くりごはんが嫌い このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

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2018-05-27

[]純文学に挑んだアニメ恋は雨上がりのように08:51 純文学に挑んだアニメ『恋は雨上がりのように』を含むブックマーク

実写化でも話題になったアニメ恋は雨上がりのように』を某サイトにて観た。

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きっかけは単純に「しゃべくり007」に大泉洋小松菜奈が出ていて、ふたりが共演した映画ってなんだろう?と興味を持ったから。たいした番宣もしてなかったので、どんな話なのだろうと、わざわざyoutubeで予告編の映像を見たところ、45歳の冴えないファミレス店長を純粋な女子高生が好きになるという設定で、それがぼくの乙女心と甘酢*1憧れを刺激した。

あまり公言していないのだが、ぼくはおっさんと若い女の子が恋に落ちるという話がそもそも好きで、古くは『高校教師』であったり、スティーブ・ブシェミが監督した『トゥリーズ・ラウンジ』や、特に佐々木希が主演した『天使の恋』は何回も繰り返し観ているくらいで。あの『レオン』ですら、そういう感じで観てしまっている。毎度毎度それらを飲みながら鑑賞し、キュンキュンしながらふとんのなかで身悶えするのが……なんというか特に理由もないのだが……まぁ好きなのである。

なので『恋は雨上がりのように』も恐らく、『逃げ恥』から派生した“ムズキュン”モノのひとつとして作られたのだろうと思ってワクワクしながら見始めたら様子が違った。なんというか、この『恋雨』というやつは物語がなにひとつ大きく進展しないまま終わっていく恋愛物語なのである。

例えば、主人公は45歳で子持ちのバツイチだ。この時点で女子高生が好きになるにはある程度のハードルがあるし、彼女のことを好きな同級生もいるし、さらに彼女に手を出そうとするチャラい大学生もいる。そこまで彼らの恋愛にたいするハードルにあたるであろうガジェットを揃えているのに、それがまったく機能していないのだ。その同級生は恋心を抱いてるだけで、その内ちがう女の子を好きになり、チャラい大学生も一回デートしただけで、そのあとその女子高生になにをするわけでもない。一事が万事その調子で、つまり彼らの恋愛には“障害”というものがひとつも存在しないことになっている。

じゃあ、この物語では何が描かれているのかというと、恋したときの心の動きをすごく繊細にすくいとるというこの一点に集約されている。

これはその45歳のおっさん純文学好きという部分にかかってくるのだけれど、恐らくこの作品はアニメ純文学的なことをやろうとしたのではないだろうか。だからこそ起承転結がないまま、キャラクターたちの心の動きだけを中心にストーリーが構築されているのだと思う。それは純文学ではよくあることで、人に純文学をおすすめする際「まぁ話としてはたいしたことないんだけど」なんて言い回しをすると思うが、感覚としてはあれに近い。この作品において重要である「雨」も、悲しみやこれから何かが起こる予兆の比喩としてはもちろん、他の何かであったり、単純に雨そのものとして使われていて、そのあたりも純文学らしいのだが、さらに急にシーンが飛んだりして、あれ?オレ?今のシーンボケーとしてて見逃したかな?と思うこともしばし訪れる。

話の核となる恋愛の設定だけでもこうである。そうなると、彼らの人生の目標もすさまじくささやかで、その終わり方というか、終わらせ方が絶妙で、この辺もフィクションとしては地味ではあるのだけれど、すごくリアリティがあるなと腑に落ちて、感動を覚えるのだ。

そもそも何をもってして夢をかなえるのか?というのは人それぞれであり、例えそれが現実離れしたものだったとしても、それを手にするのはほんの一握りで、たいがいの人は夢なんて叶ってないと思う。ただ、心持ちというか、ある程度自分の満足できるラインがあれば、そのやろうとする気力とか、その一歩だけで描き方によっては充分ドラマになり得ると思う。現実の地続きというか、日常の最低ラインというか、なにひとつない話であるはずなのに、心にこう……なんか小さい物がとどまるような、そういったおもしろさがこの作品にはある気がする。

