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ウェンディゴ

一般

ウェンディゴ

うぇんでぃご

Wendigo、Windigo、whitiko、wendigo、weetigoなど綴りはさまざま。発音は[WHEN-dee-goe]

カナダ北米に住むクリー族やオジブワ族の神話に伝えられる、森に棲む氷の精霊の名称。

顔は骸骨のようで、巨大な人型をしており、人をさらって食べるとされている。吹雪の中に現れ、ものすごい速さで雪原を駆け巡り、あまりに走るのが速いので、鳥のようだとも考えられた。

ウェンディゴ伝説の信じられているクリー族やオジブワ族の共同体では、自分がウェンディゴへと変貌したと信じ込むウェンディゴ憑き(WINDIGO PSYCHOSIS)なる症例が報告されている。

創作

アルジャーノン・ブラックウッドが中編小説『ウェンディゴ*1に登場させており、1933年にはそれをネタ元にオーガスト・ダーレスクトゥルー神話シリーズに連なる短編小説『風に乗りて歩むもの』*2で邪神イタカ(イタクァ)を創作したことで知られるが、ブラックウッド以前にも、A.H.ルイスが『大鴉の死んだ日』*3の中で、ウェンディゴを登場させている。

また映画では、2001年のラリー・フェセンデン監督作品『チル CHILL』にも登場している。

*1:Algernon Blackwood,"The Wendigo"『ブラックウッド傑作選』創元推理文庫収録

*2:"THE THING THAT WALKED ON THE WIND"青土社クトゥルー4』icon収録

*3荒俣宏編『アメリカ怪談集』河出文庫収録