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杉下右京

(テレビ)
すぎしたうきょう

ドラマ『相棒〜警視庁ふたりだけの特命係』の主人公の警部。水谷豊が演じている。ちなみに、炎神戦隊ゴーオンジャー第28話に登場する、警視庁特犯係・柏木左京はこの警部のパクリキャラ。

所属と階級は、警視庁捜査一課特命係・警部。部下の亀山薫や元妻の宮部たまきからは「右京さん」、トリオ・ザ・捜一の伊丹らからは「警部殿」と呼ばれている。甲斐享からは「杉下さん」と呼ばれる。

遠縁の親戚に、アメリカで写真家として暮らしている杉下はな(原沙知恵)がいる。ハーバード大学大学院に在籍し、頭脳明晰な才媛。かつて、右京は彼女の家庭教師をしたこともあった。顔を合わせるたび、親戚の血筋のことで言い合いとなる。

東京大学卒業後イギリスに留学し、帰国後に警視庁に入庁。留学経験が、英国紳士を思わせる雰囲気があるゆえんである。

警視庁捜査二課のエリートでありながら、エリートコースをはずれ『特命係』へ。小野田公顕官房長とは深い因縁があり、特命係の謎もそこにあると言われる。*1

性格は実にマイペースゆえに、「変人警部」扱いされるのは慣れている。普段は淡々とした口調で話すが、身勝手な犯人や容疑者などに対しては、身を震わせて怒りの説教をすることもある。(「恥を知りなさい!」「つべこべ言わずに答えなさい!」など)

口癖は「はいぃ?」「いけませんねぇ」「〜なのが僕の悪い癖」「あともう一つだけ」「僕としたことが」「おやおや?」など。断片的な情報からの推理力、観察力等は捜査一課の捜査員を軽く超える。中学校時代から、奇抜なミステリー小説を同人誌に投稿するなど天才の片鱗をうかがわせていた。

窓際部署の特命係は人材の墓場と呼ばれ、過去に7人の者が杉下の元を去った。(亀山薫で8人目)特命係の杉下右京と相棒の亀山薫の二人がSeason1から7まで物語を展開してきた。

Season7になってから、製作者側から亀山の今後についても示唆されていた。バイオテロ事件の解決で亀山とのコンビは最後となる。小料理屋『花の里』*2の女将・宮部たまき(高樹沙耶)とは元夫婦の関係だが、亀山夫妻同様、右京の行きつけの店となっている。たまきの何気ない一言が、右京に事件解決のヒントをもたらすこともある。

紅茶をこよなく愛し、リーフから淹れるこだわりがある。職場のコーヒーメーカーは、角田課長らが使っている。人気女性パーソナリティ・伊沢ローラ(清水美紗)の美声も紅茶の銘柄に例えるほどの入れ込みようである。ポットを高く掲げながら、お湯を注ぐしぐさがよく見られる。

警視庁にもかかわらず、大音量でクラシック音楽を聞きながら紅茶を楽しむという粋人ぶりも見せる。意外なところで好奇心が旺盛で、葉巻にも挑戦したりもする。そのおかげで事件解決にこぎつけることも出来た。

落語が好きで、鑑識課の米沢守とは落語のCDを貸しあう仲でもある。情報提供の見返りに、右京が春風亭昇太独演会のチケットを渡したほど。

2009年1月、相棒の元旦スペシャルで、法務省の姉川(田畑智子)とコンビを組んだ。Season 8より及川光博演じる神戸尊が9人目の相棒となる。(2009年3月18日・Season 7最終回スペシャルで初登場)

10人目の相棒

杉下右京の部下で長く続いた名前の法則として、すべて「か」で始まり「る」で終わる人間だった。亀山薫、神戸尊、甲斐亨のように。ちなみにこれに触れたのは角田係長たちである。

相棒elevenでは、香港の日本領事館での殺人事件をきっかけに、甲斐亨*3と杉下右京が出会うようになる。カイトは某警察署地域課の警官だったが、事件解決後に杉下右京が警察庁ナンバー2でカイトの父・甲斐峯明(石坂浩二)に直談判して、特命係への配置をお願いすることにした。

カイトとのコンビで、右京がたびたび叱責しては彼を取り押さえる場面も見られたが、関係が出来てくると二人で仮説を立てて事件の真相を暴きだす描写も見えるようになった。天下りバーターなどの解明も彼らによるものだが、その活躍をしり目にカイトの父は快く思っていなかった。

相棒 elevenの最終話では、カイトを「僕のメガネのかけ違いではありませんでした」と称賛する一方で、彼の父には「彼は警察官に必要なものをすでに持っていると思います」と断言する場面もあった。

相棒 Classical Collection=杉下右京 愛好クラシック作品集=【HQCD】

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*1:元々は「緊急対策特命係」の作戦参謀として右京が着任したが、立てこもり事件で、判断ミスによって人質が死んだ責任を右京にかぶせた。小野田はその事実を隠すために、特命係を人材の墓場の部署に仕立てた。これが原因で、かつての部下・石嶺(森本レオ)に右京が狙撃されることになる。

*2:現在はたまきが世界放浪の旅に出ているために、右京の勧めで月本幸子(鈴木杏樹)が女将として切り盛りしている

*3:あだ名はカイト。「かいとおる」を縮めたことから、先輩方からそう呼ばれるようになった

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