この前に変化について書きました。そのベースは、日本は競争にどのように勝ち抜いていくかという価値観がベースにありました。しかし、今日は原点に戻って少し考えてみたいと思います。 日本の向かう方向はどこなのでしょうか。少子高齢化が与えるネガティブな影響はどんどん大きくなっています。それを止めようとする政策議論は進み、既に多様な施策が取られています。今の子育て世代は僕らの時代に比してはるかに恵まれています。それでも少子化はまったく止まる様子がありません。私たちは、それを止める前提で将来を考えています。だから、成長を続けるために必要な労働力が確保できる前提で、競争を続けるという価値観から抜けられません。…