ウィーン生まれの英国の陶芸家(1902-1990)。 シンプルで味わい深く、なおかつ都会的な作風で現在でも多くのファンをもつ。 バーナード・リーチや濱田庄司、三宅一生と交流があったことでも知られる。
陶縁会水墨画クラブの講師、井上昭彦先生の作品です。オリジナルを何枚か分けて戴きました。 戴いた作品の中で、一番、気に入っている作品です。表情が何とも面白い。 12月16日(土)の水墨画クラブの例会、井上先生が久しぶりに教室に顔を出されました。ほぼ三カ月ぶり。体調を崩されていてしばらく休養されていました。大きな荷物を抱えて来られました。先生が今までに和紙、画仙紙に描かれた作品ですが(裏打ちはされてはいません)習作というのでしょうか何枚あるか分からないほど。紙の厚さが15㎝ほどになる作品の束が三つほどありました。「家の整理をしている。捨てるには忍びない。クラブの皆さんがよければ貰って欲しい」と。会…
ハンス・コパー 展―20世紀陶芸の革新 / 乾由明、西田桐子、三浦弘子 / 兵庫陶芸美術館, 滋賀県立陶芸の森 ほか / 2009年 / 275x225mm / 183ページ / ソフトカバー / 8,500円+850円=9,350円 は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp ルーシー・リーをして「真に芸術家」と 言わしめた陶芸作家ハンス・コパー。 "うつわ" を越えて、 純粋なアートに昇華した作品たち。
LUCIE RIE / John Houston / David Cripps / craftscouncil / 1984年2版 / 245×190mm / 92ページ / hardcover / 英文 / 19,800円 は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp 人と人を 繋ぐ本。 三宅一生と ルーシー・リーを 繋いだ本。 「旅の途中、ロンドンはコベントガーデンの、古くて懐かしい感じのする書店でふと目にとまった、一冊の小さな陶磁器の本。私は、そこに今まで知らなかった全く別の世界がある、と直感した。いったいどんな人が、これほど素晴らしい仕事をしているのだろ…
HANS COPER / ハンス・コパー / Tony Birks (トニー・バークス) / 西マーヤ訳 / ヒュース・テン(Hus-10) / 2005年 / 280x220mm / 223ページ / ソフトカバー / 8,800円 は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp 人の身体のようにも 見えますね。 まさに彫刻です。 でも、 陶芸であって、 彼曰く、 実用品なんですって! 花器であったり、 皿であったり、 ポットであったり、 使われるべきモノ。 だから この奇怪なフォルムは 陶芸の可能性の探求に 最もエネルギーを注いだ コパーの 到達点でも あるよ…
やきもの釉薬『溶岩釉』でうつわを焼いてみました。イギリスの陶芸家ルーシー・リー**の作品に多く使われています。この釉薬は焼成の途中にガスが発生し、泡の出方で焼き上がりの器の表情が大きく異なります。 『シリコンカーバイド』の混入 マンガン釉+αにタルクマット釉にシリコンカーバイド タルクマット釉+タルクマット釉にシリコンカーバイド 結果わかったこと 『シリコンカーバイド』の混入 市販のシリコンカーバイドを釉薬に入れると泡が出て硬化し、溶岩の様なテクスチュアがでます。今回はタルクマットの釉薬の分量に対して約5%の量のシリコンカーバイドを混ぜてみました。 釉薬をかなり多めに重ね塗りしてみました。釉薬…
やきものには釉薬の化学反応でユニークな表情や質感を表現できるものがあります。『溶岩釉』と言う釉薬はルーシー・リーが作品の表現に用いたりしています。この釉薬による焼き上がりのうつわの雰囲気は空気の泡の出方で全体の印象は大きく異なります。 溶岩釉とは 釉薬を塗り重ねて酸化焼成で焼く泡の表現 溶岩釉とは 『溶岩釉』市販のシリコンカーバイドを土や釉薬に添加すると空気の泡の様なテクスチュアがでます。市販のシリコンカーバイドを使って濃い釉薬に0.5~4%程度混ぜ合わせると書かれていたが実際はどの程度混ぜるのかは試験を行って希望の質感を出します。 釉薬を刷毛で塗る技法もざらついたテクスチュアやピンホールを発…
どうも最近はライブ中心でドタバタしていたせいか、会期末が迫ってきているのに未訪問の展覧会が諸々たまってしまっていた。そこでこの祭日には姫路と神戸の美術館を梯子することにした。 「ルーシー・リー」姫路市立美術館で12/24まで イギリスを代表する陶芸家で、近年は日本でも非常にファンの多いルーシー・リーの展覧会。 本展では彼女の初期作品から展示されているが、もう最初期から彼女の特徴は作品に現れている。薄手の生地にシンプルで洗練された形態、そして目を惹く鮮やかで華麗な色彩といったところ。日本の陶器などは厚手の生地でぼったりした印象のものが多いが、それとは全く異なる印象の陶器は鮮烈にも感じられる。ある…
せっかくはるばる来たのに欲しいと思うものがないのが口惜しくて、僕はすでに見た棚に戻ってもう一度丹念に背表紙を目で追った。そして、これはと思うものは、棚から出して手にとって目次を読んだり、ページをぱらぱらとめくってみたりもした。けれど、なにも僕を刺激しないのだ。
