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唐沢俊一検証blog

2011-01-16

「コミックマーケット79」レポート。

22:55

タコシェ冬コミの新刊「唐沢俊一検証本VOL.4」の通販を受け付けています。また、既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』『唐沢俊一検証本VOL.2』『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』『唐沢俊一検証本VOL.3』『唐沢俊一検証本VOL.0』も通販受付中です。タコシェの店頭でも販売しています。

・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。

・1970年代後半に札幌アニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo


 唐沢俊一によるジャン・ローランの「追討」は毎度のことながら困ったちゃんな出来栄えであった。何よりジャン・ローランの作品を見たことがないとすぐにわかってしまうのがツラい。まあ、俺もジャン・ローランの作品といえば『ナチスゾンビ』くらいしか見ていないのであまり大きなことは言えないが(ゾンビ映画なのに途中でお涙頂戴な展開になるのでビックリした)、もう少し下調べしてから「追討」してほしいものだ。「HAPPY MOVIE」を参考にしたとすぐわかっちゃったし。ナチスゾンビと言えば、『処刑山 デッド・スノウ』は面白かった。いかにもシアターN渋谷でやってそうな映画(実際に上映していたけど)。ゾンビ関係は濃い人が結構いるから安易に扱わない方がいいと思いますよ。


 唐沢俊一の「R-1ぐらんぷり」出場の件について追記。「R-1ぐらんぷり」公式サイトには応募方法が次のように書かれている。

チラシ裏面、又はHPからダウンロードしたエントリー用紙に必要事項を記入し、写真(L版[普通のスナップ写真サイズ] 顔がわかるもの)を同封して事務局宛に郵送してください。

 つまり、R-1ぐらんぷり」にエントリーするためには顔写真が必要なのだが、「ニセ唐沢」はどうやって唐沢俊一の顔写真を手に入れたんだ? 写真を入手するのはある程度身近な人間じゃないと無理だと思うので、犯人はすぐ見つかるのではないだろうか。唐沢もこの件に関して調査しているらしいから期待して待つことにしよう。


 それでは、やっと冬コミのレポートを書くことにする。今回は大して面白い話もないので1回にサクッとまとめてみる。平穏無事で済んだからよかったんだけどね。

 

 夏コミでトラブルを起こしてしまったので、冬コミでは全部一人でやることにしようと決めていたのだが、事前になって妹が手伝いをすると言ってきた。どうも心配させてしまったらしい。そういえば、夏コミの後で猫遊軒猫八さんに夏コミ当日の事実関係を確認するためにレポートを提出していただいたのだが、自分の応対について「手際が悪い」と書かれていたので、「ああ、俺は社会人として本当になってないんだな…」とかなりヘコんだ。でも、事実だからしょうがないんだけどね。俺ときたら無愛想だし目つき悪いし(唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板での評価)、声低いしコワモテだし(唐沢俊一ウォッチング用語集より)。…まあ、俺も唐沢の外見をあれこれ言ったことがあるから甘んじて受け止めることにします。

 結局、意地を張って一人で頑張るとかえって周囲に迷惑をかけてしまうので、妹に手伝いを頼むことにした。コミケ当日、一緒にりんかい線に乗って会場へと向かう。車中で妹が言うには、「最近『ガンダム無双』を買って彼氏と一緒にやっているのだが、二人ともガンダムについて全く知識が無いので何がなんだかさっぱりわからない」とのこと。…ガンダムを知らないのにどうして『ガンダム無双』を買うのかよくわからないが、「何を見てもガンダムを思い出す」人がいる一方でこういう人もいるのだから、世の中というのはつくづく極端にできている。まるで大晦日の青木真也のようだ。2009年は廣田瑞人の腕を折ったのに、2010年は自演乙に失神KO負けというのはあまりにも極端すぎる。『kamipro special』最新号を読んだらあのKO劇が「まぐれ」じゃないことがわかって面白かった(「見えない道場本舗」を参照)。「乙ーっ! よくやったーっ!」と絶叫する魔裟斗さん萌え

 …時間の流れを無視しているうえに話がだいぶ脱線してしまったが、そんな彼女も国際展示場駅に貼られていた『機動戦士ガンダムUC』のポスターを見てユニコーンは知っている!」と言っていた。なら唐沢さんよりはガンダムに詳しいんじゃないか?


