
円周に沿って螺旋状に刻まれる記録溝に凹凸の音声信号を記録したメディアの一種で、基本的に回転数とレコード径でSP、LP、EPの三種に大別される。
音声の再生にはレコード・プレイヤーを用いる。ピックアップには主にレコード針が使われるが、レーザー光線を利用した非接触型プレーヤーもある。
レコードの回転とともに、そのレコードに刻まれた溝の凹凸の振動が機械的に音声に変換されてスピーカーから再生される。
レコード盤の材質には主に塩化ビニールが使われているが、プラスチックや焼き物、ガラスなど様々な種類があり、質の悪いSP盤は落とすと割れた事から、「レコードは落とすと割れる」との誤解を生んだ。
録音はアナログなのでCDの様に不可聴域を間引きしていない分、音質に優れ、きちんとした設備で再生すればCDの音質をはるかに凌ぐ。そのため根強いファンがいて、高級な再生装置はオーディオファンに今でもよく売れている。
語源は記録するという意味を持つ英語の「Record」から。