黄斑変性

一般

黄斑変性

おうはんへんせい

 網膜の央部で光を認識し、視覚反応につなげる最も重要な部位が黄斑。この部位が発症すると、ものが歪みや二重に見える現象等の視覚障害失明リスクを生ずる。

 黄斑変性は、視覚細胞の脂質部分の酸化劣化により、細胞内への酸素等の栄養素の搬入経路が機能しなくなった為に、視覚細胞が壊死して生ずる説が一般的で、目に限らない一般的な活性酸素による健康障害と同じ理屈で発症前の予防、発症後の治療が論じられる。

 つまり、目が活性酸素の害を受けにくい生活であり、酸化しやすい脂肪酸摂取を控えた食生活だが、近年のスマートフォンの流布によりモバイル画面からの青色光害が急拡大している。ただでさえ小さい画面を凝視する姿勢を長時間続ける習慣に加え、この青色光が網膜黄斑で活性酸素を発生させる影響が極めて強いからである。

 こうしたモバイル機器の長時間凝視による視力劣化は容易に予想され、従来からの長年の酸化裂傷の蓄積による高齢者の黄斑変性に比べ中年層の黄斑変性、強いては若年層の同病発症まで危惧する向きもある。但し、若年層の同病発症の報告は未だ見当たらない。現在ではミドル以降のモバイル機器多用による同病発症の早まりにのみ限定すべきか。

 黄斑の健全性は同部位に集まりやすいルテインの10mg/日前後の口径摂取が効用があるとされる。ルテインは分子中に黄、橙系の色素基を持ち、この部位で青色光を遮断し、黄斑に青色光を入れさせないため活性酸素が生じない。青色光が入ると活性酸素の害が生じる。黄、橙光は青色光を跳ね返すのである。

 更にルテインは色素基以外のカロテノイド共通の基の働きとして活性酸素除去の作用も持つ、青色光侵入以外の活性酸素の害、例えば何らかの攻撃因子と対する白血球による活性酸素発生、糖質依存生活者が摂取した大量のブドウ糖の網膜への流入の際の活性酸素発生など、の際にカロテノイド基が活性酸素を封じ込める反応を起こすため、視細胞酸化されずに保たれる、

 黄斑でのこのルテイン選択的な青色光遮断力、カロテノイドとしての抗酸化力は極めて強く、以前から信頼できる臨床結果も多い。、今後も同栄養素摂取が黄斑変性の恒常的な予防や症状の改善の必策とされるであろう。