スマートフォン用の表示で見る

高速増殖炉

サイエンス

高速増殖炉

こうそくぞうしょくろ

[英] Fast Breeder Reactor (略称FBR

高速増殖炉は、高速炉*1のうち、核分裂によって消費されるプルトニウムより、燃料となるウラン238から生成されるプルトニウムのほうが多くなる炉のこと。反応速度は速くはない。

冷却材として液体金属(ナトリウムなど)を使用する。おもな理由は軽水炉で使用する「水」を使用するとそれが減速材となり、高速中性子が熱中性子となってしまうからである。

238U(安定元素)を炉の中に置き中性子を吸収させて239Pu(放射性元素)に変え、核燃料の増殖を同時に行う。

1995年12月にナトリウム漏れ事故を起こした「もんじゅ」が有名。

もんじゅ」は2010年5月に14年半ぶりに運転再開するも3ヶ月後に炉内中継装置という装置が原子炉の容器内に落下、

稼働も停止もできない状態が続いている。

関連:

原子炉原子力発電プルトニウムウラニウム(ウラン)、ナトリウム中性子

*1:他の原子炉が遅い中性子(熱中性子)を使用するのに対し、核分裂で生じた速い中性子(高速中性子)をそのまま使用する炉のこと