我々は「情報大爆発時代」を生きている、らしい。 これは、マスメディアの発達やインターネットの普及・高速化・モバイル化によって、人々が入手できる情報の量が急増している現象を指している。 デジタルネイティブ世代より古い私には、実際の体験からこういう感覚はたしかに存在する。 この言葉を私がよく耳にするようになったのは、おそらく2008年くらいだったと記憶している。 当時、私は広告代理店で勤務していたのだが、広告業界においてこの言葉は、「消費者の目の前を流れる情報量は激増しているけれど、受け取って消費できる情報量はそれほど増えてないから、広告が情報の山に埋もれずに受け取ってもらえるように、これからもっ…