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2018-02-25

[]『アンナチュラル』第7話がちょーすばらしかった件 14:42 『アンナチュラル』第7話がちょーすばらしかった件を含むブックマーク

Twitterでやたら評判が良かったというのもあり、同スタッフが手がけた『Nのために』も傑作だと思っていたので、なんとなく『アンナチュラル』を2話から毎週リアルタイムで観ていた。

とはいえ、実はみんなほど熱狂していたわけでもなく、結構「?」マークが点灯しながら鑑賞していることもしばしば。

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ここからネタバレ全開

例えばその見始めた第2話である。

SNSで知り合った者同士が自殺した……というタイムリーな話ではあるのだが、あの犯人はなんであの家で一家心中すること知ってたんだろう。しかも練炭自殺になぜ詳しいのか?法医学者ですら遺体を調べないとわからない事実(冷凍した死体と練炭自殺の死体は似ている的な)を本かなんかで読んで調べたのだろうか?よしんば調べて知っていたとしても「あの一家心中が別人で自殺サイト内で知り合い、サイト内で話をしてあの家で心中しようかと決め、それを犯人が見ていて、そこに別な場所で監禁されて殺された三毛猫が放り込まれた……」というややこしいことをしてまでなぜ死体を隠そうとしたのか?あんだけ離れた場所なら山にでも捨てればいいだけの話で、そこまで運び込むことも大変でリスクがありすぎる。

おもしろかったんだけどあまりの情報量の多さとスピード感で終わってみたら「???」という印象があり、これはこのあとのいくつかのエピソードでも同じような感想をもった。

特に顕著だったのは第5話だ。

駆け落ちし、結婚寸前だった彼女が入水自殺した。目撃証言もある。しかし婚約者である男は彼女が自殺するはずないという。だからUDIラボで調べてほしいというのがあらすじ。

結果、彼女は自殺ではなく、事故的に溺死。犯人は彼女の幸せを妬んでいた同僚で、彼女と同じ恰好をして海に飛び込み、それを目撃させることで、自殺に見せかけようとしたというのがことの真相。

それを最後の最後数分で一気に説明してから衝撃的なオチで終わったため、考えるスキも与えなかったのだが、終わってみると、自殺に見せかけて飛び込んだとして、そこからバレないように隠れて泳ぎ切って陸にあがるってのは結構難しいはずで、彼女がそのまんま死んでしまってもおかしくはない。そしてそのあと、彼女は全身しとどに濡れた状態で家に帰ったことになるのだが、仮にすぐ近くに車があったとして、その車に乗り込むところを見られたとしたら……とか、その方法じゃなくてもよくね?と思ってしまった。もっといえば、事故的に亡くなってしまったのなら、それを警察にいってしまったほうが……

とまぁおもしろい部分と納得いかない部分が解離しすぎた結果、終わってみると奥歯にモノがはさまったような感じになってしまったのだが、先日放送された第7話がすごかった。

これまたSNSを使った話で、動画サイトで死体を見せ、その死体を見た段階で彼が何故死んだのかを解明するというもの。

ぶっちゃけここ1年くらい最新の映像作品に触れてなかったのだが、ぼくの印象だと、フィクションに出てくるSNS描写というのはいかに現実に近づいているのか?を再現するだけに留まっていたような気がする。映像に出てくるLINETwitterも、なかなかリアルだな程度で、添え物でしかなく、ここまでSNSが身近になったからこそ、ここがリアルじゃないと、入り込めないという人も多いのではないかと思う。だから入り込めさえすれば、あとはそれと関係ない恋愛やら犯罪やらを描けばいいわけで、エンタメのなかでそれがしっかり機能していたわけではなかったのだ。『何者』でさえもそれを思ったくらいで、実際にブログに書いたときもそのことにはなにひとつ触れなかった。