 妹はコンビニに立ち寄ると言うので、一足先にひとりで会場へと入る。唐沢俊一のブースに近づかないように細心の注意を払って「西理研」のブースへと向かう。唐沢本人は平気らしいけど周囲の人物が神経を病んじゃうらしいので気をつけないといけない。

 ブースに到着し、チラシなどを整理した後で、夏コミに続いて隣合わせになった「綾波書店」さんにあいさつする。夏に迷惑をかけてしまったにもかかわらず快く対応していただいたが、その後「綾波書店」さんのブースに売上金やおまけをこぼしてしまって慌てることもあった。…たびたび迷惑をかけてしまいましたが、また機会があればよろしくお願いします。

 準備中に竹熊健太郎さんに献本したほか、モザえもんさん(カッコいい)たちがやってきたので短く話をした。

 

 10時になっていよいよコミケ3日目がスタート。今回のブースは去年の冬と違って風が吹き込まないのでその点は安心。唐沢帽をかぶってコスプレも完了。

 今までのコミケでは、「午前中に人がドッとやってきて午後は静か」という流れだったのが、今回は「ドッとやってくることはないものの、時間内に人が途切れずにやってくる」という流れだった。午後遅い時間になっても本がコンスタントに売れていくというのは今までになかったので、「どうしてなんだろうね」と妹に聞いてみた。…いや、俺の方がコミケには詳しいはずなんだけど、つい。


「きっと、最初の頃は“売り切れるかもしれない!”と会場に入ってすぐに買いに来ていた人たちが、売り切れないことが分かってゆっくりと買いに来るようになったんじゃないかな」

「なるほどね」

「だから、唐沢バブルがはじけたんだよ」


 …いったい誰がそのバブルの恩恵にあずかったのか気になる。それを言うなら、唐沢俊一の存在自体がバブルのような気もする。


唐沢バブル→怪人カラバブラー→「怪人カラバブラー北海道にあらわる」


 ここまでのことをわずか0.05秒で考えた。『唐沢ライダーもいけるか?と思ったが、98話分ネタを考えるのはさすがに無理だな。『カラサワマン』39話でも大変だったのに。

 

 …またしても話が脱線しているが、今回もたくさんの方にお会いすることが出来た。SY1698さん(資料ありがとうございます)、上戸ともひこさん、eg_2さん、倉知淳さん、村崎百郎コスプレをした人、その他にもたくさんの方から声をかけていただいた。申し訳ないことに忘れているかもしれないので、「自分も行ったよ!」という人はコメントをお願いします。永山薫さんと昼間たかしさんとは少しお話させていただいた(『検証本VOL.4』では唐沢が永山さんの抗議を受けて謝罪した件について少しだけ触れている)。…あー、でもロン・ジェレミーさんがいらっしゃったのにはビックリしたな。駐車場でディープスロートと会ったような気分になった。それと例によって藤倉珊氏らしき人も見かけたような…。その一方、妹が「バーバラさんを見てみたい」とわけのわからないことを言っているので、「USTREAMで見られるじゃないか」と言ったら、「生で見たいの。バーモント秀樹みたいな人なんでしょ?」と言われた。…「バー」しか合ってないって!


