出されるような感じになってた気はしたが、バランスがよく、アレンジの荒っぽさとはうらはらに丁寧。「ロックの熱はまだまだ醒めないよ」というテーマで作られたタイトルチューンがそのまんまアルバムのアティチュードになっており、その意味ではファーストに近いかもしれない。

特に「幻のドラゴン」と「エンドロールには早すぎる」を組み合わせ、そのまま「ヘビイメロウ」の流れになる「子グマ!子グマ!」が素晴らしく、「ガラクタ」もBlurの「Movin'on」みたいで楽しい。ツェッペリンやブルーハーツグランジも吸収しながら、スピッツでは珍しく、メロディよりも演奏重視で作られたノレるアルバムになっていた。

で「あれ?オレ『小さな生き物』を最初に聴いたとき、どういう感想を持ったっけ?」とツイッターで検索したら、結構似たようなことを書いていた。

オアシスの『ディグ・アウト・ユア・ソウル』やミスチルの『SENSE』、奥田民生の『Fantastic OT9』など、メロディが際立ってるバンドないし、バンドサウンドのミュージシャンがライブを重ねてきたことにより、メロよりも演奏重視になることはよくあって、椎名林檎東京事変を、中村一義100sを組んだのもそういう理由だと思うが、スピッツもついにその領域にきたかと思った。

ぼくだけではないと思うが、メロディが濃い曲というのはキャッチーでわかりやすい分、反面飽きやすいということがある。前に車で『Fantastic OT9』をかけてたら、妹が「え?これ民生なの?めちゃくちゃかっこいいじゃん!」と反応していたのも演奏がかっこよく、メロが際立ってないからだと思うが、実はスピッツアルバムで今でもよく聞き返すのはスピッツのパブリックイメージからかけ離れた『ハヤブサ』や『惑星のかけら』、『小さな生き物』だったりする。

で、それで改めて良い音で聴きたいなと、早急に『小さな生き物』のデラックス・エディションを購入してアンプ通して聴き直したらやっぱりメロディよりもすさまじく演奏が際立っていた。「未来コオロギ」は「虹を越えて」の、「潮騒ちゃん」は「マーメイド」のビルドアップ版だといっていい。

特に特典のライブ映像に収録されている「エンドロールには早すぎる」のライブバージョン(レコーディングはギター以外、打ち込み)はその面目躍如といったところで、有機的なグルーヴにすることにより、スピッツなりの踊れる————身体を揺らせるディスコロックに生まれ変わっていた。ミックスに関してもボーカルよりバックの音が目立っている感じがした。

最近はっぴいえんどアナログ盤が復刻して聴いてたりしたのだが、リズムが良いロックミュージックというのは何度も何度も聴けるなと思っていたところで。だからこそはっぴいえんど(特に「ゆでめん」)は口ずさめる曲が少ないが、とてつもなくかっこいい。スピッツもそういうバンドになりつつあるとそういうことなのである。

結構ぼくの周りでスピッツを『スーベニア』あたりから見限ったなんて人もいて、ぼくもスピッツ……草野マサムネが書くメロディが好きだっただけに『小さな生き物』で見限りそうになったが、スピッツが4人全員で楽器で歌ってるという風に聴くぶんにはかなり良いじゃないかと考えが変わって今に至る。結成30周年ということでアナログが復刻したが、そのあたりのアルバムが売れ残っているというのは非常に寂しい限り。今一度、ぼくみたいにこのあたりのアルバムを聴き直してみてはいかがだろうか。まぁ、値段もそこそこするから、どうせ買うなら最高傑作の『ハチミツ』あたりかなということになるんだろうけども……

醒めない(初回限定盤)(DVD付)

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