と言ったわけで、ここまでくると実写版も楽しみなのだが、メイキングや予告を観るかぎり、その純文学感みたいなものがやや損なわれてるような気がして、ちょっと観るのが怖い。Twitterではアニメですら原作の良さが損なわれているなんて意見も目にしたくらいで、少し心配してしまうが、まぁいつか観るんだろうとは思う。

*1:甘酸っぱい恋愛が繰り広げられる作品のこと

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2018-05-20

[]半分のことでいいから君を教えておくれ 08:48 半分のことでいいから君を教えておくれを含むブックマーク

お久しぶりです。ブログを三ヶ月も放置してました。とりあえず本日、5月20日で今の仕事をやめることができました。次の職場も決まっていて、そこが残業という概念がないので、わりと時間取れると思います。はい。そのあたりでライター業の方も再開したく……編集部のみなさまごめんなさい。

さて、今更だが、最近フジファブリック(志村正彦、在籍時のもの)を聴いていた。

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聴きだしたきっかけはGW最終日の夜。あいもかわらずの人手不足で「猫の手さえも貸したい」状態であくせくと過ごし、やっとこさ落ち着いて不機嫌にリビングで酒を飲んでいたら、せきを切ったように親父が突拍子もないことをいいだした。

細かいニュアンスは別に要約するとフジファブリックの「桜の季節」と「若者のすべて」と「茜色の夕日」をCDにやいてほしいとのことだった。

数年前、親父が車を買いかえたとき、iPodが使えるということで、ぼくが使ってなかったiPodに親父が好きな曲をつめこんでプレゼントしたのだが、その際に、勝手にぼくがおすすめする曲を何百曲も入れていて、そのなかにフジファブリックのその三曲が入っていた。

そのiPodシャッフルして聴くというのを前提してプレイリストを作ったため、それこそ受動的に有象無象の曲を聴くということになるわけだが、そのなかでもうすぐアラセブにもなろうかというジジイの琴線にフジファブリックのその三曲が触れたということになる。とはいえ理由を聞いてみると、妙にメロディやら言葉が飛び込んできたのだという。ボーカルの声は特徴的だが、同じバンドの曲だと思わず、そのことを指摘したら驚いていた(実際曲のタイトルもわからないため、それぞれのサビのフレーズを口ずさんでぼくに説明していた)。

で、それをいわれて改めてフジファブリックの曲と向き合ったのだが、これが良いのである。

まずおもしろいのは歌詞というか、ことばだ。ボーカルが朴訥な歌い方であるとは別に、全体的に「ひらがな」で書かれたようなそんな印象がある。絵で言えばクレヨンで書かれたような温かみがあるというか、だからといって子供っぽい世界ではなく、叙情性、風景描写、人物描写に長けていて、しかも主人公が置かれた状況に余白があり、すべてを明示しない。それこそ北野武映画のように「なにがあって、彼らはこうなったのか?」についての説明がなにひとつない。楽曲もそうで、わりと音に隙間があり、そのスカスカな感じが当時は好きではなかったのだが、今聴くと、その隙間もすごく気持ちよく感じる。

改めて聴いて驚かされたのがアルバム『MUSIC』に収録されている「夜明けのBEAT」と「Bye Bye」だ。

MUSIC

MUSIC

前者は『モテキ』の主題歌として話題になった曲なのだが、この曲の出だしのフレーズ「半分のことでいいから君を教えておくれ 些細なことでいいからまずはそこからはじめよう」という部分。

福山雅治は「ラブソングは答えが分かってるエンターテインメントだ」と「関ジャム」で言っていたが、だからこそ、その表現には細心の注意が払われてしかるべきだと思う。恋愛がはじまるときめきや、相手のことが好きだとわかったとき、実際は一目惚れも含めて、相手のことを知るのは半分以下でもいいはずで、だからこそ同棲してすべてが分かってから失敗するなんてケースもあるわけだが、この半分くらいは知っていたいという欲求も含めて、この出だしにはハッとさせられたし、キュンとしてしまった。