 ちなみに、倉知さんから「無理に夏までに検証を終わらせなくてもいいのでは」とアドヴァイスしていただいたので、ここで今後の予定についてあらためて書いておきます。

 …えーと、唐沢俊一の検証を今年の夏までに終わらせられるよう最大限努力するつもりですが、どうしても終わらせられない場合には、夏コミ終了後に予定表を作成して、「これだけのノルマを終わらせた時点で検証は終了する」と明らかにしておきます。いつまでもズルズルと続けるのはよくないので。それから、「R-1ぐらんぷり」騒動のように唐沢が何かしら騒ぎを起こす可能性もまだ残っているので、そうした場合には即座に対応できるように態勢を整えておきます。…完全に「過去の人」扱いになっているような気もするけど、気にしない気にしない。

 また、サークル「西理研」のコミケへの参加はとりあえず次回の「コミケ80」までです。今後、当ブログ岡田斗司夫検証・と学会検証・オタク史検証などに移行した場合(あくまで予定は未定です)には再度サークル参加するかもしれませんが、その場合でも一定の準備期間を設けて「溜め」を作ってからにしたいと思います。岡田斗司夫検証本』ならわりとすぐに作れると思うけど、とりあえず『コミケ81』以降の予定は未定ということで。

 そのほかにもいろいろやりたいことがあるので、目途がつき次第ブログの方でご報告させていただきます。倉知さんのご厚意に感謝いたします。


 …実は自分は「無愛想」「怖い」と言われるのをそれこそ神経を病むくらい気にしているので、可能な限りにこやかに応対したつもりだ。少なくとも大学時代のようにマチェーテを振りかざして相手を威嚇するようなことはしていない(冗談)。…正直に言うと、何事か起こらないかとビクビクしているから「無愛想」「怖い」と見られるのだと思う。検証をやっているからやむを得ないこととはいえ、トラブルに巻き込まれる恐れは大いにあるのだ。その点、唐沢俊一は凄いと思う。以前、コミケには唐沢さんの“敵”が大勢参加している」という話を聞かされたことがあるし、自分が唐沢だったら、「検証ブログ」が「今回は献本しない」と言っても全然信用できずに「絶対に何かやってくるに違いない」と疑心暗鬼に駆られるはずだ。それなのに、コミケへと堂々と出てくる唐沢俊一は凄い。それどころか、無断復刻した同人誌まで出すんだからナイス度胸すぎる。臆病な自分などの及ぶところではない。…だが、今回は自分の横で妹がコアラのマーチ』を食べながら作業しているので、どうしても緊張感がなくなる。「ここで菓子を食うか?」と思いながらも、「こんにちは! 俺のこと知ってるよね?」とか「トラップ」とかを気にしてビクビクしなくてもいいや、と気が楽になった。

 そんなこんなで、「どうして唐沢さんを検証してるんですか?」と聞かれた時には丁寧に答えるようにしている。本当に毎回聞かれるのだが、今までは相手も唐沢俊一のことをある程度知っていたので説明がラクだった。まあ、コミケに来る人にとって唐沢はおなじみの人物なのかもしれない。だが、今回は今までにない状況に追い込まれてしまった。

 まず、可愛い女の子がうちのブースにやってきた。うちのブースにやってくるのは大部分がおじさんなので(自分もおじさんなので気を悪くされないように)、この時点で既に異様な状況なのだが、その娘がいきなり質問してきた。

「この人は何をやっている人なんですか?」

 …あー、唐沢俊一について本当に何も知らないんだ。こういう人に一から説明するのは大変難しい。唐沢はオタクにとっては有名だけど、一般人にとってはあまり有名ではなく、世の中には唐沢を知らない人の方が全然多いのだ(たとえば、自分の両親も唐沢のことを全然知らない)。したがって、どのように説明するかというと…、

「『トリビアの泉』をご存知ですか?」

 やっぱりそこから始めざるを得ない。さすがに彼女も『トリビア』は知っていたのでそこから説明を始める。雑学が間違いだらけなこと、盗用しまくっていること、オタクとしてもウスいこと、自分が唐沢のコスプレをしていること、などなどを一生懸命説明してみた。で、自分の説明を聞いた女の子が一言。