『アンナチュラル』はそこを見事に突破した。

この7話では、なぜ動画配信サイトなのか?なぜ観覧者数を集めたのか?というのが物語のキーであり、仕掛けになっていて、オチもメッセージもセリフもその仕掛けをしっかりと援護射撃しているような印象を受けた。いつもはワイワイつっこんだりしながら、家族で観ていたのだが、あまりの物語の見事さと重厚さに皆がだまって食い入るように観ていた。妹に至っては翌日に2回目を観ていたくらい、この7話には感動していた。

ぶっちゃけ『アンナチュラル』はこの7話だけを観るために観てもいいとさえ思える。それくらいのクオリティとスピード感とメッセージ性がある。あまり細かくは書かないが是非多くの人に同じ感動を味わってほしい。おすすめしたい。心から。


……実はライターの仕事が舞い込んでおりまして、こんなこと書いてるヒマはないのであります……京極夏彦の新刊も読んだのでその感想もあげたいんですが、いかんせん14時間労働なもので……

2017-12-30

[]1日14時間残業代なしで働く男が選ぶオールタイムベストムービー2017 13:13 1日14時間残業代なしで働く男が選ぶオールタイムベストムービー2017を含むブックマーク

お久しぶりです。安田美沙子です。

わりと映画ブログというくくりで更新してきた「くりごはんが嫌い」ですが、いよいよ今年は『シン・ゴジラ』しか観ていないという体たらく。確かスマスマ北野武が出たときだったと思うが、「一週間何も食べなかったヤツにおにぎり映画を選べって聞いたら誰もがおにぎりを選ぶ」みたいなことを言ってて、それを地でいく生活になってしまいました。やはり生活にゆとりがないと映画になかなか手が伸びないんだなと思った次第。

で、当然、Twitterもろくに見ておらず、せっせとインスタに買ったレコードの写真をアップし続けてたわけですが、毎年恒例のワッシュさんの企画も投票が終わったころに知りまして。

映画オールタイムベストテン2017:結果発表 - 男の魂に火をつけろ!

映画オールタイムベストテン:2017 - 男の魂に火をつけろ!

いまごろなんなんだという気もしますが、いちおう映画ブログの端くれとして、改めてこの生活になった今だからこそ、ぼくにとってのオールタイムベストとはなんなのか?を考えてみることにしました。

といったわけで、早速いきます。

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1.不安は魂をくいつくす('74)

2.ブラッド・シンプル('84)

3.フォーリング・ダウン('93)

4.サムシング・ワイルド('86)

5.ガルシアの首('74)

6.ウォリアーズ('79)

7.マドモアゼル('66)

8.サンセット大通り('50)

9.妖星ゴラス('62)

10.ゼイリブ('88)

昔から繰り返し観たり、何度もソフトを買い直してるものではなく、いまの自分にとって必要な映画という感じで選びました。

1.と7.はぼく自身ブルーカラー男子になり、年上のおねえさま方と一緒に働くようになってからより染みるようになった。地獄の底まで堕ちていくノワールっぽさもある。

2.はあんまり公言してないけど実は本当に大好きな映画で、これもジェイムズ・M・ケインを読むようになってから、こういうことだったのかと理解が深まった。ストレートなノワールである一方、コーエン兄弟らしさに満ちあふれているのもすごい。

3.は世の中のありとあらゆる欺瞞に対し、真っ向から立ち向かう男としての癒し映画。4.も実は『ファイト・クラブ』みたいな映画で価値観の逆転をおもしろおかしく提示してくれる。

ペキンパーは絶対にベストに入るけど、やっぱり5.がベストですかねぇ。なにげに『わらの犬』とかも好きなんですが。

6.はいわゆる『狂い咲きサンダーロード』枠。『AKIRA』かこれかで迷ったんだけど、登場人物が総じてバカなので、こちらを。

8.はノワールとしても一級品だけど、ひとりの女優が地獄の底まですでに堕ちていたという怖さと儚さに泣く。

9.は初めて観たときに、こんなにおもしろすぎる映画があっていいのだろうかとホントに驚いた。

10.はブルーカラー男子が世界の異変に気づき、それにひとりで立ち向かおうとする話で、夢がある。

来年こそはなんとか映画を観れる時間を作りたいものであります。ではよいお年を

2017-12-10

[]MVのラストの解釈が……/NGT48『世界はどこまで青空なんだろう?』 12:45 MVのラストの解釈が……/NGT48『世界はどこまで青空なんだろう?』を含むブックマーク

