神道、陰陽道
※簡潔な説明にするため、「精霊」で神霊や御霊などを統一しています
「代」は「代わり」
「依」は精霊が憑くこと
つまり精霊が依り憑く(よりつく)ものや場所などのこと
自然崇拝が起源とされており、モノや場所に拘らない
人や人形。古い石や岩、樹木。使い込まれた道具。山や川、海。などなど
人が霊威(霊異)を感じたとされるものは依代となる
人を助けることもあれば、災いを為すこともある
依り代を無数に擁した領域や、自然環境そのもの。
神籬(ひもろぎ)
神籬(ひもろぎ)は神社や神棚から離れて祭りを行うときの臨時の依り代のこと
地鎮祭のように結界で神域を作り出すこともあれば、その地の巨木や巨岩(磐座)を依り代と見立てることも。
磐座(いわくら)
主に巨岩を依り代とする信仰で、他に森や山、海、気象など
長く生きた動物や、長く使われた道具に精霊が依り付き、霊位を得たもの
依巫(よりまし)
精霊が依り付きやすい子供のこと
または精霊を依り付かせるための子供のこと
子供は精霊が依り付きやすいとされた
神道の儀式で稚児を扱うのはこのため
主な依り代
- 富士山
- 殺生石
- 川≒洪水(水神)
- シャーマン
- 巫女や神職
- 人形(ひとがた)
- 神輿(みこし)、山車(だし)
- 楽器