瀬戸の自動車学校前の信号のすぐ東に、紺屋田地蔵が祀られている。『瀬戸ところどころ今昔物語』には「この地蔵尊は池で投身自殺したもののために、その霊を慰めるとともに、自殺防止を祈って建てられたものである。」と書かれている。この池とは紺屋田池だ。 自動車学校の前はここに紺屋田池という池があった。戦後自動車の普及が始まると、昭和30年に池を埋め立てて手作業でコースをつくった。瀬戸の人々は自動車を持ち込み練習し、平針でテストを受け免許証を取ったのだろう。 当然未舗装で砂利道だったという。瀬戸自動車検査練習場として開かれ、39年に瀬戸自動車学校になる。 写真集『瀬戸市いまむかし』には、「・・・使用した車は…