NGT48の2ndシングル『世界はどこまで青空なんだろう?』のType-BとType-Cを購入した。

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本当はType-Cだけ買おうとしていたのだが、絶賛箱推し中の妹が「Type-Bこうてきてくれや」と言ってきたので、仕事終わりにツタヤでフラゲしてきた。全種類買うとポスターが付いてくるらしく、店員さんにおすすめされたが、さすがに断った。

これは個人的嗜好にもなるが、ぶっちゃけカップリングも含め、1stシングルはそこまで楽曲が充実していなかったので、今回は特典も含めて、かなり大満足。ラッドウィンプスのヒットの流れから楽曲コンペしたと思われる『世界はどこまで青空なんだろう?』は48Gにしては珍しく、ヴァースとコーラスだけの超シンプルな構成で、演舞のようなキレキレの振り付けもセンターをつとめる荻野由佳に合わせてなのか、すごく合っている。

カップリングに関してだが、すべてのTypeに収録される「僕の涙は流れない」はエイベックスで制作されたようなダンサブルなJ-POP。初期の浜崎あゆみ的な憂いを帯びた曲で、まずまずといった具合だが、特筆すべきは「ナニカガイル」と「抱いてやっちゃ桜木町」の二曲。前者はこれぞ48Gっぽい楽曲で、待ってました!と言いたいガールズポップだが、歌詞がすさまじく、エイリアンが内蔵から腹を喰い破って生まれてくる様を恋愛に例えており、そのギャップがなんとも秋元康っぽい。後者はラテンムード歌謡の第一人者であるロス・インディオスをゲストに招いて、中井りかをボーカルに置いたソロ曲であり、完全に秋元康の趣味であることが伺える。MVから入ったので「なんだこのバックにいるおっさんは」と思ってたのだが、調べたら「別れても好きな人」を歌ってる人たちと知って驚いた。

特典の個人PVはショートムービー仕様が多く、監督たちが好き勝手アイドル実験してる感じが楽しいものが多かった。なかでも西潟茉莉奈本間日陽と山田野絵に関しては解釈が難しく、複数の鑑賞に耐えうる出来でつい観てしまう。

あ、そうそう、解釈で思い出したのだが、それこそ『世界はどこまで青空なんだろう?』のMVのラストがよくわからなくて、これからアイドルを目指す荻野由佳とアイドルになったであろう現在の荻野由佳が交錯し、同じ文言を叫ぶというシーンなのだが、これがアイドルになったことを後悔しているのか、その覚悟に耐えきれないということなのか、絶望しているのか、生半可な気持ちでアイドルになってきた輩への喝なのか……と様々な捉え方ができるラストで、この辺の仕掛けもニクい。

といったわけで、特典映像も含め、前作にちょっとがっかりしたぼくのようなファンにおすすめ。もうちょっとしたらType-Aも中古で探して買おうと思っているので、その感想はツイッターあたりで。

世界はどこまで青空なのか?(Type-B)(DVD付)

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世界はどこまで青空なのか?(Type-C)(DVD付)

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2017-11-26

[]黄金期に匹敵するアルバムthe pillows『STROLL AND ROLL』『NOOK IN THE BRAIN』 10:09 黄金期に匹敵するアルバム/the pillows『STROLL AND ROLL』『NOOK IN THE BRAIN』を含むブックマーク

THE PREDATORSからの流れも多少影響しているが、the pillowsを聴きたくなり、聴いてなかった『ムーンダスト』と『STROLL AND ROLL』と現時点での最新作である『NOOK IN THE BRAIN』をレンタルした。

