船乗りサッカレーの怖い話 クリス・プリーストリー著 「哀れな船乗りを助けてくれないか?」 嵐の夜、そう言ってその男 ー サッカレーはやってきた。全身ずぶ濡れで、まるでたった今海から上がってきたみたいに。 薬を買いに出て行った父の帰りを待つ間、謎の男・サッカレーが話す怪談に耳を傾ける”ぼく”と妹のキャシーは、次第に恐ろしくて残酷な海の話の虜になっていく・・。 2025年が始まってまだ2ヵ月ほどですが、早くも今年出会った本の中で「これはめっちゃオススメ!!」と叫びたくなる短編集に出会いました。 『船乗りサッカレーの怖い話』です。 1話完結の短編が11話収録されており、ドラキュラ、幽霊船、かたつむり…