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斎藤緑雨

(読書)
さいとうりょくう

明治の文学者。

東京府中学(現・日比谷高校)卒、明治法律学校(現・明治大学)卒。

1867年に現在の三重県鈴鹿市に生まれ、9歳の時に親の転勤にともない上京。

その後は大半を現在の東京都墨田区で過ごし、1904年に同所で逝去。享年37歳。

パロディ批評で脚光を浴び文壇に登場。

創作作家として『油地獄』『かくれんぼ』なども著しつつ、幸田露伴、森鴎外とともに「三人冗語」としても活躍。

この合作批評によって大きく世に出た樋口一葉とは、彼女が亡くなってからの家族の世話を請け負うほど親交があったという。

正直正太夫をはじめ、江東みどり、登仙坊など別名多数。

露伴がつけたという戒名は「春暁院緑雨醒客」

鋭い批評眼に富み、当時の文壇仲間からは「怖いものは無名の菌と正直正太夫」と評されていたらしい。

晩年のアフォリズム(警句集)でも、その機知に富んだ批評眼がおおいに発揮されている。

押井守作「イノセンス」にて緑雨の言葉が比較的多く引用されたのが記憶に新しい。

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