「わたし、この人のこと、今まで全然知らなかったんですよ」

 …うーん。せつない。彼女が全く知らなかった唐沢俊一という人物を検証している俺ってなんなの?と思ってしまったり。30歳を過ぎてるのに女の子と話してアガってしまうのもどうかと思ったり。


 いろいろあったものの、今回も100部以上を売ることが出来た。お買い上げいただいたみなさん、ブースにやってきていただいたみなさんに心から感謝します。また、自分の周囲のサークルのみなさん、コミケ準備会のみなさんにも感謝します。夏コミもサークルとして参加できれば、頑張りたいと思います。


 さて、これで次回から貯まっている資料に取り掛かることが出来る。いろいろ面白い話が出てくるはずだからお楽しみに。夏コミの頃にはまた状況も変わっているのだろうか。


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処刑山 デッドスノウ [DVD]

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ゾンビ映画大事典 (映画秘宝COLLECTION)

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ガンダム無双3 - PS3

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kamipro Special 2011 FEBRUARY (エンターブレインムック)

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機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) [Mobile Suit Gundam UC] 3 [Blu-ray]

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仮面ライダー VOL.3 [DVD]

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宇宙刑事ギャバン Vol.1 [DVD]

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こめぐら (倉知淳作品集)

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なぎなた (倉知淳作品集)

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ディープ・スロート 大統領を葬った男

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漫棚通信漫棚通信 2011/01/16 23:22 「唐沢俊一検証本VOL.4」拝読しました。すでにわたしの手を離れてしまった話題になってますが、唐沢氏については嘘つきという言葉しかないというのがよくわかりましたです。ごくろうさまです。

SY1698SY1698 2011/01/17 00:52 すみません。
お会いしたときに緊張して立ちすくんでしまい、資料をお渡しするときは吃ってしまいました。
お疲れさまでした。当日は「トラップ」予告はなかったといえ、どういう方が来られるかわからなかったわけですから、緊張するのは当然だと思います。資料の件は、またその後面白いものがあればまとめてみるかもしれません。「損益分析」(あるいは会社登記分析)か「鉄道路線系」に絞り込んで分析を行うために、とっつきづらい内容になっている点はご容赦ください。
自分も一般の方を相手にする職種ではないこともあり、かなり人見知りは激しいので、気をつけます。今夏は、630(鉄道)に出展申請しますので、たぶんお伺いする時間は取れないかも知れませんが、お体には気をつけてください。

それにしても、唐沢俊一氏の度胸には恐れ入ります。無断復刻した同人誌を出品して、終始にこやかに対応できていたのだから、違った意味で感心しました。評論放送も回ったのですが、誰が誰だかわからないという結論。ustreamの御仁らしきものはいなかったし。なにか幻を見ていたのであろうか...。

粗忽亭主人粗忽亭主人 2011/01/17 11:20 おそまきながら、コミケお疲れ様でした。わたしはタコシェ通販で買って読ませていただきました。ちなみにいままでもずっとタコシェ通販で2冊づつ買って、1冊は知人に贈呈して読ませています。

ところで

> つまり、「R-1ぐらんぷり」にエントリーするためには顔写真が必要なのだが、「ニセ唐沢」はどうやって唐沢俊一の顔写真を手に入れたんだ?

の件ですけど、貼ってあった写真が唐沢氏本人のものとはかぎらないのではないかという気もします。唐沢氏の知名度というものは今回の記事中にもある程度なので、応募用紙に「唐沢俊一(東文研)」と書いてあっても「R-1ぐらんぷり」の事務担当者は「トリビアの唐沢氏」だと気がつかずにそういう名前の新人タレントだと気にもとめなかったという可能性もあるのでは。
多くの人にとって「唐沢俊一」といわれても即座に「文筆家でテレビにも出たことがあってあの顔で」浮かばないのではないでしょうか。
実際のところ、応募用紙にどんな写真が貼ってあったのかは気になるところでありますが。