そして後者はPUFFYに提供し、本人がセルフカバーもしている曲。

状況としては恐らく、相手に好きな人ができたので別れてくれと言われた男が、悲しんでいるということなのだろうが、これが絵本のようなわかりやすい言葉選びでその別れを活写。そのシンプルさとポップさが絶妙で切なさを引き立てる。さながらThe Beatlesの「Hello Goodbye」ともいえる名曲

奇しくもこの二曲はアルバムの収録順でいうと並んでいて、恋愛のはじまりを歌ったあとに別れを歌がやってくるというおもしろい構成になっている。この二曲でガツンとやられたので、そのまま両国国技館で行われたライブDVDも購入してしまったくらい。このライブDVDがすこぶるよく、思わず富士五湖文化センターでのライブDVDも注文した。これはまだ届いていない。

ちなみに二曲おすすめしたが、いちばん好きなアルバムは「TEENAGER」であり、フジファブリックを聴くならこの一枚だけで充分くらいに思っているので、もしこの記事で興味を持っていただけたならそれを聴くことをおすすめする。

TEENAGER

TEENAGER

「忘れることはできないな そんなことを思っていたんだ」……まさかこのフレーズが突き刺さってしまうとは書いた志村正彦本人も思うまいて……

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2018-02-25

[]『アンナチュラル』第7話がちょーすばらしかった件 14:42 『アンナチュラル』第7話がちょーすばらしかった件を含むブックマーク

Twitterでやたら評判が良かったというのもあり、同スタッフが手がけた『Nのために』も傑作だと思っていたので、なんとなく『アンナチュラル』を2話から毎週リアルタイムで観ていた。

とはいえ、実はみんなほど熱狂していたわけでもなく、結構「?」マークが点灯しながら鑑賞していることもしばしば。

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ここからネタバレ全開

例えばその見始めた第2話である。

SNSで知り合った者同士が自殺した……というタイムリーな話ではあるのだが、あの犯人はなんであの家で一家心中すること知ってたんだろう。しかも練炭自殺になぜ詳しいのか?法医学者ですら遺体を調べないとわからない事実(冷凍した死体と練炭自殺の死体は似ている的な)を本かなんかで読んで調べたのだろうか?よしんば調べて知っていたとしても「あの一家心中が別人で自殺サイト内で知り合い、サイト内で話をしてあの家で心中しようかと決め、それを犯人が見ていて、そこに別な場所で監禁されて殺された三毛猫が放り込まれた……」というややこしいことをしてまでなぜ死体を隠そうとしたのか?あんだけ離れた場所なら山にでも捨てればいいだけの話で、そこまで運び込むことも大変でリスクがありすぎる。

おもしろかったんだけどあまりの情報量の多さとスピード感で終わってみたら「???」という印象があり、これはこのあとのいくつかのエピソードでも同じような感想をもった。

特に顕著だったのは第5話だ。

駆け落ちし、結婚寸前だった彼女が入水自殺した。目撃証言もある。しかし婚約者である男は彼女が自殺するはずないという。だからUDIラボで調べてほしいというのがあらすじ。

結果、彼女は自殺ではなく、事故的に溺死。犯人は彼女の幸せを妬んでいた同僚で、彼女と同じ恰好をして海に飛び込み、それを目撃させることで、自殺に見せかけようとしたというのがことの真相。

それを最後の最後数分で一気に説明してから衝撃的なオチで終わったため、考えるスキも与えなかったのだが、終わってみると、自殺に見せかけて飛び込んだとして、そこからバレないように隠れて泳ぎ切って陸にあがるってのは結構難しいはずで、彼女がそのまんま死んでしまってもおかしくはない。そしてそのあと、彼女は全身しとどに濡れた状態で家に帰ったことになるのだが、仮にすぐ近くに車があったとして、その車に乗り込むところを見られたとしたら……とか、その方法じゃなくてもよくね?と思ってしまった。もっといえば、事故的に亡くなってしまったのなら、それを警察にいってしまったほうが……

とまぁおもしろい部分と納得いかない部分が解離しすぎた結果、終わってみると奥歯にモノがはさまったような感じになってしまったのだが、先日放送された第7話がすごかった。

