発電所から変電所まで電気を送ること。送電は発電所から変電所、変電所から変電所へと電気送ることを指し、最終の変電所(配電変電所)から電柱などによって各需要家に電気を送る配電と区別される。
電圧は通常50万ボルトから1万ボルト前後までの電圧が使われるが、最近は100万ボルトによる送電も東京電力で始まっている。電圧の記述は通常KV(キロボルト)が使われる。
送電電圧は電力会社によって異なっているが、東京電力の場合送電電圧は1000KV・500KV・275KV・154KV・66KV・22KVが使われており1000KVから275KVまでは基幹送電経路で使用され、154KVから22KVまでが変電所間で使用される。22KVは工場や鉄道など特定需要家向けに使用されていることも多い。
配電変電所では電圧を6600ボルトに落とし電柱などで配電し、一般家庭へは柱上トランスで200ボルトから100ボルトへ降圧して供給する。
送電の方法としては鉄塔などを使い空中を送電する架空送電のほか、地中ケーブルを使った地中送電、水中ケーブルによる水中送電がある。都市部においては地中化が進んでいる。