STROLL AND ROLL 初回限定生産盤 (CD+DVD)

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NOOK IN THE BRAIN (初回限定盤(CD+DVD))

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the pillows日本でいちばん好きなバンドだといえる一方『PIED PIPER』以降の三枚……『OOPARTS』、『HORN AGAIN』、『トライアル』がそこまで響かなくて、ああ、いよいよ山中さわおの才能も枯渇してしまったかと、そこでちょっと見限ってしまっていた。だからそこからはわりとスルーしていたところもある。ロックンロール仕様になってしまったり、わりと楽曲の幅も広くなってきて、それが『PIED PIPER』ほどのクオリティに達してないと感じてしまった。あと、どこかオルタナバンドとしてのthe pillowsが好きだったというのも加味してたのかもしれない。実際第三期the pillowsは『PIED PIPER』まで負けなしだったといえる。『PIED PIPER』からプロデューサーである吉田仁が離れ、セルフプロデュースになったこともあって、それがダメだったんだないのか?と邪推してしまう始末。

ところが、ぼくが見限っていた間の『ムーンダスト』と『STROLL AND ROLL』と『NOOK IN THE BRAIN』の三枚がすこぶるよく、the pillowsはまた新たな次元へと突入したのかと思った。特に『STROLL AND ROLL』と『NOOK IN THE BRAIN』の2枚に関しては黄金the pillowsの作品群に匹敵する出来で、これなら新たなリスナーを獲得してもおかしくないなと思った。

『STROLL AND ROLL』は5人のベーシストをゲストに迎えて制作するというありそうでなかった企画で、それがカンフル剤となったのかライブ仕様の楽しいグルーヴだけが揃った強力なアルバムになった。演奏するのが楽しくてしかたがないというのがよくわかる感じで、圧倒的な疾走感である『デブリ』、『この世の果てまで』以降のハチロクナンバー『カッコーの巣の下で』、ストーンズのリズムで攻める『I RIOT』、ベーシックなロックンロールの『ロックンロール太陽』、ザ・スミスやストーンローゼズを意識したという『エリオットの悲劇』、またまたベーシックなロックンロールタイトルチューン『Stroll and roll』に間違いなくライブで盛り上がるキメがバリバリの『Locomotion, more! more!』を含む全10曲。曲の良さもあってすさまじい速さで駆け抜けていく。

NOOK IN THE BRAIN』は2007年以降、ロックンロールに特化してきたthe pillowsオルタナ解禁ということで作られたアルバム。実際レビューでも黄金the pillowsを彷彿とさせるサウンドという文章が並ぶ。ぼく個人としてはそれはあまり感じられず、あくまでロックンロールバンドとしてのthe pillowsオルタナ風味が加わったという印象。ロックンロールリバイバルのガレージテイストのバンドの感じがあって、ミニマムだけど、鋭い。アルバムの長さも全10曲で31分しかないというタイトさ。『STROLL AND ROLL』ツアー中にすでに8曲も制作されていたというから山中さわおもノリにのっていたに違いない。そのアルバム雰囲気そのままの『Hang a vulture!』、パブロック調の『Where do I go?』が気に入ったのだが、特に驚いたのが『BE WILD』という楽曲ロックンロールにおいて歌詞はどうでもいいというぼくが、超久々に歌詞が飛び込んできて大げさではなく魂揺さぶられた。調べたらthe pillowsの大ファンだという女子レスリング登坂絵莉選手のために書き下ろし楽曲ということで、内容もアスリートの奮起させるような内容。これはここ近年の楽曲で一番突き刺さったかもしれない。実際、仕事中はこれしか聴いてない。

あまりに『STROLL AND ROLL』が良すぎたので、このアルバムのライブBDも買ってしまったのだが、登坂絵莉選手がらみのエピソードを聴いて、『NOOK IN THE BRAIN』のライブBDも買おうかなと思ったほど。さらに黄金アルバムをライブで再現するということを今やっていて、それを記念して『Please Mr.Lostman』と『LITTLE BUSTERS』がアナログ化。ぼくは前者を購入した。