これまたSNSを使った話で、動画サイトで死体を見せ、その死体を見た段階で彼が何故死んだのかを解明するというもの。

ぶっちゃけここ1年くらい最新の映像作品に触れてなかったのだが、ぼくの印象だと、フィクションに出てくるSNS描写というのはいかに現実に近づいているのか?を再現するだけに留まっていたような気がする。映像に出てくるLINETwitterも、なかなかリアルだな程度で、添え物でしかなく、ここまでSNSが身近になったからこそ、ここがリアルじゃないと、入り込めないという人も多いのではないかと思う。だから入り込めさえすれば、あとはそれと関係ない恋愛やら犯罪やらを描けばいいわけで、エンタメのなかでそれがしっかり機能していたわけではなかったのだ。『何者』でさえもそれを思ったくらいで、実際にブログに書いたときもそのことにはなにひとつ触れなかった。

『アンナチュラル』はそこを見事に突破した。

この7話では、なぜ動画配信サイトなのか?なぜ観覧者数を集めたのか?というのが物語のキーであり、仕掛けになっていて、オチもメッセージもセリフもその仕掛けをしっかりと援護射撃しているような印象を受けた。いつもはワイワイつっこんだりしながら、家族で観ていたのだが、あまりの物語の見事さと重厚さに皆がだまって食い入るように観ていた。妹に至っては翌日に2回目を観ていたくらい、この7話には感動していた。

ぶっちゃけ『アンナチュラル』はこの7話だけを観るために観てもいいとさえ思える。それくらいのクオリティとスピード感とメッセージ性がある。あまり細かくは書かないが是非多くの人に同じ感動を味わってほしい。おすすめしたい。心から。


……実はライターの仕事が舞い込んでおりまして、こんなこと書いてるヒマはないのであります……京極夏彦の新刊も読んだのでその感想もあげたいんですが、いかんせん14時間労働なもので……

2017-12-30

[]1日14時間残業代なしで働く男が選ぶオールタイムベストムービー2017 13:13 1日14時間残業代なしで働く男が選ぶオールタイムベストムービー2017を含むブックマーク

お久しぶりです。安田美沙子です。

わりと映画ブログというくくりで更新してきた「くりごはんが嫌い」ですが、いよいよ今年は『シン・ゴジラ』しか観ていないという体たらく。確かスマスマ北野武が出たときだったと思うが、「一週間何も食べなかったヤツにおにぎり映画を選べって聞いたら誰もがおにぎりを選ぶ」みたいなことを言ってて、それを地でいく生活になってしまいました。やはり生活にゆとりがないと映画になかなか手が伸びないんだなと思った次第。

で、当然、Twitterもろくに見ておらず、せっせとインスタに買ったレコードの写真をアップし続けてたわけですが、毎年恒例のワッシュさんの企画も投票が終わったころに知りまして。

映画オールタイムベストテン2017:結果発表 - 男の魂に火をつけろ!

映画オールタイムベストテン:2017 - 男の魂に火をつけろ!

いまごろなんなんだという気もしますが、いちおう映画ブログの端くれとして、改めてこの生活になった今だからこそ、ぼくにとってのオールタイムベストとはなんなのか?を考えてみることにしました。

といったわけで、早速いきます。

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1.不安は魂をくいつくす('74)

2.ブラッド・シンプル('84)

3.フォーリング・ダウン('93)

4.サムシング・ワイルド('86)

5.ガルシアの首('74)

6.ウォリアーズ('79)

7.マドモアゼル('66)

8.サンセット大通り('50)

9.妖星ゴラス('62)

10.ゼイリブ('88)

昔から繰り返し観たり、何度もソフトを買い直してるものではなく、いまの自分にとって必要な映画という感じで選びました。

1.と7.はぼく自身ブルーカラー男子になり、年上のおねえさま方と一緒に働くようになってからより染みるようになった。地獄の底まで堕ちていくノワールっぽさもある。

2.はあんまり公言してないけど実は本当に大好きな映画で、これもジェイムズ・M・ケインを読むようになってから、こういうことだったのかと理解が深まった。ストレートなノワールである一方、コーエン兄弟らしさに満ちあふれているのもすごい。