モザえもんモザえもん 2011/01/17 13:07 過去のコメ欄に
>本自体もおまけも反応がないので不安でした。
とありましたが、レポート上がったら書こうと思ってたんです。
当日は朝っぱらからご迷惑お掛けし、失礼しました。
失礼ついでに「(イケメン)」を「(オッサン)」に直していただけると少し気持ちが落ち着くのですが、、、あるいは「字が汚い」とか、、、動揺して書こうと思ってた内容がどっかにいっちゃいましたorz

モザえもんモザえもん 2011/01/17 13:13 連投失礼します。見直したら(イケメン)なんて書いてなかったですね、本当に動揺している様です。

kensyouhankensyouhan 2011/01/17 13:27 コメントありがとうございます。

>漫棚通信さん
ありがとうございます。
今回の本で取り上げた嘘は唐沢俊一がつき続けた嘘の中でも最も許しがたい嘘だと思います。その嘘のせいで伊藤さんはずっと苦しんできて、今でもその嘘を信じている人がいるわけですから。
唐沢に被害を受けた人は少なからずいますが、特に伊藤さんと漫棚通信さんには謝罪して欲しいものだと思っています。

>SY1698さん
お互い緊張していたわけですね。
唐沢俊一の愛想のよさを見ると「行きはよいよい帰りはこわい」とか考えてしまいます。

>粗忽亭主人さん
ありがとうございます。
>「R-1ぐらんぷり」の顔写真
確かにその可能性もありますが、それも悲しい話だ…。っていうか、その顔写真見たいな。

>モザえもんさん
いや、最初は(イケメン)と書いてたんですけど、「これだと揶揄しているととられかねない」と考えて(カッコいい)にこっそり直しておいたんです。動揺させてしまってすみません。いずれにしても素直な気持ちを書いたまでのことで他意はありませんので。

ロン・ジェレミーロン・ジェレミー 2011/01/17 13:30 直前まで会場に行けるかわからなかったため、事前連絡なしになりました。失礼しました。
私はマーク・フェルトほどの人物ではないので、恐縮です。検証本、今回も高い水準でした。人様にお金をいただいて読んでもらうすべての書籍が、こうあってほしいものです。

食人族食人族 2011/01/17 14:52 こんにちわ。

以前にも書き込みをさせて頂いた者です。
久しぶりのコメントですが、
ジャン・ローランの話題となると、
黙ってはいられないもので。

ローランの代表作といえば、
『リヴィング・デッド・ガール』
(別名『ゾンビ・クイーン/魔界のえじき』)
に間違いないと思うのですが、
追悼記事では本作について
題名のみしか触れられていない所を見ると、
唐沢氏はご覧になっていないようですね。

唐沢氏が代表作として挙げた、
『美女のうごめき/鮮血に染まる死霊の館』
(唐沢氏の追悼記事では『ファシネーション』)も、
個人的には大好きな作品ですが、
やはり『リヴィング・デッド・ガール』の、
おびただしい血糊を噴き上げながらも、
深い哀切とともに幕を閉じる悲恋劇の
暗くやるせない美しさは、
ローランの作品中でも随一の余韻を残します。

それから、フランス映画初の
スプラッターと言われる、
『殺戮謝肉祭/屍肉の晩餐』への言及が無いのも、
追悼記事としては片手落ちですね。
この映画はフランス映画で初めて
本格的なスプラッター描写を映像化するために、
血まみれホラーの本場イタリアから、
パゾリーニの『ソドムの市』で
特殊メイクを担当した、
アルフレード・ティベーリを招いて、
目を覆う血沫の饗宴を展開した傑作です。
「ジュテーム!!」と言いながらの首切りシーンは、
怪奇と流血にみちた映像の中で、
アントニオーニ的(?)
愛の不毛を描こうとした(のかな?)、
ローランの美学がかいま見られる
名場面だと思います。
ジャン・ローランを語るなら、
絶対に外せない1本でしょう。