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自分がスルーしてたこともあって、ここまでthe pillowsが盛り上がっていたことを知らず、一気にその熱がまた蘇ってきたわけだが、ぼくみたいに見限ってた人も現時点でのthe pillowsを改めて体感してみるというのもいいかもしれない。しかも2018年は『フリクリ』の続編が制作される。もちろんthe pillowsにもお声がかかった。ぼくは恥ずかしながらthe pillowsのことは『フリクリ』で知ったクチなのでそちらも楽しみである。

瑠々瑠々 2017/12/04 20:19 買ってみようかという気持ちになりました

2017-11-19

[]最近、GLAYではなく、THE PREDATORSとしてのJIROが気になって仕方がない。 09:13 最近、GLAYではなく、THE PREDATORSとしてのJIROが気になって仕方がない。を含むブックマーク

2018年、二年半ぶりにTHE PREDATORSが再始動されるというニュースが飛び込んできた。

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THE PREDATORS再始動シングルの全貌発表、2015年ツアー音源も収録 - 音楽ナタリー

THE PREDATORS、3人集合コメント動画と新作ジャケ公開(動画あり) - 音楽ナタリー

改めて書くことでもないだろうが、GLAY好きでもその存在を知らない人が意外といるので説明するとTHE PREDATORSthe pillows山中さわおGLAYJIROELLEGARDENの高橋宏貴によるスリーピースロックバンドストレイテナーナカヤマシンペイが在籍したこともある、いわゆるスーパーグループの括りである。

スーパーグループ故、本人たちは息抜きというか、遊びでやってる意識が強く、あくまでも本体のバンドありきで活動。そのペースはだいたい二年から三年に一度。毎回7曲入りのミニアルバムを発売して、フェスとツアーに出るという流れだったが、今回は4曲入りのシングルをライブ会場と通販限定で発売。以前「アルバム出さなくても、シングル切ってそれで夏フェスとか出たい」とラジオ山中さわおが言っていたが、曲が揃ってきたこともあってか、それが実現したことになった。とはいえ、ボーナストラックも含むと全9曲という大盤振る舞いでDVD付き。さすがにこれはとわざわざGLAYの通販サイトに登録して予約をした。

ぼくはこのTHE PREDATORSがすごく好きで、毎回新譜が出るたびにダウンロードCDで購入、もしくは知らないうちに出てることを知り、慌ててレンタルするなど、何かしらの方法でチェックしている。さらに最近になってようやくライブDVDBDを買い揃えたこともあって、毎日THE PREDATORS漬けだった。ツイートもそのことばっかりだったが、そんなタイミングでの再始動ということで来年が待ち遠しい。

さて、そんな毎日観聴きしているTHE PREDATORSで特に最近気になってるのはJIROの存在だ。

ぼく自身、GLAYファンというわけではなく、音楽好きとして、なんとなく耳にしてる程度で、CDもバカ売れしたあの青いベスト盤しか持ってない。なのでJIROという人もGLAYでベースを弾いているやつくらいしか認識しておらず、THE PREDATORSも最初はthe pillows山中さわおが別にバンドを組むというという感覚で聴いていて、その相手がGLAYJIROだということに驚いたくらいだった。ところが、業界では「あのJIROがソロで動く」という認識が強かったらしく、やってる本人たちはもっとこじんまりした感じでやりたかったらしい……ということは公式サイトのインタビューに詳しい。まぁ20万人集められるくらいのモンスターバンドの一員だ。そういう風にはなるだろう。