それは、かれこれと、2年以上も前の出来事であった。決して、その作家が目的ではなかったとある展示会で、思いもかけず僕はルーシー・リーとハンス・コパーに出会ったのだ。 いつものごとく最初に断っておくが、僕は殊更にルーシー・リーについて詳しいわけでも、ハンス・コパーのファンでも、陶芸に精通しているわけでもない。 それでも僕は、ただ自分が見たものを、自分が感じたままに、どうしても伝えたいという思いを捨てられなくて、2年前の出来事をこうしてほじくり返している。
昨日、ルーシー・リー展に行ってきた。場所は中之島の中央公会堂前にある大阪市立東洋陶磁美術館。ひとりの陶芸家の展覧会のために出かけるのは初めてだった。特に陶芸に傾注しているわけではないのだが、以前たまたま目にしたルーシー・リー(1902-1995)を紹介した記事の中の、一枚の線文鉢の写真に目が釘付けになった。その形や色合いを含めたたたずまいには、無条件で僕の感性に強く訴えかける何かがあり、機会があればその作品を見てみたい、と思っていた。 この展覧会は、彼女の創作の軌跡をたどりながら、200点近い作品を時代に沿って見ていく回顧展だ。オーストリアの裕福なユダヤ人家庭に生まれ、ウィーンで創作活動を開始…
「菜種梅雨」というのは、「三月の中旬から4月上旬、菜の花が咲くころの長雨。冷たい雨がしとしと静かに降る」ことを言うそうです。3月26日(火曜日)、久しぶりに次女宅にカミさんと一緒に行きました。朝からザアーザアー降りの大雨、風も強い。お天気の解説でも予報士の方が「菜種梅雨」と言ってましたが、とても「しとしと」どころの雨ではない。レインコートを着ていなかったのでズボンも背負っているリュックもビショビショの状態で次女のマンションに到着しました。 タカトくんとサクトくんに久しぶりのご対面。元気に迎えてくれました。二人とも、一回り大きくなっているような。この日は次女が仕事で外出するので留守番をカミさんに…
1月も最終日となり、2月がもう明日に迫っている。 そう言えば今年は閏年で、2月が29日まである年だったなあ。 東京オリンピックの感動がまだ少し残っているのに、夏になればパリオリンピックが開催されるので、色々な競技の代表が既に決まり始めている。 1月28日(日)まで全日本選手権が開催されていた卓球では男女共にシングルスの代表が決まり、残るはダブルスの代表か!? 女子では世界ランキング16位でスーパー中学生の張本美和(15歳、166㎝)が選ばれるのかなあ? 妹大好きお兄ちゃんの張本智和(20歳、176㎝)も応援コメントを出しているようであるから、選ばれて欲しいところであるが、シングルスの決勝で世界…
1月25日(木)の21時25分頃から時差-14時間の米国・フロリダ州にある「ブラデントン・カントリークラブ(6557ヤード、パー71)」において米国女子ツアー、「LPGAドライブオン選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。 公式サイトによると賞金総額は175万ドル、優勝賞金は26.25万ドルとなって、1ドルを約148.2円とすれば、それぞれ約2億5760万円、約3890万円であった。 国内女子ツアーと比較すれば、これでも安い方ではないが、或る記事によれば昨季のこのツアーにおける賞金総額が1億1800万ドル以上、従って174億9000万円円であり、昨季は4試合であった賞金総額30…
20 CONTACTS 消えない 星々との短い接触原田マハ幻冬舎文庫令和3年8月5日 初版発行*この作品は2019年8月、小社より刊行されたものです。 図書館で 目に入ったので借りてみた。原田マハさんの2019年の作品。 裏の説明には、”ポール・セザンヌ、アンリ・マティス、 バーナード・リーチ、フィセント・ゴッホ、 黒澤明、手塚治虫、 東山魁夷、宮沢賢治・・・・。アートを通じて世界とコンタクトした物故作家 20名に、著者が妄想突撃インタビューを敢行。 いちアートファンとして巨匠たちに向かい合い、その創作の秘密に迫る。 自ら初めて手掛けた展覧会の為書き下ろした格別な創作集。”とある。 本書は、実…
「おばあさん」と呼ばれる年代の、いろんな方が話題になっていて、興味深く読みました。 「来るべき大おばあさん時代」とは、これからおばあさんの人口比率が高くなるはず、という話なのですが、そうか、そうなるか・・・と言われてみるとちょっとびっくりでした。 P9 今の世に目を転じてみれば、人々は皆、「おばあさん」的な存在を希求しているように見えます。おばあさんは、どこまでも優しく、我々を包み込んでくれます。お母さんであれば怒りだすようなことも、おばあさんであれば許してくれるし、いつまでも微笑みを浮かべている。「そのままでいいんだよ」的な、人格全肯定フレーズが乱用される昨今ですが、それは、ああしろこうしろ…
仏手柑は実はちゃんと見たことがありません。 少し変わった瓶はルーシー・リーの作品を写したもの。2010年に描いた絵です。
5月25日(木)0時から時差-16時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-17時間)の米国ネバダ州にある「シャドークリークGC(6804ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」が5日間の日程で開催され、その第2日目が終わっている。 公式サイトによると賞金総額は150万ドルとなっており、1ドルを約139.8円とすれば、これは約2億970万円となる。 蛇足ではあるが、ここ数日ドルが目に見えて上がっており、海外との取引をしている人には緊張感が走っているようだ。 私はそれを興味深く見ている方だけどね。 それはまあともかく、3日間に亘る予選ラウンドで…