ローラン自身のエピソードとしても、
戦時中にクロード・ルルーシュとともに
ドキュメンタリー映画を製作した事や、
マルグリット・デュラスとも
自主映画を製作した事など、
語るべき逸話はいろいろあるのですが……。

唐沢氏は僕が思っていたよりも、
海外ホラー映画には興味が無いのでしょうね。

たけくまたけくま 2011/01/17 16:57 竹熊健太郎です。コミケでは本をいただきましてありがとうございました。あの後、西理研のブースを離れてブラブラ歩いていたら唐沢さんのブースにさしかかり、本人が立っていたので一応挨拶だけしとこうかと思ったんですが、顔を合わせようとした寸前に唐沢氏のサッと目を逸らしたので、あえて声を交わして互いに気まずい思いをすることもあるまいと、私もその場を立ち去りました。

古賀古賀 2011/01/18 20:28 今回はコミケには行けませんでしたが、「唐沢俊一検証本VOL.4」のエヴァ問題、非常に良くまとめられていて感心いたしました。

>自分の応対について「手際が悪い」と書かれていたので、「ああ、俺は
>社会人として本当になってないんだな…」とかなりヘコんだ。でも、
>事実だからしょうがないんだけどね。俺ときたら無愛想だし目つき悪いし

kensyouhanさんのきちんとした仕事ぶりにはいつも感心しております。そういう些細なことはあんまり気になさらない方がいいと思いますよ。

猫八さんの方こそきちんとした説明をせずにすぐ物事をうやむやにして逃げてしまうところとか多少気にした方がいいと思いますが。

桃李庵主人桃李庵主人 2011/01/18 23:08 はじめまして。検証本VOL4、楽しく拝読させていただきました。
唐沢氏の経歴語りの一貫性の無さが、理由や必然性がわからないだけに大変興味をひかれました。

唐沢商会『脳天気教養図鑑』は今も愛読書ですが、初登場シーンからして
作中のなをき氏に「エッラそーに」と初手から言われていて、
今から思えばなをき氏が漫才のフリして紛れ込ました本音かも、と思ったりします。

さて、唐沢俊一氏のガセビアは今も生きています。
そして小学生の間で読まれ拡散させられています…。
「ねえ、知ってる?」で始まる『豆しば』シリーズの雑学本(主婦と生活社)は、
唐沢著『トンデモ一行知識の世界』(筑摩書房)および
唐沢監修『唐沢俊一の絶対にウケル!!雑学苑DS』(タカラトミー)を
今も「参考文献」に挙げているのです。

アンタッチャブル柴田のコントの人物ならガセビアも笑って済ませるんですが。

kensyouhankensyouhan 2011/01/19 00:21 コメントありがとうございます。

>ロン・ジェレミーさん
自分もボブ・ウッドワードじゃないですが。

>食人族さん
かつて「オタクアミーゴス」でもB級映画について語っていたのですが、本編を見ずにジャケットだけを見て語っていた疑惑があります。自分もホラーをもっとたくさん観なきゃ…。

>竹熊さん
その節はありがとうございました。
…いやー、挨拶しておけばよかったと思いますけどね。竹熊さんが近づいても「周囲の人物」が神経を病むのかも。

>古賀さん
古賀さんにログを提供していただいたおかげで『検証本VOL.4』を作ることが出来ました。今回の記事でもログを参考にしました。大変助かっています。
まあ、「ひっどーい! あたし、すっごくすっごく傷ついたんだからねーっ!」とか言ってる本人は案外気にしていないものですよ。田村ゆかりの声で脳内再生されましたが。

>桃李庵主人さん
ありがとうございます。
>『豆しば』
ああ、それはいけません。他の雑学本を丸写ししたことでガセビアが広まってしまう「雑学ロンダリング」ですね。