3.は世の中のありとあらゆる欺瞞に対し、真っ向から立ち向かう男としての癒し映画。4.も実は『ファイト・クラブ』みたいな映画で価値観の逆転をおもしろおかしく提示してくれる。

ペキンパーは絶対にベストに入るけど、やっぱり5.がベストですかねぇ。なにげに『わらの犬』とかも好きなんですが。

6.はいわゆる『狂い咲きサンダーロード』枠。『AKIRA』かこれかで迷ったんだけど、登場人物が総じてバカなので、こちらを。

8.はノワールとしても一級品だけど、ひとりの女優が地獄の底まですでに堕ちていたという怖さと儚さに泣く。

9.は初めて観たときに、こんなにおもしろすぎる映画があっていいのだろうかとホントに驚いた。

10.はブルーカラー男子が世界の異変に気づき、それにひとりで立ち向かおうとする話で、夢がある。

来年こそはなんとか映画を観れる時間を作りたいものであります。ではよいお年を

2017-12-10

[]MVのラストの解釈が……/NGT48『世界はどこまで青空なんだろう?』 12:45 MVのラストの解釈が……/NGT48『世界はどこまで青空なんだろう?』を含むブックマーク

NGT48の2ndシングル『世界はどこまで青空なんだろう?』のType-BとType-Cを購入した。

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本当はType-Cだけ買おうとしていたのだが、絶賛箱推し中の妹が「Type-Bこうてきてくれや」と言ってきたので、仕事終わりにツタヤでフラゲしてきた。全種類買うとポスターが付いてくるらしく、店員さんにおすすめされたが、さすがに断った。

これは個人的嗜好にもなるが、ぶっちゃけカップリングも含め、1stシングルはそこまで楽曲が充実していなかったので、今回は特典も含めて、かなり大満足。ラッドウィンプスのヒットの流れから楽曲コンペしたと思われる『世界はどこまで青空なんだろう?』は48Gにしては珍しく、ヴァースとコーラスだけの超シンプルな構成で、演舞のようなキレキレの振り付けもセンターをつとめる荻野由佳に合わせてなのか、すごく合っている。

カップリングに関してだが、すべてのTypeに収録される「僕の涙は流れない」はエイベックスで制作されたようなダンサブルなJ-POP。初期の浜崎あゆみ的な憂いを帯びた曲で、まずまずといった具合だが、特筆すべきは「ナニカガイル」と「抱いてやっちゃ桜木町」の二曲。前者はこれぞ48Gっぽい楽曲で、待ってました!と言いたいガールズポップだが、歌詞がすさまじく、エイリアンが内蔵から腹を喰い破って生まれてくる様を恋愛に例えており、そのギャップがなんとも秋元康っぽい。後者はラテンムード歌謡の第一人者であるロス・インディオスをゲストに招いて、中井りかをボーカルに置いたソロ曲であり、完全に秋元康の趣味であることが伺える。MVから入ったので「なんだこのバックにいるおっさんは」と思ってたのだが、調べたら「別れても好きな人」を歌ってる人たちと知って驚いた。

特典の個人PVはショートムービー仕様が多く、監督たちが好き勝手アイドル実験してる感じが楽しいものが多かった。なかでも西潟茉莉奈本間日陽と山田野絵に関しては解釈が難しく、複数の鑑賞に耐えうる出来でつい観てしまう。

あ、そうそう、解釈で思い出したのだが、それこそ『世界はどこまで青空なんだろう?』のMVのラストがよくわからなくて、これからアイドルを目指す荻野由佳とアイドルになったであろう現在の荻野由佳が交錯し、同じ文言を叫ぶというシーンなのだが、これがアイドルになったことを後悔しているのか、その覚悟に耐えきれないということなのか、絶望しているのか、生半可な気持ちでアイドルになってきた輩への喝なのか……と様々な捉え方ができるラストで、この辺の仕掛けもニクい。

といったわけで、特典映像も含め、前作にちょっとがっかりしたぼくのようなファンにおすすめ。もうちょっとしたらType-Aも中古で探して買おうと思っているので、その感想はツイッターあたりで。

世界はどこまで青空なのか?(Type-B)(DVD付)

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世界はどこまで青空なのか?(Type-C)(DVD付)

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