なんでTHE PREDATORSを結成してからJIROが気になったのか。それはソングライターしての彼の実力にある。

まずTHE PREDATORSを最初に聴いて一番驚いたことは、JIROが作曲してた曲がいくつかあったということ。山中さわおが全曲書いてると思い込んでたので、これにはかなりの衝撃を受けた。元々ニルヴァーナが好きで、ニルヴァーナコピーバンドからスタートしただけに「Tourette's」をポップにしたような「爆音ドロップ」や「Breed」と「Stay Away」を融合したような「Recall Me」など、ファンとしてニヤリとする曲が多く、それは山中さわおの趣味だと思っていた。ところが、ヴェセリンズのカバーである「Son Of A Gun」を彷彿とさせる「Dizzy Life」や「Smells Like Teen Spirit」の静から動へいくアレンジをより強調させ「Stay Away」に持ち込んだような「Sleepy Dragon」を聴くと「これ、ホントにGLAYJIROが作ったの?」と誰もが思うこと必至。あまりにGLAY音楽性と解離しすぎているために、むしろなんで彼はGLAYにいるのだろうと思ってしまう。

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恐らくJIROアーティストというよりも職業的な作曲家としての側面が強いのかもしれない。「こういうメロディが作りたい、こういう歌詞を書きたい」ではなく、THE PREDATORSのコンセプトを聞いた段階でこういう曲が合うだろうという感じで、それに合わせて曲を作るのではないだろうか。

そんなJIROTHE PREDATORS内においてソングライターとしての才能を発揮しはじめるのが二作目の『牙をみせろ』。このアルバムに収録される「SHOOT THE MOON」によりTHE PREDATORSはオルタナティブからラモーンズのようなロックンロールよりのパンクに大きく舵をきることになる。

これは山中さわおにとっても嬉しい誤算だったことは想像に難くない。元々JIROの作曲の手癖がコードの少ないロックンロールだということもあり、これがTHE PREDATORSにピッタリとあった。実際GLAYで作曲を手がけた「SHUTTER SPEEDSのテーマ」を聴くと「Dizzy Life」に似てる部分があり、THE PREDATORSでやってもおかしくない感じで、『牙をみせろ』のときのインタビューでも「今回オレ(さわお)が書いた曲そんなに好きじゃなくて、JIROくんの曲がものすごく好き」みたいなニュアンスで答えてたことを覚えている。このアルバム以降、「THIS WORLD」や「BRAIN CALLY」、「WILD TIGER」、「Monster in my head」と、JIROが作曲する曲はライブのセットリストの中心になっていく。

そして5作目のアルバム『ROCK'N' ROLL PANDEMIC』において、JIRO作曲者として大活躍。7曲中、なんと5曲もJIROが作曲しており、しかもそのどれもが「山中さわおが作曲しそうな感じ」になっている。恐らくこのアルバムを聴いて山中さわおが作曲したのはどれだ?とクイズを出しても当たらないのではないだろうか。

今回、2018年再始動のシングルのタイトルチューンJIROが手がけるということで、これまた非常に楽しみ。しかもカップリングはドラムの高橋宏貴作曲で、山中さわおの曲はすでにツアーで披露している曲を音源化するに留まる。それほどまでに他のメンバーの楽曲が良くなっているということなのだろう。

JIROGLAYの陰のリーダーとも言われているが、この流れからいってもそれはわかる気がする。GLAYにおいてメインのソングライターTAKUROだが、バンドを俯瞰して見れるのがJIROということなのかもしれない。

アイドルに関してぼくは楽曲重視であり、曲がよくないとそのアイドルのことを好きになることはないが、ことJIROに関してもそれが当てはまる。彼が作る楽曲があまりに良いため、そこからJIRO単体が気になり、最近はTHE PREDATORSJIROを見たいがためにライブBDを見てしまい、それだといっぱい映らないから特典のMC集を中心に見て、さらにはそれを通り越して、GLAYのライブDVDまで見てしまうしまつ。ただ、GLAYはメンバーも多いし、客も多いしで、やっぱりJIROだけを堪能するならTHE PREDATORSのライブかな……ああ、早く新曲聴きたいな……というか、来年のツアーのBD早く出ないかな……

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